高校サッカートップクラスの3校の比較
nowtisは、この3年間で約10,000名の選手を測定しました。
チーム数は約130チームです。
今回は蓄積した測定データを基に測定数値とゲームパフォーマンスとの相関関係について書いていきます。
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<平均値で勝手に順位をつけてみた>
対象チームはこちらの3チームです。
・静岡学園高校(トップチーム)
・大津高校(トップチーム)
・興國高校(トップチーム)
高校サッカートップクラスの3校。
それぞれチームが目指すサッカーやスタイルは異なりますが、
種目ごとに順位をつけるとどのような結果が出るのか検証してみます!
-30mダッシュ-
1位 興國高校
2位 静岡学園高校、大津高校 ※同タイム
-10m×5アジリティ-
1位 静岡学園高校
2位 興國高校
3位 大津高校
-アローヘッドアジリティ-
1位 静岡学園高校
2位 興國高校
3位 大津高校
-YO-YOテスト-
1位 大津高校
2位 興國高校
3位 静岡学園高校
以上、4種目のみですがランキングをつけてみました。
種目ごとで異なるランキング結果に。
30mダッシュではスピードに拘りを持っている興國高校が1位。
内野監督は世界で勝負するにはスピードが必須条件と以前仰っていました。
それらを選手達は体現しているのではないでしょうか。
アジリティ2種目は静岡学園が1位でした。
ゲームの中ではしなやかなドリブル、トップスピードから鋭角にターンするドリブル、ファーストタッチで相手を交わせる身体の使い方が特に印象的なチームです。
このアジリティ2種目に関してもトップスピードから45°〜180°のターンを減速せずに出力するテクニックが彼らの身体に染み付いていると感じます。
YO-YOテストは大津高校が1位でした。
前回の測定では2000mを超える選手もいましたが、平均的によく走れる選手が多いです。ゲーム中、人もボールもよく動きます。
ポゼッションをする際も味方に連動する動き、ポジショニング、サポートの際に運動量は必須です。山城監督もYO-YOテストの結果には納得していました。
100分トレーニングという大津高校独自のトレーニングなどがありますが、普段のトレーニングの成果が今回の測定結果に反映されていると思います。
以上、3チーム4種目の検証結果でした!
今回はあくまでチームの平均値を抽出してランキングを打ち出したものです。
しかし、チームの特性と選手のパフォーマンスを見ると日頃のトレーニングの成果がそのままフィジカル測定の結果に反映されていくのだと感じました。
測定を行うとチームの色がはっきり出ます。
このような取り組みを継続していくと、自チームと他チームを比較してチームのストロングポイントや課題を認識することができ、それらをトレーニングに落とし込んでいるチームも多くあります。
選手自身は自身の数値と他チームを比較することも大切ですが、自チームの数値の傾向を理解しておく必要があり、よりチームの色に合わせてレベルアップすることが求められます。
nowtisには膨大な量のフィジカルデータが日々蓄積されているため、今後も測定数値を見て面白いと感じたことや有益な情報はnoteやSNSを通じて発信していきます!
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