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2023年5月の本棚

5月に読んだマンガをまとめました。



うめともものふつうの暮らし 1~6 / 藤沢カミヤ(竹書房)

竹書房のWEBコミックサイト「ストーリアダッシュ」にて更新中の猫っぽい姉妹うめももの和やかな「ふつうの暮らし」を描いた作品。

『家が好きな人』の井田千秋先生とコラボ漫画掲載ということで、この度遅ればせながら6巻まとめて読みました。大正解すぎました。恋愛ものやギャグもの以外で、読んでいる最中にこんなにも終始口元が緩むことなんて今までなかったです。全ページ余す所なく微笑ましい。

表紙の右端に「EAT・SLEEP・PLAY・LIFE」とある通り、食って寝て遊んで生きていく。もう実質人間讃歌と言っても過言ではない作品でした。


かわいすぎる人よ! 1 / 綿野マイコ(KADOKAWA)

自身の外見に自信が持てない素朴な女の子・メイは、亡き母の弟=叔父さんの史郎と一緒に暮らしている。メイは容姿端麗なイケメンのおじさんを羨ましく思うが、史郎はそんな姪っ子が可愛くて可愛くて仕方ない。仲良しな二人が紡ぐ温かくて愛おしい毎日。

メイちゃんがとにかくキュートで素敵な女の子。日常のちょっとピリッとするようなシーンでも彼女の持つ優しい気持ちが周りを柔らかく伝染していきます。こんな人になりたい。


わたしの夢が覚めるまで / ながしまひろみ(KADOKAWA)

38歳独身の主人公・そのさんは近頃どうにも眠りが浅い。そして度々不思議な夢を見る。その中には、今の自分と同じ歳の時に亡くなった叔母・さきが出てきてそっと語りかけてくる。 叔母は生前何を思い、どう生きたのか。夢は何を暗示しているのかーー。自分だけが知る夢の世界が、忙しなく過ぎてゆく現実の日々を支えてくれる。

イラストレーターのながしまひろみさんがダ・ヴィンチWebで集中連載されていた作品。中々眠れない夜を過ごすことや、変な夢を見ることが多い今日この頃なので、なんだか救われた気持ちになりました。価格は少し高いですが、何か琴線に触れたなら購読して間違いはない一冊です。


砂の都 / 町田洋(講談社)

町田洋先生初の連載作。うつ病による休止を乗り越えて(乗り越えたかどうかは知らない)待望の書籍化。人の記憶が砂の建物となって連なり、島ごと移動を続ける不思議な孤島を舞台に、主人公の青年が、とある少女と出会ったところから物語は始まる。

トーチwebで公開されたエッセイ『船場センタービルの漫画』以来の読了。詩的で儚い唯一無二の作品を、また味わうことができて良かった。きっと紙で読んだ方がいいけど、見開きのページなんかは電子の方が広がりを感じられて◎です。


日食ステレオサウンド / 町田洋(講談社)

『砂の都』単行本化記念で単話販売された紙雑誌デビュー読切作過去に一度だけ名作を残したきり、他人との関わりを絶った小説家の老人と、彼と出会った絵描きの青年の話

初めて読んだけど、これまた実に良かった。本当に良かった。「寂しさを抱きしめろ」って感じだった(?)


みちかとまり 1 / 田島列島(講談社)

小学生のまりが竹やぶの中で出会った女の子・みちかは、まりと”姿”を交換したり、いじめっ子の記憶を食べたり、異界への行き方を知っていたり、何もかも不思議な存在。

『子供はわかってあげない』『水は海に向かって流れる』で知られる田島列島先生が贈る、ちょっとグロくてうっかり神話なガールミーツガールジュブナイル。相変わらず軽いのに重くて最高でした。

“竹やぶに生えてた子供を神様にするか人間にするか決めるのは最初に見つけた人間なんだよ”。これだけで面白そうじゃないですか。

「永遠の超新星」という二つ名、好きです。


ハイパーインフレーション 6 完結 / 住吉九(集英社)

醜くも美しい偽札を巡る痛快ハッタリ漫画完結。最後までドンデン返しの連続で「同じ番号の偽札しか生み出せない」というルークの能力だけで、ここまで物語を膨らませて、ちゃんと閉じられるとは。

経済や偽札製造の知識も学べて、とても6巻完結とは思えない濃密な内容でした。言葉では上手く説明ができないので、とにかく読んでほしいとしか言えない。そしてグレシャムというキャラクター造形の秀逸さを語りたい。

1巻のカバー折り返しの住吉九先生のコメントをいまだに気に入っていてたまに読み返す。次回作も大いに期待しております。

人間のカッコいいところが好きだ。だが、それ以上にカッコ悪いところが好きだ。真剣に何かに取り組む姿が滑稽にカッコ悪く見えることがあるが、そんなのは最高で、このマンガでは、それを描いた。無論真剣に。

『ハイパーインフレーション』1巻 カバー折り返し


百合にはさまる男は死ねばいい!? 1・2 / 蓬餅(LINE Digital Frontier)

LINEマンガで好評連載中の吹奏楽百合が2冊同時発売。

入部以来、トランペットの1stポジションを勝ち取って来た片桐千早は、吹奏楽部強豪校からの転校生、相川響と出会う。音楽だけを選んできた片桐と、音楽だけを選ばされてきた相川は、お互いにとって唯一無二の存在になっていくが、その関係は相川が彼氏を作ったことで変わり始める。

片桐・相川を中心にそれを取り巻く同級生や後輩、教師の、恋心や憧れが交錯していく青春百合群像劇。もっとコメディー要素強めかと思っていたら全然熱くて圧倒されてしまった。片桐に片想い中の後輩の吉田(もちろん女の子)が良いキャラしてるぜ…


かさねと昴 1 / 山田金鉄(講談社)

『あせとせっけん』の山田金鉄先生の新作は「女装男子×ボーイッシュ女子」という、またしても、いやさらに増したニッチな二人の物語。『あせとせっけん』連載終了のタイミングには確かもう連載が始まっていたので1巻発売を待ち望んでおりました。

玩具会社でデザイナーとして働く柴田かさねは、不可抗力で同僚、榎田昴のお尻を触ってしまう。その感触を忘れられない(?)かさねは、なんやかんや昴との関係を築いていくが、昴はなんと女装男子で…というストーリー。相変わらず登場人物の誠実さがきめ細やかに描かれて、とても好感が持てます。


テレワァク与太話 / 山田金鉄(講談社)

短編集『全軍奮闘!』に収録された「コロナ禍の日常」をテーマにした短編作品がそのまま一冊分の短期週中連載作品として再始動。

ブラック企業勤めのSE・三橋のこるは、テレワークの導入で生活が一変。夢の在宅ワークライフを手にしたと思ったら、お隣に住む考古学専攻の大学院生・泉奈津とお近づきになる。限界社畜お兄さんと関西弁メガネお姉さんのお隣さん同士ラブコメ。女性キャラの方にかなりの”癖”を感じます。短期集中連載だけあって、一冊にギュッと凝縮されたラブを堪能できました。

テレワークになったくらいでお隣さんとの関係が広がるわけないだろ!とか言わない。


セシルの女王 4 / こざき亜衣(小学館)

アン・ブーリン王妃の死刑執行から3年半の月日が流れた。6歳となったエリザベスは、セシルの口から己が運命を告げられ、愛の存在に疑念を抱き始める。一方、宮廷では待望の王子が誕生。四人目の王妃が迎えられ、混沌とする権力争いの中、標的となったクロムウェム卿は「我が王を愛せなかった」と嘆く。セシル、汝の王を愛せよーー。

一つの大きな区切りを迎えて、本格的にエリザベスに焦点が当たっていくのが楽しみ。ただ、仕方ないことだけど同名の人物が結構出てくるので、混乱しそうになる。一冊読む間は各ポジションでキャラクターを識別するので特段支障はないけれど。


幼馴染のお姫様 1 / 9℃(秋田書店)

高校に進学した幼馴染の駿介とひなき。周りからは恋人同士のように扱われがちな二人だが、ひなきは恋愛に嫌悪感を抱く性格だった。駿介は駿介で極度の人見知り故にひなき以外マトモに友達がいない。そんな二人の前に同級生の聖花きよかが合わられたことで物語は動き出すーー。王道なようでちょっと邪道な三角関係ラブコメ開幕!

毎月のnote更新を楽しみにしている9℃先生の作品をやっと手に取ることができました。これを機に他の作品もどんどん読んでいく所存です。




べんりなふたり 1 / あやき(トゥーヴァージンズ)

路草みちくさにて連載中の期待の新作。田舎で移動スーパーを営む主人公・悠馬はある日、小学生時代の親友・陸斗と再会する。少年時代よりどこか翳りのある人間になってしまっていた陸斗。なし崩し的に町の住人から様々なことを頼まれるようになる二人の友情物語。

自分の故郷も昔は移動スーパーが来ていたので親近感が湧きました。田舎の住人たちの解像度はそこまで高くない(あくまでフィクション風味)気はしましたが、雰囲気は良い感じです。二人それぞれの過去が描かれるのが楽しみ。


花園に幹が立つ 1 / 野澤佑季恵(KADOKAWA)

昨年度までお嬢様校だった、名門・私立櫻凛学園に唯一の男子生徒として入学した主人公の遠野みき。文化も生活水準も性別も違う同級生たちに囲まれ、受難だらけの学園生活が始まる。

ハーレム学園もののような雰囲気ですが、主人公が特待生という立場で、面目や成績のために確固たる精神力をもっているが故に、ご都合ラブコメ的展開ではなさそうです。個人的には三枝さんが今のところ一番の推し。


ナナのアクアリウム / 中西芙海(イースト・プレス)

嵐のあとの海で人型の海洋生物「ヒトガタジョオウガイ」が見つかった。少年時代に経験した海洋生物との出会いを忘らない研究者の堀池周は、世界で七番目に見つかったという彼女に「ナナ」と名づけ、お世話をすることに。ヤンチャだったナナは少しずつ周に対して心を開いていくが…

ポニョのようなお話かと思って読み始めたけど、少し思っていたのとは違う方向に展開していきます。…そもそもポニョって最後どうなったっけ?ナナは可愛かったです。


ヘブンリーブルー 1 / 脇田茜(双葉社)

とある島の魔法学校に通う落ちこぼれの青髪の少女・リンドウと優秀な赤髪の少女・キキョウ。島の地下に暮らす先住民、空からの虫の姿をした侵略者たち。色彩と不穏が入り混じった、脇田茜先生の新作魔法ファンタジー。

正直まだ謎しかないのでこれからと言ったところ。


今日、駅で見た可愛い女の子。1 / さかなこうじ(フレックスコミックス)

経済誌編集者の冴えないアラフォーサラリーマンの亀山は、駅で見かけた女の子が身につけている可愛いものが気になって仕方なく、自身の可愛いもの知識を脳内でこれでもかと披露しまくる、という作品。

世代差的にいまいち没入できなかったけどコメディーとしてはギリギリ楽しめました。アラサー女性がメインターゲットなんだろう、ポラリス連載だし(偏見)

亀山の知識の源泉については一切描かれないので、ただ「可愛いものについて脳内で饒舌になるおじさん」という取ってつけただけの設定が浮いているように感じた。「(亀山は気づいていないけど)駅で見かけた女の子は実は女装男子でした」というのも予防線的設定でしかない気がする。今後、この関係は掘り下げられていくのだろうか…




メダリスト 8 / つるまいかだ(講談社)

いのりと司の初の全国大会「全日本ノービスA」が開幕。「4回転サルコウ」という強カードを持つ二人は注目の的になるが、流石は全国大会、どの選手も素晴らしい演技を披露していく。そして遂に、絶対女王・狼嵜光が氷上に降臨。圧倒的なその姿を目にしたいのりは何を思うのかーー。

満を持してアニメ化も決定!至極当然だけど嬉しい。人気投票も開催されているみたいですが、モブの子も含めるとめちゃくちゃキャラクターおるぞ…!?個人的には今回大活躍だった鹿本すずちゃん好きですねェ…


ガールクラッシュ 6 / タヤマ碧(新潮社)

先輩グループ・sivaのMV撮影に出演することになった天花。自分の過去を糧に表現に向き合う彼女の笑顔にはどうしても影がある。真面目で研究熱心な天花だからこそ見落としがちだった「今を楽しむ」というシンプルな気持ち。

忘れることこそ人生、みたいなところは確かにあると思う。過去に執着しすぎない、大事。紙版もいつか発売されるといいな、と思ってます。


舞妓さんちのまかないさん 23 / 小山愛子(小学館)

一冊丸ごと市のおかあさん(あずさ)と百子さん姉さん(夕子)の過去編。

気遣い上手で努力家のあずさと、屋形の内娘でマイペースだけど、おどりの実力は確かな夕子。正反対な二人は、次第にお互いに意識し合う仲になってゆく。だいぶ高純度の関係性で大満足でした。


放課後ひみつクラブ 2 / 福島鉄平(集英社)

蟻ヶ崎さんと猫田くんの愉快なクラブ活動の記録。繊細で緻密なように見えて豪快で図太く、華やかで可憐な唯一無二の作風はやっぱり面白い。きれいな蟻ヶ崎さんの回が好きです。


うるわしの宵の月 6 / やまもり三香(講談社)

大路くんは勢いに任せて宵ちゃんに告白するも玉砕。でもよく頑張った。先輩はそんな大路くんと宵ちゃんの様子を見て「先にアプローチしたのがオレじゃなくてあのバイトの奴でも 普通に付き合ってたんじゃねーのって思うんだよね」とか言っちゃう。そんな訳ねぇじゃん!も読者目線ではもちろん言えるけど、当事者たちにはもう一方通行な感情が先行してしまう。なんかいい感じになるといい。

それにしても何度見ても、韓国風?の女子制服がスタイル良くないと絶対似合わなそうで、毎回心がヒュッとなる。


クプルムの花嫁 4 / namo(KADOKAWA)

口下手や修はしいなと一緒に佐渡島へ慰安旅行へ。空回りながらも精一杯のエスコートをする修はいつもしいなにもらってばかりだと自分を卑下するが…。

二人とも初々しくて可愛いな〜と思っていたら最後の最後の最後のページで全部持っていかれた。こういう間接的に「事後」を描くの技法(?)正直とても好き。もっと多用されてほしい。


ブレス 3 / 園山ゆきの(講談社)

U21ヘアメイクコンテストの優勝を目指すためギンガのアシスタントをすることになったアイア。とある雑誌の撮影現場で、憧れであった雑誌で活躍の場を失いつつある一人の女性に対して、アイアは「メイク」の力で背中を押す。

夢を追う全ての人への最大級の尊敬と祝福を。


霧尾ファンクラブ 2 / 地球のお魚ぽんちゃん(実業之日本社)

同級生の霧尾くんのストーカー、もといファンの女子コンビの藍美と波。推しのためのラブソングを作詞作曲したり、怪しげな男子・満田と手を組み呪術(おまじない)に手を出したり、連絡先を入手してはしゃいだり、藍美と霧尾くんの出会いが明かされたり、一方通行の愛は止まるところを知らない。

顔芸要素は若干くどいけど、ギャグは面白くて楽しいです。

作中登場したオリジナル曲がそのまま楽曲になってしまう。どうして本気を出してしまったのか案件すぎる。


アイドルマスターシンデレラガールズU149 13 / 廾之・バンダイナムコエンターテインメント(小学館)

サマーライブに向けてのレッスンもいよいよ大詰め。今のメンバーの初めての大型ライブということでみんな張り切る中、ありすがオーバートレーニングでダウン。思い悩むこともあるけれど、仲間たちとの絆は一層深くなっていく。

先輩・後輩・裏方、みんなで一つのライブを作り上げていく過程はやっぱり熱くて盛り上がる。プロデューサー目線の心理が多く描かれていて良いです。


アオのハコ 10 / 三浦糀(集英社)

最終巻みたいな表紙の10巻。大喜と千夏先輩はプチデートの帰り際に、千夏先輩の旧友で元チームメイトの夢佳と遭遇する。久しぶりの再会にもかかわらず、千夏先輩に辛辣な言葉を放つ夢佳の真意と、描かれる千夏先輩がバスケに打ち込むようになった過去。

だいぶ千夏先輩の内面が濃くなり始めて物語の速度が上がりそう。


恋人以上友人未満 3 / yatoyato(集英社)

元AV女優と元AV男優の男女のお見合いから始まる穏やかラブコメ3巻。正樹の営む花屋でバイトを始めた宮子。ある日、店に一人の女性が訪ねてくる。正樹狙いかと思われたけど、実はこの女性もAV女優(現役)だった。しかも重度の宮子狂いのヤバいやつ。

クリスマス、家族旅行、お正月、と二人の距離はじっくりゆっくり進みます。


株式会社マジルミエ 7 / 岩田雪花・青木裕(集英社)

京都へ講演会と新入社員選考でやってきたマジルミエ一行。

魔法少女発祥の地として有名な神社で新たなエンジニア候補者の青年・闇森響と出会うが、またしても怪異発生。中途入社コンビの活躍もあり、事件は事無きを得るが、マジルミエに忍び寄る怪しい人間の影が気になる…


弱虫ペダル SPARE BIKE 12 / 渡辺航(秋田書店)

筑波山でのレースを終えてとんかつ屋に集う大学1年生組。こいつらいっつも偶然メシ屋で遭遇するな。

他、荒北編や金城さんの先輩・小関さん編を収録。そして巻島さん来日フラグ!やったー!!


戦車椅子 -TANK CHAIR- 3 / やしろ学(講談社)

先生どうやって倒すんやと思っていたけど、だいぶ高次元なところであっさり終わった。

平良兄妹より黒坂兄妹の方が「兄妹愛」という面では熱かったかも。静の涙は良かった。一応一区切りっぽいけど、まだまだ続く(らしい)んじゃ。


クジマ歌えば家ほろろ 3 / 紺野アキラ(小学館)

謎の生物クジマは日本の冬を満喫中。学校に忍び込む回は面白かったけど、1巻最初のインパクトを超えられなくて全体的に若干失速気味な気もする。クジマが畜生すぎて愛着が湧きにくいというのも一因かもしれない。兄貴の受験次第でまた盛り返しそう。知らんけど。


愛してるゲームを終わらせたい 4 / 堂本裕貴(小学館)

みくが提案したポッキーゲームでキスしちゃう二人。いやするんかい。そしてみくは自己嫌悪に陥る。いやなんでやねん。この辺の一連のみくの思考がちょっと理解不能だったけど、無事仲直りして今度は擬似カップルゲームへ。

早よ付き合えーー☆


サンダー3 3 / 池田祐輝(講談社)

体感30秒で読める規格外SFの3巻。異星人に対して人類は反逆を開始。一般人の大学生・瀬上も理不尽な現状を打破すべく戦場に身を投じていく。今回サンダー3何もしてなかったな。人間側にも特集能力付与アイテムが出てきたのでさらに何でもありになる予感。


白聖女と黒牧師 12 / 和武はざの(講談社)

予知夢に呼ばれ、祖母と暮らした家に戻ったセシリア。そこで語られるは、初めてローレンスの街へと赴いた時のことだったーー。

12巻で3ミリくらいしか進展していない中々のスローペース。だが、これでいい。4月から7月に延期したアニメも楽しみです。


ポラリスは消えない 3 / 嶋水えけ(スクウェア・エニックス)

完結巻。死んだアイドル・但馬ソラを忘れさせないためソラに扮して、芸能界に飛び込んだミズウミ。自分への称賛も、歓声も全部いらない。欲しいのはソラだけ――。燃えるように苛烈な旅路の果てに少女が辿り着いた“永遠”とは――?

連載お疲れ様でした。


ダンダダン 10 / 龍幸伸(集英社)

宇宙人大量発生でドンチャン騒ぎする回(基本毎回そう)。ストーリーはあってないようなものなので、勢いでガッと読むのが楽しい。アニメ化企画とかもそういう理由で滞っていると見た。


あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和 / 増田こうすけ(集英社)

『ギャグマンガ日和』の増田こうすけ先生の自伝エッセイ。

漫画家になるまでの2年間の青春の日々は、びっくりするくらいトントン拍子で進んでいった。なんとなく目指し、なんとなく描き、なんとなく応募したら受賞し、なんとなくデビューしてしまったという。こんなにも淡々としているのにめちゃくちゃ面白いんだからやっぱりすごい。GBも読まなくちゃな。



雑記・総括

そんな感じの5月でした。

毎月大体そうだけど、今月は何日か楽しみな作品が集中していて、中々に祭日(楽しみが目白押しの日)が多かった印象です。『砂の都』『みちかとまり』『かさねと昴』『テレワァク与太話』『メダリスト』の発売日が重なっていたり。

毎月の出版社別、雑誌別の発売日は概ね決まっているので、なんとなくそのサイクルが身体に染みつきつつあります。

ただ、noteを書き進めるペースだけはいつまで経っても学習しないという悲しい事実(月末にヒーヒー言いながらやる)。勝手にやっていることなので文句も何もないですが。

早いもので本州は全国的に梅雨入りしたみたいですね。一番嫌な季節がやってくるけど、梅雨明け〜夏突入のあの眩しい季節に向けて、なんとかやり過ごしていきたい。

『ひらやすみ』の最高級複製原画が予想よりだいぶ早く届いたので、日々眺めながら過ごしています。

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