今日は、こちら。
伊古田俊夫先生著の「社会脳からみた認知症」です。
人生100年時代を迎える中で、「認知症」の人数も増えていくことが予測されます。
個人的には、デジタル化が進み人と直接関わらなくても済む機会が増えてコミュニケーションの機会が奪われることで認知低下が早まることもあるのではないかと感じています。
この本は、認知症について、「社会脳」という視点からまとめられています。
① 社会脳とは何か
② 認知症の方の脳の中で何が起きているのか
③ どのように診断するのか
④ どうしたら重症化を防ぐことができるのか
などについてまとめられています。
認知症と聞くと、物忘れや不注意、道に迷うなどの症状が頭に浮かぶ方も多いかもしれません。
私も、作業療法士を始める前はそう思っていました。
ただ、この本を読んでからは、認知症は社会脳が機能低下する病だと感じるようになりました。
・人の気持ちがわかる
・人の心の痛みを我が痛みとする
・自分の至らなさを反省する。
これらが認知症の方は苦手となっていきます。
逆に言えば、この辺りで何か違和感を感じれば、早期発見につながるのではとも思います。
決して人ごとではなくなっている「認知症」。
ぜひ一度目を通してみてはいかがでしょうか。
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