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コミュニケーション能力は才能ではなく技術#157

「あなたはコミュニケーションが得意ですか?」

と聞かれて、自信満々に「得意です!!」と回答できる人は多くないでしょう。むしろ、得意と豪語する人に限って、滑っていたりする。

かく言う、筆者もコミュニケーションは〈超ド級レベル〉で苦手な自信がある。…いや、正しくは相対的にみて、コミュ力が高くないと自覚とした、と言うのが正しい。

つまり、つい半年前までは、〈自分はコミュニケーションには自信がある!!〉と思い込んでいたから。


しかし、コミュニケーションについて改めて学ぶにつれて〈自分は鈍感で、決してコミュニケーションが上手いわけではなく、むしろ下手なのだ〉と思い知ったのである。

冒頭に述べた、自信過剰な彼が自分に違いない。


しかし、沢山コミュニケーションについて学んでいくに当たって、どうやらコミュニケーション能力というのは、天賦の才能などではなく、歴とした“技術”であると知った。

つまり、練習すればするほど上達すると言うことだ。とても、勇気づけられた。


というのも、筆者がnoteを始めた半年前のこと。以前勤めていた携帯販売業という名の〈接客〉をしなくなり、コールセンターのチャット業務という、まさに人と話さなくても成立してしまう仕事を続けてきた。

おかげで、ほぼ半年間〈家族・彼女・友人〉以外の誰とも面と向かって、会話をする機会がなくなった。

しかし、最近になって職業選択を迫られることになったので、面接や、仕事の打ち合わせ、付き合い、新しい人間関係が久しぶりに形成されてきた。

そして、改めて感じた。

私はコミュ障であったと…!

うまく会話できなかったり、良い人間関係を作るのが苦手なことをコミュ障という言葉で片付けてしまうのは、いかにも逃げてる感じがして嫌気がさす。

なので、コミュニケーションの定義や、体系的にどうすれば、相手と良好な関係が築けるのかという疑問について、今回は記していきます。

前置きが長くなりましたが、お付き合いお願いします🤲


コミュニケーションとは?

学んだ範囲で言わせて定義させて貰うと、相手と言語や言葉以外で意思疎通をすること。そして、良好な関係や築けるレベルになると、ようやく能力と呼べるようになると言った所でしょうか。

ここだけきくと、

なんて難易度が高いんだっ…!!

と思ってしまうかもしれませんが、解決すべきポイントを細かく細分化していきましょう。

まず良好な関係とはなんでしょうか?

これはすばり、お互いのことを信用できる関係のことでしょう。

例えば、信用しているからこそ、悩み相談等できますよね。逆に素性がわからない人に「何か並んでることとかないの?」と聞かれたとして、もし心の奥底にあったとしても話さないでしょう。

つまり、コミュニケーション能力とは、信用の構築作業に近いのだと思います。


信用の構築。また難しそうな命題ですが、
では、逆に信用できない人とは、どのような人のことをいうのでしょうか?それが、わかれば真逆のことをすれば、信用の構築について一歩理解が深まりそうです。


直感的に信用できない人

▼信用できない人
・不機嫌で話づらい雰囲気の人
・話を聞かず自分の話ばかりする人
・嘘を平気でつく人
・陰口を言う人
・自分のことが大好きなナルシスト
・奪うだけのずるい人(Taker)

・挙動不審な人

パッと思いつく限りでこれくらい想像ができました。なんとなく共感いただけると嬉しいのですがどうでしょうか?

では、逆に信用できる人はどんな人なのか考えるときは、〈信用できない人の正反対の行動〉について考えるのが、正攻法でしょう。

以下の通りです。

信用できる人とはどんな人か?

▼信じられる人
・印象が良く話しやすい人
・話を聞いてくれる人
・嘘をつかない人
・第三者を褒める人
・人情深い人
・与えてくれる親切な人(Giver)
・キャラ付けされて一貫性のある人

これができれば、苦労はしない!!」とばかりの属性ですね。

ここは少し解説したいと思います。


話しやすくて・話を聞いてくれる人

いわば、聞き上手な人です。

決して話がうまくなくても、相手の話に傾聴し、ポイントポイントで共感する。

男女共に、傾聴・共感ができる人はモテるというのは、周知の事実ですよね。

それどころか、信用を得る上で最も大切なことと言っても過言ではないです。

しかし、傾聴というのは〈意見・口出し・アドバイス全て禁止〉という原則があります。

そして、共感といえども〈相手の気持ちに寄り添う行為〉であって、決して「私もその気持ちわかる」というように、自分の感想を述べることではないのです。

だから、意識しても難しい。

それでも、信用されるためには大切な技術です。


嘘をつかない人

人は簡単に嘘をつきます。

いえ、正しくは与えられた環境によって〈つきたくもない嘘をつかされている〉と言った方が正しいでしょう。

例えば、仕事、かつ営業がその代表例です。

本当に良いものをメリットとデメリットを正直に伝えた上で、双方の合意が得られればこの上ない信頼ができるのも確かですが、

ほとんどの営業マンが、良いものでなくとも売らなければいけない状況に陥ります。

そして、売らなければ業績が下がり、業績が下がれば給料も減ってしまう仕組みなので、言葉巧みに売り込みます。

そして、説明をきちんとしておらず、しても理解できていなかったりすると、お客さんは裏切られたと感じ、信用を失います。

嘘をつかない営業は、尊いのですが、仕事として成り立たなくなる場合があるので、営業は毛嫌いされるイメージがあるのです。

というように、今回は営業という仕事を例に挙げましたが、テレビタレント等も同じような環境下にいることを、キングコング西野さんは言います。

嘘をつかない生き方もまた、難しいことです。

しかし、環境を変えたり、理解して意識を変えるだけで、改善されることでもあるのです。

これが信用に結びつきます。


第三者を褒める人・人情深い人

陰口を言う人が嫌われるのは想像するにた易いですが、逆に第三者のことをうまく褒める人は印象が良くなります。

受け手としては、「あっこの人は、当人がいなくても、褒めることができるいい人みたい」といった印象を持つそうです。

確かに、当人を下手に褒めると、「この人何か裏があるのでは?」という心理が働きますが、第三者を褒めることで、「自分がいない時に褒めてくれてたりするのかな?」と直感的に思うかもしれませんね。

これが、信頼される簡単なテクニックの一つです。


また、人情深い人というのは、情に焦がれて動くいい奴や印象を持てますよね。

仕方ない!今回は俺が一肌脱いでやるかっ!!

といって、責任を受けもって活躍する熱い人には、心揺さぶられることでしょう。(これは、アニメの見過ぎかな…?笑)


与えてくれる親切な人(Giver)

本当に困っている時に、嫌なこと言わずに「俺がやっておくよ」と助けてくれるヒーローに対して、良い印象を持つのは当然でしょう。

しかも、見返りを求めないともなれば、勝手にお返ししたくなるのも、行動心理学的にはあるあるの原理です。(返報性の原理)

いわば、優しい人のことですね。しかも、ただ優しいだけでなくて、みんなの利益をしっかり考える、賢い優しさです。こういう人のことをギバーと言うのはもはや言うまでもないでしょう。

なんと言っても、相手の視点に立って考えることが得意なので、相手がその場面で何をされたら嬉しいのかよく知っています。

コミュニケーション能力が高いとイキっている人は、たとえ優しい人だとしても、ここの配慮が欠けていたりするので、企業採用でも、人間関係でも見送られてしまうのです。

なので、自分が相手の立場にいたらどう考えるかを常に想像して、その人がされて嬉しい行動ができる人こそ、真のギバーなのでしょう。

ここについては、単に相手と話すの苦手な人が、逆に得意な分野であると言われています。

筆者は大の苦手です…😭


キャラ付けされて一貫性のある人

空気を読んで周りを立てるムードメーカー、天然ボケで皆から突っ込まれるいじられキャラ、言葉はきついが意見はストレートにいう正直者、など

彼ら、彼女らは一貫して、皆から役割を理解し、理解されています。

このメンバーは絆が深く、信用もし合う関係ができていて、仲の良いことと思います。

なぜなら、人間は素性がわかっている人ほど信頼できるからです。(イフゼンプロファイルとも言います。)

例え、時間にだらしない人だとしても、メンバーの皆が「彼は時間にだらしないがいい奴だ」という同一認識を持っていれば、信用されます。

一方で、どう扱ったらいいかわからないような、はっきりしない人、挙動不審だったり、まともそうな人だと思ったら、実はポンコツだったり、鈍感でパーソナルスペースなどの配慮ができないなど、

人柄が不安定で言動が不思議な人ほど、信用を得るのが難しいでしょう。

そういう人は、コミュケーションを学んだ上で、自らの鈍感さを認めつつ言動を見直していくべきでしょう。


まとめ

長く書いてしまいましたが、コミュニケーション能力とは、“信頼関係が築けるか”というところに落ち着き、

信用を築く為に、“信用を失わない行動”を最低限キープしつつ、信用ポイントを貯めていく必要があることと思います。

その為には、書き上手であり、正直であり、見返りを求めない優しさと、統一感のある人間性を保つべきです。

全てのテクニックを一度に手に入れるのは、困難ですが、一つ一つ意識して、コミュニケーション能力を鍛えれば必ず、よい人間関係や人脈を築いていけることでしょう。


終わりに

自分に言い聞かせる意味でも今回、コミュニケーションについてまとめてみました。

信用を高めていく技術を磨いて、良い人間関係を築いて行けるようにお互い頑張っていきましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました。

(4020文字/執筆時間132分)


追伸

Candy札幌店にいながら書いたこともあって、文章が乱れていることがあるかと存じます。

誤字脱字ありましたら、ご了承くださいませ🙏

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