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誕生日の過ごし方

予約していたケーキを取りに行くと、箱の上にお花が添えてあった。造花だと思っていたら、なんと生花だった。

幼稚園~小学校低学年の子どもたち30人余りと室内キャンプする仕事を終え、ほぼ徹夜だった誕生日の朝。おもいがけず生花をいただいて、ジーンときた。

母が42歳の頃、私は19歳だった。子どもの頃は母がすごく大人に思えたけれど、あの頃の母は今の私のように、「全然大人じゃないんやけど」って思いながらも毎日家族のために、できることをやってくれていたのかもしれない。父も然り。

妻や子どもの誕生日を自らすすんでお祝いするという概念が全くない韓国人夫と暮らし、毎年誕生日が来るたびにガッカリしていたのだが、フランスでは自分の誕生日を自ら盛大に祝うのだという記事を読み、今年から真似してみることにした。

とはいえ、友人を招いてパーティーを開くのは現実的に難しいので、食べたいケーキを自分で予約して購入し、大好きな料理を家族と一緒に食べに行く。ただそれだけ。

誕生日というものは、祝ってもらうことを期待するよりも、自分で自分を「ここまでよく生きたな!おつかれさん」とねぎらい、これまでお世話になってきた家族や大切な人たちのことを静かに思い出して感謝する。そんな過ごし方がいいなと改めて思った2024年。

今日も、明日も、毎日が誰かの誕生日。みんなここまで本当におつかれさま!そして、お誕生日おめでとう!!

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