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運動療法の分類

お疲れ様です。脳リハです。

本日は…

リハビリテーションで行われている運動療法の分類と定義について列挙していきます。

運動療法の定義

運動療法とは…
 
障害や疾患の治療や予防のために運動を活用すること(厚生労働省)
 
と、幅広い定義になっています。

ここで言う運動療法は、主に整形外科的なアプローチとされています。
 
回復期や慢性期では特に、器質的な可動域制限、筋力低下、疼痛など、整形外科的な問題点も多い為、非常に学ぶべき分野だと思います。

運動療法の種類

運動療法には…
 
☑︎ 関節可動域訓練
☑︎ 筋力増強訓練
☑︎ 歩行訓練
☑︎ 心肺機能訓練
 
など、幅広い種類があります。

主な分類は、

▶︎ 動作が外力(他動)によるものか
▶︎ 自力(自動)によるものか
▶︎ もしくは両方を用いるか
 
によって基本的な運動の分類は出来ます。

① 他動運動

外力による運動で本人の随意的な運動を行わない場合は筋収縮が殆ど起きません。
 
徒手的な介助、モーターなどの駆動が可能な機器、重錘などによる外力も使用されます。

② 自動介助運動

本人が筋収縮を起こし自力により動作を行いながら、徒手的な介助、モーターなどの駆動が可能な機器外力で補助を加える運動です

③ 自動運動

本人が筋収縮を起こし自力による運動で自重以外の抵抗や介助は用いないで行う運動です。

④ 抵抗運動

抵抗に抗して行う運動のことで、徒手的な抵抗や、モーターなどの駆動が可能な機器、重錘などで外力を加える運動です。

これらを用いる運動療法の基本として、その種類、強度、持続時間、実施頻度などを含めて内容が決定されます。

まとめ

これらの一部を取り込んだ方法を関節可動域訓練や筋力増強訓練、歩行訓練、心肺機能訓練に応用したものを、治療として選択しています。

主はやはり、筋骨格筋や持久力など、解剖/運動学的な知見が主であり、ベースとしての知識として必須の分野だと思います。

おさらい程度に見て頂ければ幸いです。

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