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エッセイ

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韓国での暮らしの中で感じたことや、これまで出会ってきた「人」についてのお話。
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#日記

癌になった韓国人夫を支えながら考えてきたこと

 20代の頃、30以上年の離れた恩人からこう言われたことがありました。 「今とても辛いと思う…

良かったことを書きづらい訳

何か嬉しいことがあった時や、楽しい時間を過ごした時、人の目に触れる場所に書き残したくなる…

SNSをやる人と、やらない人

 もうだいぶ前からずっと「SNSをやめたいな」と思っている。続けるのが嫌ならスパッとやめて…

詩人・茨木のり子のこと

 きのう、日本から荷物が届いた。その中にDVDが1枚入っていた。NHKの「クローズアップ現代」…

出会いと別れ

韓国に移住してから知り合い、頻繁には会えなかったけれども心の支えだった韓国人の友が2人い…

辻仁成さんの日記を読み続けた女の日記 〜セーヌ川オンラインクルーズツアー&ライブ感…

 数年前、韓国で初めて子どもを出産し、毎日家から一歩も出られない日が続いていた頃、ふと映…

私の人生を変えた「韓流同好会」

 今から10年前の春、私は関西のある放送局で仕事を始めた。それまで携わっていた紙媒体の編集やライティングとは畑違いの、歴史ある音楽イベントの裏方業務だ。20代最後の年、3年過ごした中国地方から地元の関西へ戻った春のことだった。  その仕事を見つけたきっかけは「韓国語」だ。関西に戻る1年前から、韓国留学経験のある在日韓国人の女性に韓国語を習い始めていた私は、毎日ポッドキャストで韓国語学習の番組を2つ聞いていた(仮にそれを「A番組」「B番組」としよう)。その春、「A番組」に出演

自分のために花束を

きのう、久しぶりに花を買った。 4年前に韓国移住して以来、初めてのことだった。 近所に洒落…

「くだらない話」に救われた夜

 昨夜、日本にいる友人と半年ぶりにLINE電話で話した。お互い夕食を終えて、子どもをお風呂に…

80代マダムたちに励まされ

節分の夜、帰宅した相方から、こんな話を聞いた。 ある日、私立学校をいくつも経営する財団の…

ベストなタイミングで

2020年ももうすぐ終わろうとしている。 いろいろ思うようにいかなかったな、という人も多いだ…

SOSを出す勇気

 ここ最近、自分の心が明らかに弱っていて、休息が必要だと実感することが増えていた。  例…