とおる

自分は自分のためにあり、誰かのために生きる。

とおる

自分は自分のためにあり、誰かのために生きる。

最近の記事

おじさんになったショタ。

貴方がいる。 目の前に。 期限切れてるやんって何かを投げる音。 久しぶりに聞いた荒ぶる声。 どうしたのと聞く私に スイスに行くんだと。 暗闇の中に投げ捨てたパスポートを必死に探す貴方。 死ぬことができるんだって。 それも安楽死。 最後くらい、楽でいたいよね。

    • 「人間って不思議と欲には勝てないんだよ」 そう言いながら食べるカップ麺は貴方が最後に残したちゃんぽんだった。

      • 貴方のいない世界

        ずっと一緒にいた貴方から 少しだけ離れてみようと思った。 だって 私がいなくても生きていける貴方。 貴方がいなくても生きていける私。 そんな2人が離れても問題ないだろうって。 めんどくさい私たち。 その自覚はあった。 あなたと会ってここ数ヶ月。 付き合おうなんて言葉はどちらからもない。 ただお互いを必要とし、 そばにいたいと思っていた。 好き、大好き、愛してる。 疑うのも烏滸がましいくらいの 愛情表現を。 届かない距離になったらどうなるかと。 辛くなって

        • お日様よ、もっと出てきてくれ。

          寒くなってきた。 冬が一番苦手。いや、秋が苦手。 季節の移り変わりは体調を崩すとよく聞くけど 私は一緒に気持ちも脆くなっていく。 今年は周りの人たちのおかげで 仕事を辞めることなく、続けられている。 感謝感謝。 何かの番組でやってた 「人はお日様の光がないと良いホルモンがでなくて 鬱っぽくなったり、攻撃的になったりする」って。 後者じゃなくて本当に良かったと思うけど 前者は前者で普通にきついから嫌だ。 なんとか前向きに生きられないか考えて なるべく体は冷やさないよう

        おじさんになったショタ。

          45分の片思い。

          もう連絡も来ないし もう会いもしないと思ってた。 まさか連絡が来て 友人連れではあるけど会えてしまって。 45分間。 君は僕の手の中で眠って とても可愛くて愛おしくて このまま時間が止まればいいと 思ってしまうほどだった。 君は寝てなんかいないって言ってたけど 逆に寝てなかったら なんで僕の手に 身を任せてたんだろう。 色々期待してしまった僕。 でも何だかもう 忘れてしまいたくなっていて。 これ以上傷付きたくないね。

          45分の片思い。

          散った花びら

          暖かな日差し 少し肌寒い風 君の貸してくれたジャケットを羽織り 不安定な足場を歩く 君のために可愛くしようとした お気に入りの靴も 今では目に入るのも嫌で 僕がもっと、我慢強くなれていたら 僕がもっと、寛容な心を持ち合わせていたら 君は僕の言葉にうなづいてくれていたのかな 君の恥ずかしがる顔も 溢れんばかりの笑顔も 意地悪をして楽しそうな君も どれも僕のものだと信じていたかった 代わり映えの無いデートも ただ眠るだけのおうちデートも どれも心地よくて もっとそばに居たく

          散った花びら

          分かってはいるんだよ。

          おはようございます。とおるです。 今日はお仕事お休みなので久しぶりに自室でゆっくりしています。 私が一番好きなのは朝の日差しを浴びながら 大好きなお店のコーヒー豆を挽き、お湯を沸かし、コーヒーを淹れる。 それを飲みながら朝食を作り、ゆっくり今日の流れを考える。 そんな静かな空間です。 お仕事があるときはできていないのですが たまにこういう時間を作るととても落ち着きます。 今日気づいたのですが今巷で流行っている 人が食べたり何かする音などを聞くと落ち着くという動画があるら

          分かってはいるんだよ。

          たぐりよせて。

          第1章 初めの一歩(2)  「お前のせいだ。」 そう言い放ったのは先週まで付き合っていた人。 今では元彼となってしまったが、普通に結構好きだった。 中学校に入った時からくっついたり別れたりを繰り返してきて早8年。 途中他の人と付き合ったりもしたけど、結局あの人のところに戻っていた。 特に顔がいいという訳でもないし(むしろ周りからは普通に貶されてた)、 性格がすこぶるいい訳でもなかった。 ただ、あの人は優しかった。気がする。 今となっては、本当に私は見る目がなかったんだ

          たぐりよせて。

          たぐりよせて。

          初めの一歩(1) 中から聞こえる楽しそうな声。 かなりの勇気を振り絞り、そっと扉を引いた。 「いらっしゃいませ。おひとり?」 店内の視線が一斉にこちらへ向く。 明るい洋楽が流れる店内で促されるまま高めの椅子に座る。 とりあえず荷物を下ろし少し高めに設計された椅子に座る。 「こんばんは、タバコ吸います?」 「あ、はい。ありがとうございます。」 灰皿。タバコ吸っていいんだ。 飲み物をどうするかとニコニコした顔でメニューを差し出された。 よくある「とりあえず生」という言葉

          たぐりよせて。

          初めまして。

          とおると申します。 ここには主に私の拙い言葉を保存していこうかと考えています。 皆さんに読んでもらうにはまだまだ不勉強ではありますが温かい目で見守っていただけたらと思います。 まだ書き方に慣れていませんが頑張ります。

          初めまして。