辻仁成さんの日記を読み続けた女の日記 〜セーヌ川オンラインクルーズツアー&ライブ感想〜
数年前、韓国で初めて子どもを出産し、毎日家から一歩も出られない日が続いていた頃、ふと映画『冷静と情熱のあいだ』を思い出し、授乳の合間に見返したことがあった。
その夜、原作者の一人である辻仁成さんの名を何気検索したところ、辻さんが毎日フランスのパリから「滞仏日記」を発信していることを知った。その日更新された日記のタイトルは「冷静と情熱のあいだから20年」。作品に登場するドゥオーモ(大聖堂)に登ってみようと思い立ち、約20年ぶりにイタリアのフィレンツェを訪れた、と綴られてい