
片麻痺患者様の調理動作獲得をもう一度!! ~食材の下準備に向けた動作指導の工夫~
皆さん、こんにちは!
本日も臨床BATONへお越しいただき、ありがとうございます!!
82日目を担当します回復期リハ病棟で働いている作業療法士の『よっしー』です。
僕のブログは、臨床で出会った患者様を通して『環境』・『行動』での視点から介入したことを中心にお伝えさせて頂いています!
少しでも、ブログを読んで頂いているセラピストの皆さんやその先の担当患者様への介入のきっかけになってもらえると嬉しいです😆
今回のテーマは『食材の下準備に必要となる包丁操作に着目した動作指導や工夫』についてお伝えしたいと思います!
回復期リハ病棟から自宅へ退院される片麻痺患者様(特に女性の患者様)が、退院目標や希望として聴かれる動作項目ではないでしょうか??
患者様の運動麻痺や高次脳機能障害などの症状のレベルにもよりますが、必要に応じて模擬動作練習や院内での調理動作練習・自宅での実動作練習をすることがあります。
僕自身もOTとして元々されていた役割であれば、家事動作(特に料理を作る)の再獲得に向けたサポートをしたいと思い、行動しています!
その中でも、特に難渋する動作である野菜の下準備に必要な『包丁操作』獲得を目指して、『環境』・『行動』に着目した動作指導や工夫について、実際に提案している動作指導をいくつかお伝えします!!
是非、包丁操作獲得に向けた関わりを行っている皆さんや訪問リハビリなどで包丁操作獲得に向けたアドバイスをする皆さんにお届けしたい内容となっています!!
☆はじめに
僕は回復期病棟で働いているのですが、今までに担当させて頂いた患者様で調理動作の再獲得を希望される患者様とたくさん出会いました。
やはり、女性の片麻痺患者様が多く、
など具体的な目的を持って、僕たちセラピストに希望を打ち明けてくれることがありました。
この希望を聞く時に思うことは、『自分のために料理を作りたい』というよりも、『主婦としての役割・家族に負担をかけたくない・家族のために出来ることをしたい』という『家族(対人・他者)』に目線を置いているのではないかと考えています!!
担当患者様の想いをどのようにしたら叶えることが出来るのか・サポート出来るのかを意識しながら、患者様と共に日々の臨床に取り組んでいます!
僕は日々の臨床の中で、患者様が現時点で持っている能力を評価して、残存能力に合わせた調理動作の工夫や方法を提案させて頂いています。
これこそが、調理動作獲得に向けた『環境』・『行動』における視点からの介入となります!!
今回は調理動作の中でも、片麻痺患者様が特に難渋することが多い『包丁操作』に焦点を当て、麻痺手の随意運動がある程度可能な補助手レベル(物品の固定など)を想定して、『環境』・『行動』の視点から介入方法を提案させて頂きます。
きっと今関わっている患者様の『包丁操作』獲得に向けた新たな気付きになると思います!!
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