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なぜ視床出血で痺れが起こるのか?

皆さん、おはようございます🌞
334日目を担当する理学療法士のシミーです!

私の記事では、臨床10年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにまとめています。How toよりも、考えるという視点が多めの内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。


本日は、臨床でよく経験する「視床出血」について考えていきます。
視床出血といえば、真っ先に感覚障害を思い浮かべるのではないでしょうか?

リハビリを進めていくと「痺れ」を訴える患者様が多くいます。痺れを訴えられたときに皆さんは自信を持って対応できますか?私自身、新人の頃はなんとなく濁してしまっていました💦

この「痺れ」をどのように捉えるのか?なぜ痺れは起こるのか?痺れに対してはどう対処すれば良いのか?ということをお伝えしていきます。



○痺れとは?

痺れは麻痺の一種である。
何らかの原因で血管内の血流が滞ると、中枢神経・末梢神経に障害が起こり、力が入らない、電撃を常に与えられているような異常な感覚が続く現象が起こる。 

Wikipedia

痺れは色々な場面で経験すると思います。患者様だけではなく、私たちも日常的に痺れという感覚を感じるのではないでしょうか。

みんなが知っているのですが、みんな同じ感じ方ではないということを前提にして考えてもらいたいです。

これは他のことにも言えることですが、自分自身が体験していることが当てはまると思い込んで考えを巡らせてしまうことはどこかでギャップが生じますので注意してください。

痺れ=異常感覚のことです。

感覚が鈍くなっている(感覚鈍麻)ではなく、異常な感覚がある(異常感覚)ということです。

そして、痺れの受容器は存在しません。

感覚受容器は様々な種類がありますが、痺れという感覚を伝達する受容器は存在しないのです。

これが、痺れ=異常感覚であるという理由です。

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