実習について〜私が考えるバイザー目線とは?〜
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本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。
臨床BATON361日目を担当します脳外臨床研究会 触診講師・触診アシスタントの橋本一平がお送り致します。
本日は『実習について〜私が考えるバイザー目線とは?〜』
実習についてバイザーとして私自身の経験や意識していることについてお伝えしていきます。
特にこれから実習に行く学生や新人バイザーの参考になればと思います。
私が学生の頃は、実習といえば、修行というイメージがあり、きつい、しんどい、寝られないという正直、三重苦と言っても過言ではありませんでした。
ただ、フォローしておくと三重苦ではあったのですが、その実習で学んでことは今でも思い出すことがあるほどに濃い経験をさせてもらい、臨床に出てからも多くの経験が役に立ったと感じています。
しかし、現在では、私も受講した臨床実習指導者講習会のカリキュラムにより、受講に必要な経験年数を満たした療法士がある一定の基準に従い、臨床実習を行うようになっていますので、私が経験した実習にはならないと思います、、、私自身はもう学生ではないので多分としか言えませんが、、、
何かあれば相談にのりますので、コメント頂ければと思います!
その中でも、私自身が経験し考えるバイザーの目線について、書かせてもらいます。
バイザー自身も学生だった時があり、実習生が緊張していたり、不安に思っていることなど理解しています。
そして、勘違いしている人も多いかもしれませんが、知識や学力に基準を置いていません。
知識や学力は大切ではありますが、実際に、机上で学んでいることが全て臨床に繋がることではありません。
実習は、机上で学んだことを実際の患者様を通してつなぎ合わせるところだと考えています。
なので、分からないことが多くて当たり前であり、できなくて当たり前です。
では、何をみているのか?
それは、伸び率です!
実習を通して、患者様を通して、何を学んで、どのように成長したのか?初日より少しでも自分自身の理想とする療法士に近づけたのかをみています。
その為には、実習前に「自分の現在地を把握しておくこと」と「自分のなりたい療法士像を思い描いておくこと」をしてみて下さい。
その2つがあると、実習の最終日に今自分がどこにいるのかを振り返った時に実習前よりどれだけ成長したのかを理解することができます。
バイザーとしては、学生の今の現在地を把握し、その現在地から何ができるようになったのかをアウトプットしてあげることが大事になると考えています。
また、学生自身では気付けないけど、バイザーという客観的な立場からでしか見つけることができない成長したところを教えてあげて下さい。
それを繰り返していくことで、理想の療法士像に近づくことができます。
これから実習に行く学生や指導するバイザーの皆さんの参考になれば、幸いです。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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