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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2021年11月の記事一覧

守中高明『浄土の哲学/念仏・衆生・大慈悲心』/「守中高明インタビュー 念仏とは〈…

☆mediopos-2571  2021.11.30 守中高明ははじめ現代詩人として (『現代詩文庫157』思潮社1…

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2年前
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「インタビュー 松波太郎「コトバのカラダにハリを打つ」」 ( 佐々木敦 (編集)「文学…

☆mediopos-2570  2021.11.29 佐々木敦編集「文学ムック ことばと」の vol.4の特集は「こ…

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山本 健人『すばらしい人体』/福井 栄一『解體珍書』/アーノルド ミンデル『シャー…

☆mediopos-2569  2021.11.28 科学的にだけ解明されようとする人体には なにかが欠けている…

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石井光太「言葉を失った少年たち/どん底からの国語力再生」

☆mediopos-2568  2021.11.27 最初に引用してある 殺人を犯した少年Aと裁判官のやりとり …

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2年前
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滑川英達『魔術的音楽のために/魂の宿す声、音に宿る神秘』

☆mediopos-2567  2021.11.26 音楽について考えることは 宇宙を考えることにつながる おそ…

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2年前
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田中 淳夫『虚構の森』

☆mediopos-2566  2021.11.25 「常識」は「世論」をつくるが 「常識」そのものが間違ってい…

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佐々木 雄大『極限の思想 バタイユ/エコノミーと贈与』

☆mediopos-2565  2021.11.24 現代では「エコノミー」といえば 経済を意味するものとして捉えられているが それは近代以降のことである 「エコノミー」の起源は 古代ギリシアの「オイコノミア」にまで溯れ 家を富ませるための家政の技術のことだったが ストア派の哲学者は 宇宙を秩序づける根源的な働きとしてとらえるようになり さらにキリスト教神学へと移入され スコラ哲学のトマス・アクィナスはそれを 神による世界統治の様態としてとらえるようになる やがて一八

村瀬孝夫と伊藤亜紗の往復書簡「ぼけと利他」 第28回 心ここにあらず(伊藤亜紗)(…

☆mediopos-2564  2021.11.23 20世紀以降の西洋哲学では 一元論的な考え方が主流だが (二…

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2年前
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吉増 剛造『詩とは何か』

☆mediopos-2563  2021.11.22 詩というのは 時間のような存在だ アウグスティヌスが『告白…

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漫画家・五十嵐大介ロングインタビュー 「見えない世界の歩き方」 (Coyote No.75 …

☆mediopos-2562  2021.11.21 五十嵐大介と宮沢賢治は 見えない世界を歩いていた 考えると…

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2年前
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山田 孝之『朗読CD付き詩集 心に憧れた頭の男』

☆mediopos-2561  2021.11.20 役者の山田孝之は どこか得体の知れないところがあるが 声の…

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カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』・中村元『龍樹』

☆mediopos-2560  2021.11.19 量子論と東洋思想といえば 思い出すのは吉福伸逸・田中三彦訳…

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碧海寿広『考える親鸞/「私は間違っている」から始まる思想』

☆mediopos-2559  2021.11.18 本書では特に近代以降 清沢満之から三木清・吉本隆明・鶴見俊…

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2年前
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大橋 良介『〈芸道〉の生成 世阿弥と利休』

☆mediopos-2558  2021.11.17 遊ぶといえば ヨハン・ホイジンガの 『ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)』を思いだすが 世阿弥の『風姿花伝』では 「天の岩戸」の物語における「御遊び」が 申楽の始めだと述べられているように 神々もまた人間も 「遊び」あっての存在である では「芸能」「遊芸」にとっての 「あそぶ」というのはなにを意味するのだろう 本書では「世阿弥」と「利休」をめぐって 芸術と政治権力の矛盾に満ちた「共生」が そして「共生」ゆえの「非共生」が