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本日、ノベルワークスは5期目を迎えました。【軌跡と これから】

2020年4月21日、本日、株式会社ノベルワークスは5期目を迎えました。

クラウドってなんぞや?から始まり、何のツテもない中、ただがむしゃらに、でも戦略的に突っ走ってきたこの4年間。

経産省のデータによると「起業後3年での生存率は約50%、5年での生存率は約40%」といわれる中、なんとか5期目を迎えることができました。

今回は、改めて4年間のノベルワークスを振り返ってみたいと思います。

●設立0年目

・満村聡という男
代表の満村は、当初は大手Sierのフリーランスエンジニアとしてシステム開発をしていました。
ある日、納品したシステムに対してユーザーから直接声を聞く機会がありました。
「この機能、どの事業部でもまったく使ってません」

幾度となく感じていた「もっとユーザーの声を直接聞いて開発したい」この想いが一気に爆発した瞬間でした。
「お客様にとってメリットにならないこと、不必要なシステムであること、自分の想いをちゃんとお客様に伝えることができる距離で仕事がしたい。」
これが起業のきっかけとなります。

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↑代表満村の名刺

《支援すべきは中小企業》
また、社内では上司からの圧力で日に日に目が死んでゆく若者たちがそこにはいました。
「人生の1/2を費やす仕事という時間をどうにかして「楽しい!」と感じられないものか・・・。」

スポーツ一筋で生きてきた満村は、チームで目標達成する楽しさを誰よりも知っていました。
人生において仲間と苦しみや楽しみを分かち合い、仲間と一緒に何かを成し遂げる達成感が人生最高の時間だと知っていたからです。

スポーツも仕事も同じ。がむしゃらに努力し、高い目標を達成したときの肯定感や幸福感。
その楽しさを知らずに人生を過ごしてきた人があまりにも多すぎる。その楽しさを誰よりも享受された私には、知らない人に伝える義務がある!

そこから一念発起し、真のシステム屋 になるべく2015年に「株式会社ノベルワークス」を設立する事となりました。


●設立1年目

【掲げる想い】

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~ITで創ろう、新しい仕組 ITで変えよう、社会の流れ~
ITで、社会に役立つ仕組を作ること。仕組によって新しい流れを作ること。新しい流れが新しい幸せを生み出すこと。
「IT企業としてどのように社会に貢献できるのか?」について、ずっとずっと考え続けました。
この問いに対する一つの答えが「システムで社会を変えるシステム会社になる」でした。
「世のため」「人のため」になる システム屋を作る。
仕事の価値は「誰かに生業を通して価値をもたらし幸せにする」こと。
仕事で人様や世の役に立てば、こんなに楽しいことはない。
私達に関係するお客様、組織の仲間、そのご家族まで、システムを通して「ハッピー」を提供することが私達の゙最大のミッショ ンです。 

そんな想いを掲げ、株式会社ノベルワークスは誕生しました。

弊社はクラウドサービスを利用した業務システム開発や導入コンサルティングを行っています。

株式会社ノベルワークス:https://www.novelworks.jp/


これからの世界はクラウドが変える!
色々なクラウドサービスを調べている中で、サイボウズ社と出会いました。
販促会に参加した際、代表の青野社長の考え方、サイボウズの会社の取り組みに共感し、サイボウズ社が提供しているクラウド業務システムサービス「kintone」の導入支援事業者を業務内容とし、活動をはじめました。

満村自身エンジニアでしたが、クラウド界隈では全くの素人同然。
当然コネもツテもなく、全くの0からスタート。だた熱意だけは誰にも負けません。

必死に勉強し、kintone cafe大阪など、色んなコミュニケーションに参加し、数は少ないもののコミュニティーから少しずつ相談を頂いていました。

設立当初は満村と、副業のアルバイトメンバー4人。
日中帯に顧客対応を行い、開発を夜間にアルバイトメンバーと行うという、寝る間もない地獄の1年間だったそうです。

●設立2年目

・新たなメンバーの参入
地道な営業活動のお陰で、徐々に案件が増えてきます。
流石に1人に限界を感じることもあり、知人に相談した結果、当初アルバイトという形で1名(下村:私)が加わります。

下村は元々webデザイナーとコーダーをやっていた事もあり、その経験を活かし初の紙の会社概要と、まともなホームページ(笑)が誕生します。
受託案件も徐々に増えてきたのをきっかけに、日中帯で作業できるように開発メンバーが1名加わります。

・自社サービスへのこだわり
開発メンバーが加わったことで、ここで一つの目標としていた「自社サービス」の開発を手掛けます。
ノベルワークスの最終目標は「自社サービスで、より良い社会の仕組を作る」こと。

受託開発といわれる、お客様の課題をプログラムで解決することも一つのミッションですが、それでは、解決できる課題に数が限られます。
そこで、受託開発での売上を資金に、自社サービスの開発で万人を救うことが一つの目標でした。

まずはスモールスタートということで、kintoneのプラグインにてサービスを提供することにしました。
初めて作成したサービスは「kintone サブテーブルインポートプラグイン」です。
このプラグインは、当時kintoneはサブテーブルフィールドのデータインポートができなかったため、データ移行時に苦労した経験から、少しでも同じ悩みの人の助けになれば、という想いでプラグイン化されました。

・展示会に出店
また、kintoneの研修事業「cloud university(当時はkintone university)」もこの当時から参加し、研修事業を行っていました。
そのつながりで、この年にCybozuDaysというサイボウズ主催の販促会に出店します。
自社サービスでの出店にはならなかったものの、ビジネスとして一歩ずつ確かに歩めているのが実感でき、とても刺激的な展示会でした。
また、初めてkintone hiveというkintoneの開発技術力を発表する大きな場で登壇する機会もいただけました。

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●設立3年目

・サイボウズの正式パートナーに
3年目にして、サイボウズの正式パートナーに。
パートナー自体は申請すればなれるらしいのですが、いまひとつメリットが感じられず見送っていましたが、サイボウズから「是非とも」とお声がけいただき、Siパートナーになりました。

・地獄の技術者派遣(SES)
この頃からSES案件が動き出します。
売上が傾いたこともあり、満村自身が客先に出向することになります。
業務内容自体は大したことないのですが、炎上プロジェクトだったため、鎮火部隊として投入されます。(自ら渦中に飛び込みました)
打合わせのため久々に合流した満村のゲッソリした様子には驚きました。
また、プロジェクトが鎮火した頃合いで下村とバトンタッチします。

・補助金案件スタート
ノベルが補助金事業者として登録したのはこの年からです。
IT導補助金という、クラウドシステムの導入に対し、国から補助金が支給される制度で、kintoneと補助金を組み合わせ、資金面で課題を抱える中小企業にシステムとセットでの提案を開始しました。

・様々なkintoneプラグインの誕生
自社サービスとして、この歳から様々なkintoneプラグインが誕生します。
中でもイチオシが、Aiサービスを利用した「Ai名刺解析プラグイン」です。
このプラグインは、OCR解析とGoogle,MicrosoftのAiサービスを利用し、読み取った名刺情報から指名や住所、電話番号を判別し登録するサービスです。

名刺解析_600_400

このようなkintoneプラグインサービスをもって、この年もCybozuDaysに、ノベルワークスとして自社サービスをもって出店しました。
また満村がkintone hiveに昨今のAi技術を題材とし登壇しました。

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・リクシェア開発がスタート

リクシェアメインビジュアルver1

様々なkintoneプラグインを開発し、お客様より相談を頂いている中、ふと相談内容に共通点がいくつもある事に気づきます。
1社より開発費用を頂くと会社的には儲かるので嬉しいのですが、ご相談頂くお客様側からするとなかなかの予算になってしまいます。資金難でシステム化に踏み出せない中小企業を支援したい、「「世のため」「人のため」になる システム屋」のモットーが実現できない。
そこで、ユーザーの課題を共有し、開発費用の負担なくその課題をレベリングシェアという形で利用できる新しいSiサービスプラットフォームとして「リクシェア」のサービス開発に着手します。

・みせるばやおとの出会い
サイボウズからの紹介で、八尾市の方々から相談があると連絡が。
八尾の課題解決のためナレッジシェアを行う事業に協力してほしい、との事でした。
その名も「みせるばやお
まず会員同士をつなぐポータルサイトの構築でkintoneを導入し、必要なアプリの開発や導入の支援を行いました。
また、みせるばやおの取り組みとしてIT道場の開催や、みせるばんぱくの開催など、様々な活動を行っています。

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・新たな仲間との出会い
この年から、新たなバックオフィスメンバーの加入、開発メンバーの増加など、人数がぐっと増えました。
ただ人数が増えたことにより、組織に対する想いの違いや、熱意のムラなど、人事面での苦労も同時に増えたと感じる年でした。

この年は、様々な人との出会い、きっかけに溢れる1年でした。

●設立4年目

・徐々に知名度が上がってくるのを感じる
自社サービスであるkintoneプラグインですが、リリースした当初はほとんどダウンロードもなく、まだまだ知名度がないなあと感じる日々でしたが、4年目にしてダウンロードも増え、パートナー先から展示会やセミナー共催のお誘いが増えました。
また、プラグインの利用者も多くなり、受託開発案件の数もぐっと増えてきました。

・ガル助の誕生

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kintoneのプラグインでGoogleカレンダーとの連携サービスを出していましたが、そのつながりもあり、Cybozu社より「Garoonの連携サービスも出さないか」との相談がありました。
弊社にとっては新たな知見と、新たなSiサービスへの参入というまたとないチャンス。
2つ返事でガル助の開発に着手し、年末にリリースを迎えます。

・Chobiitの誕生

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こちらはkintoneの連携サービスです。
とある会社から行政の災害支援対策として、「住民からの声をkintoneに登録し管理できる仕組みがほしい」との相談がありました。
kintoneは(当たり前なのですが)アカウントがないとデータの閲覧や登録ができないため、人数が特定できない場合の利用に課題がありました。
この相談がきっかけとなり、kintoneのデータを外部から操作するサービス”Chobiit for kintone”が誕生することになります。

・サイボウズより表彰
これらの活動が実を結んだのか、サイボウズ社よりSi賞を受賞することができました。

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●これからのノベルワークス

・目指す組織像
今までがむしゃらに突っ走ってきた分、各担当者が日々の業務に追われ、組織であるべき「チームワーク」が薄れていると感じます。
仕事は一人で行うものではなく、チームのメンバーと支え合い、切磋琢磨し成長しあっていくものです。

なので、5期目からは、この「チーム」を意識し、より結束力の強い組織になるよう、コミュニケーションを重視した働き方が出来るよう、組織改革を行います。

・音声で新たな世界を作る
音声技術を活かし、Aiと組み合わせた新たなサービス開発に取り組みます。

スマホやパソコンが操作できない高齢者、身体障害者など、本当の意味でのバリアフリーが実現できるのが音声です。
音声は、スマートフォンに変わる次のインターフェイスとして、あらゆるシーンで音声がなくてはならない時代へ進むと考えています。
今やらずにいつやるの?そんな絶好の参入タイミングだと考えています。



無事5年目を迎えられたのも、また会社として大きく成長できたのも、皆様の協力・支え・ご支援のお陰です。感謝しかありません。
沢山の人に支えられ、ここまで来れた4年間。
これからは、恩返しする5年間にしていきます。

遊びも仕事も、全力で。これからもよろしくお願いします。

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ノベルワークスという素敵な会社を作ってくれた満村社長
会社を支えてくれるメンバー(過去の仲間たち)
応援してくれる方々
全ての人たちに感謝を込めて。
2020年4月21日



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