Initial Contactと床反力〜仮説・検証力の高め方〜
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Initial Contactと床反力〜仮説・検証力の高め方〜



おはようございます!?こんにちは!?こんばんは!?
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。同じ支部で活動しているコバからの臨床BATONを引き継ぎました164日目担当カズです✋

大阪支部の代表として活動しておりますが、先日、臨床のことで相談したいことがあるんですけど・・・と、連絡があり、盛り上がって1時間半程度話し込んでしまいテンションが上がっております(笑)


はじめに

脳PRO養成講座や脳外臨床研究会のいろんなセミナーの中を聞いていると、患者様や利用者様に変化を出すためには仮説・検証の数が大切だということを実感します。そして、この仮説・検証の数を1回の介入の中で仮説・検証を沢山行えた数だけセラピストとしての経験値が高められると思っています。その仮説・検証の数を簡単に増やす方法の1つとして「ICの時にどのように足が地面に接地するのか」。そして、「IC時の重心がどこにあるのか」。この2点で仮説・検証の手数が増やせますので是非最後まで読んでみてください。

体験談

私は社会人を経験してからセラピストになりました。ですので、セラピスト1年目から10歳後輩と同期。という環境でした。
その中で、私自身の中に勝手に焦りというか「同期より診れるようにならねば」と1年目から先輩に勧められた勉強会に行ったり、手技の勉強会に行ったり、文献を読んだりして、学んだ知識を患者様に当てはめるという今となっては恥ずかしい状態で働いていました。
経験数が少ない時に起こるセラピストあるあるですかね・・・
しかし、脳PRO養成講座で学ぶようになり、もっている知識をどう臨床で活用するのか、患者様が訴えている現象をどうやって解決させていくのかといったといった中で、前回のブログで書いた「接地面」「大学で学んだ物理」が繋がったことで動作観察から考えられる仮説・検証が大幅に増えたことで、今までの知識が結びつくきっかけにもなりました。

この視点を増やすために必要な要素の「重心」、「床反力」、「モーメント」3つ確認してから話を進めます。
詳細は、過去のブログ
〜重心に着目して〜

〜外部・内部モーメントに着目して〜

をご覧ください。

重心のおさらい

この仮説・検証力を高めるための大事な1つ目の要素「重心」です。
正常な成人の重心は「第2仙椎前方」と言われますが、
これは立位であって、歩行中の重心はどこを診るのかというと、
下半身重心は大腿長(大転子〜大腿骨外側上顆)の1/2〜 上1/3の中点
上半身重心は第7〜8胸椎
その中点が重心です。下図中の赤丸です。

スクリーンショット 2020-05-23 22.20.37

この赤丸を想像できるようになるだけでも歩行中の仮説・検証力は高まります。
いきなり今回の要素を全部実行するのは難しそうな方は、歩行観察中にこの重心を想像し続けるだけ、観察するだけでもレベルアップできます。

床反力のおさらい

床反力は床が物体(今回は人が物体になります)を押し返す力です
床反力は3次元動作分析+床反力計がないと正確にはわかりませんが、臨床で床反力を簡単に想像する方法は
ICで地面に接触した場所と重心を結ぶ
これでいいと思います。

スクリーンショット 2021-02-04 2.30.18

最近は個人情報ということの影響で、職場内で個人の携帯で患者様の動画を撮影することが禁止されていたりする職場もあるかと思います。
ですが、動作分析の能力を高めたい。仮説・検証力を高めたい。と思われている先生は是非、職場専用のタブレットやデジカメで撮影することが可能な職場であれば必ず撮影して、ICで地面と接地した所と重心を結んで欲しいと思います。

モーメントのおさらい

モーメントとは、 ある点または軸のまわりに運動を引き起こす能力のこと。つまり、回転する力!!です。

止まっている楕円形の物体に、赤矢印の外力が加わると軸を中心に回り始めましたよね。この回転する力が、モーメント(回転力)となるわけです。人で言えば、「関節」が回転軸になり赤矢印の外力が「床反力」となります。

モーメントには「内部モーメント」、「外部モーメント」がありますが
簡単にいうと
内部モーメント:中から出す回転力
外部モーメント:外から加わる回転力

です。

どうやって足が地面に着く? 

IC(矢状面)での代表的な足部の接地は下図の3つではないでしょうか。

スクリーンショット 2021-02-04 2.18.44

上図左:正常の踵接地
上図中央:足底全面接地
上図右:足尖接地

今回は、この足底全面接地、足尖接地での重心・床反力から仮説・検証を深めていきます。

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