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私の転職物語その1「農家の常識と世間の常識のズレに気付く」兼業農業を決意した本当の意味!

農家を継承するという事を計画だてて考え出したのは2019年頃。
その当時は、地元の企業で正社員として毎日出社している状況でした。
農家になると決めたから、中々踏み出せないでいたのですが理由はやはり「お金」。

その為、最初から兼業で農業を行うことは考えていました。
今回はなぜ兼業農業をするかとテレワーカーを選んだ理由を紹介。

兼業農業をする理由は「お金」だけ?

兼業農業をする最大の理由はもちろん「お金」です。
農業は天候に左右される仕事ですし、作物の価格も変動することもあり会社員に比べても不安定。

特に僕の家は梨や柿といった果樹で収穫は1年に1回だけです。
その為、1年の収入がほとんど1シーズンの収穫で決まってしまうので収量が多い年と少ない年では収入に大きな差が。

ただ、お金だけの問題であれば他の作物を栽培するなど「農業」に特化すればある程度は解消されるのです。
実際に野菜などは連作でスイカとトマトを栽培して生計を立てている農家さんも。

しかし僕は農業を行うと決めた時から、他の仕事との兼業を考えていました。
その理由は、農業の常識に染まり過ぎない為。
世間の常識からできるだけ離れない様にしなくてはと考える出来事がありました。

「田舎の農業あるある」は世間の常識からズレている?!

僕が住んでいる様な田舎な地域での農業は良くも悪くも古くからのやり方が残っています。
僕が農業をしたいと思い公的な機関に相談した際にそこから
人を経由して親に勝手に連絡が。

当時はまだ親に農業をやりたいと話しておらず、どの様な方法があるかを聞きたいと思い公的機関に相談の連絡をした段階でしたので、僕の親は寝耳に水で驚いていました。

この事件は今思い出してもゾクッとします。
公的機関なのにこんなことが起こるのか?と恐怖を感じた出来事。
それでも周囲は「そんなもの」的な扱いだったのも驚きました。
これが農業、田舎の常識なのかと。
この様なことは流石に稀かと思いますが、当時は「田舎の農業あるある」と周囲は捉えた様子。

その経験から「一般企業の常識も知っておかないとマズイ」との思いから、兼業農業でやっていきたいと考えました。

新規就農者や農業参画企業を見据えて「世間の常識」から離れない!

世間の常識を身に着けておき、ズレをなくしていきたいという思いが強くなり兼業農業を決意します。
農業での労働条件や雇用形態などは農家という個人事業主や家族経営ということも相まって前時代的な事が多いのが実情。

今後、新たに農業に参入する人や企業を相手にするには世間の常識や流れが大事と考えこの結論に至りました。
農業は今後、法人化が主流になっていくことでしょう。
そんな中で、農業だからといって長期労働や休みが少ないとなれば企業としてマイナス評価につながっていきます。

繁忙期や収入のサイクルなど農業独自のものもありますが、できる限り一般企業の常識に添える様にしていくこと。
この事を目標としたことから、兼業農業を行っていこうと思い行動していくのでした。

まとめ

兼業で農業を決意した理由はお金だけでは無かったのです。
農業に限らず、1つの業界だけでは慣習が片寄り世間の常識とズレが生じることも。
この後、テレワークを開始し農家テレワーカーになっていきます。
その話はまた次回に。
ここまでが私の転職物語その1でした。

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