横歩きの効果!
お疲れ様です。脳リハです。
本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です!
内容は…
『脳卒中患者の歩行訓練は、後ろ歩きより横歩きの方が機能改善が期待できる』
という報告について説明致します!
研究報告
脳卒中患者の歩行訓練について、Kimらが報告をしています。彼らは脳卒中患者51名をランダムにわけて、歩行訓練によって歩行機能の効果に差があるのか調べました。
その結果…
横歩き群がほかの2群とくらべて有意に
☑︎ 10m歩行
☑︎ 歩行速度
☑︎ ストライド長
☑︎ 両脚支持期
☑︎ 歩行の対称性
が有意に改善しました。
横歩きの効果とは??
筋活動は主に股関節外転筋!
中臀筋と呼ばれる足を支える時に働く筋です。
この筋が弱いと、支える時に膝関節が伸び過ぎたり、腰を反るなど、不安定な立位や歩行になります。
横歩きのポイント
以下、箇条書きでお伝えします。
☑︎ お尻が後ろに引かない
☑︎ 上半身が曲がらない
☑︎ 身体が回旋せず、お臍を壁に向ける
を意識して行います。
もう一つ重要なのが、足裏の体重の感じ方です。
麻痺側に体重を乗せると、小指側に乗ることが多いです。
しかし、本来は『足裏の全体に体重』を乗せなければいけないので、小指側-親指側-踵側と、
全体的にベターと足裏を着けるイメージ体重を乗せましょう。
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