新しい勉強方法 「教える」
少し前に話題になった検察庁法改正案問題。
ニュースになって僕も初めて知ったので、いろいろ調べながらこのニュースはこんな事を言ってるんだと思いながら見てました。
そして、このニュースをきっかけにいろんな芸能人の方が発言して、それをボッコボコに批判している人がいるっていうのもまた一つのニュースになっていたかと思います。
何にも分かってないくせに発言するんじゃない!
本業だけやっとけばいいんだよ
何をしたいかまったく分からない
とにかくいろんな言葉がごちゃまぜになっていました。
ここで僕が思ったことは、検察庁のニュースの内容は一旦置いといて、なんで知らないことがダメなことになっているのかということです。
このニュースに始まったことではなくて、なにかの発信が起こるたびに毎回目にする言葉です。
知らない=悪。
確かに知らないってことはそれが何がなんだか分からず不安になる。
不安になれば、心もぐらついてきて怖くなって何かに攻撃し始める。
正直、気持ちは分かります。
ただ、知らないってよくよく考えたら当たり前のことだと僕は思います。
だって、知らないんだもん。(笑)
もとから詳しい人なんて1人もいないし、詳しい人も始めはなーにも知らない人だったはずです。
だからこそ、勉強して知識を増やして、そして発信する。
このサイクルがあるからいろんなことを学べると思っています。
で、急に個人的な話になるのですが、僕は今インフラエンジニアとして働かせていだだいています。
大学ではバイオ系の研究をしていたので、ITに関する知識なんてものは全くなく、ひたすら勉強ばかりの毎日です。
分からない単語がぼんぼん出てきて、それを調べての繰り返し。
ただ正直、本を読んでも、ノートに書いてもまったく身についてる感じがないんですよね。
なので、毎回教わったことを上司の方に
「これってこういうことですよね?」
と僕なりの言葉で教えてあげています。
生意気な言葉なのは申し訳ないのですが、「伝える」というより「教える」感覚に近くて。
教えるということはある程度自分の中でまとめる必要があって、なおかつそれを分かりやすく表現する必要があるわけです。
そして、「教える」ことで新たな質問が生まれて知らないことに気づき、僕の思う学びのサイクルが動くというイメージなんですよね。
だから「教える」ということは、教える人がそのことに対してまったく詳しくなくていいと思っています。
※本当の無知はダメですが。
その時に生まれた知らないを共有できると思ったら最高の勉強方法だと思います。
実際、僕もまだまだITの知識が豊富だなんて口がさけても言えないですが、知らない人に対して教えると案外教えれちゃったりします。
まだまだ知らないことをぶっ叩き、教えることに恐れている世の中ですが、何か気軽に教えあえる環境を作っていきたいです。
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