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次男の反抗期、そして北風と太陽

オバハンの着ぐるみを着た小学生と言われる私の日常エッセイ

うちの子、4番目が19歳だから、上の3人はええ大人なんですが。
子育てしてた頃の笑かす光景を思い出した。
ちょっと聞いてくれる?
現在20代後半に突入しとる次男が思春期真っ只中だった頃。

矛盾を鋭く突いて、理屈っぽく攻撃してくる長男とは対照的で、
次男は口ベタだった。
ゆえに、奴(次男)の思春期は苛立ちから
物に当たる傾向が強かった。

捨てゼリフを吐き、
リビングのドアに八つ当たりして思い切りバーン!
と、閉めて自室に駆け込むのがあの頃の次男の恒例の行動。
だが!
私はおっさん声の息子が声を荒げて物に当たったからと言って、
ショックでオヨヨとなるオカンではないのだよ。

何しとんねんっ!待てや、ゴルアァァァッーッ!

と階段を駆け上がり追いかける私。
だがバスケ部の次男に追いつかずあいつは自室に無事避難。
さらに自室で物に当たってやがる。

私:「物に当たんなーっ、ボケェっ!!出て来んかいっ!」
ドガッ!ドゴッ!!← 次男の部屋のドアを蹴る私

 …冷静に考えれば私は次男と同レベルである。

そこへ父ちゃん(夫)が、ゆっくり私に近づき
ポンポンッと私の肩をたたきながら
まるで幼稚園児に言い聞かせる様な話し方で

父ちゃん(夫):「北風と太陽って話があるやろ?
な?北風さんじゃアカンで。

数秒後、あたしゃ床にヘタって笑いました。 


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