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「それが叶う頃には自分は100歳近いから、もしかしたら見られないかもしれない。でも希望が持てることをするということが、精神的な栄養になる。」

今日リハビリをさせていただいた、担当の90歳代の患者さんの言葉です。

その人は90歳でも自分の畑を持ち、2人の雇人と共に第一線で活躍されていた方です。

自分の身体の衰えも考えて、手入れが簡単なビワの木を植えたようです。
しかし、ビワの木は身がなるまでに5年かかるそうで、もしかしたら自分はその時にはいないかもしれない。

それでも日々の楽しみになること、その先の希望につながることをするということが大切でそれが精神的な栄養になると教えてくださいました。

非常に作業療法の精神に通ずるものだと感じました。

そして、歳を重ねても心が健康に生きるための何かを教えてもらったような気がします。

回復期のリハビリテーションも、そこで全てが解決するわけではありませんが、退院後の生活に希望を持ってもらえる。
そしてその希望をしっかりと地域に繋げていける、そんな支援をしたいと改めて思いました。

そして、そのことを教えてくださった、患者さんがこれからも作業的存在としてその人らしく生きられるように支援をしていきたいと思います。

それでは!!

Naoki

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