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今日は休みなので、本のご紹介です。

今日の本は「エッセンシャル思考」です。初版が発売されたのは、2014年ですが、今日まで継続的に売れている本です。

本のタイトルにもある、エッセンシャル思考とは何か。

「多くをこなすことではなく、やり方を変える。」ことです。

 向上心があって、日々忙しく働いている人ほど、「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」などと考えて、休みの日も仕事をしているなんてことが多くなっているかと思います。

 エッセンシャル思考では、これらを危険な思考だと捉え、

「自分の力を最大限の成果に繋げる!」ということを目指します。

 じゃあそのエッセンシャル思考を身につけるためにどんなことが必要なのか。
 それを私の印象的だった部分を中心に説明していきます。

✅ 本当に大切なのは、何をやるかではなく、何をやらないか。

 自分にとって本当に大切なことはなんでしょうか。
 何でもかんでも仕事を引き受けて、色々と中途半端になっていることはないでしょうか。

自分にとって何が大切かを見極めていくことは、質の高い仕事や自分のコントロール感を高めます。

✅ 本質を見極める

その本質を見極めるために必要なこととして以下の三つがあります。
1. 選択
 人は選択する自由を持っています。
 でも、人は自ら選択することを放棄しがちです。自分で判断をすることを考えないからです。
 与えられた仕事はやるしかない。この思考停止状態があるために、きた仕事は全て受け入れてパニックになるのです。
 今一度、選択は自分でできるんだといったことを認識する必要があります。

2. ノイズ
 大多数は無価値である。エッセンシャル思考は、「より少なく、しかしよりよく」である。
 よく努力の量は成功と比例するといったことを耳にしますが、それは間違いです。努力すれば必ず何かが成し遂げられるわけでもないです。
 まずその思考を捨てなければいけません。
 本書でも、80対20の法則が紹介されています。成果の80%は20%の努力に起因するといった説です。
 すなわち、努力だと思って行っていることの多くは実はあまり意味を見出していないかもしれないということです。
 だからこそ、これだけはといったものにイエスというためにそれ以外のことにはノーという必要があります。

3. トレードオフ
 何かを選ぶことは何かを捨てることです。
当然全てを行うことはできません。そのため本当に重要なものに絞っていくのです。あれもこれもといって簡単に仕事を引き受けてしまうとそれは、非エッセンシャル思考ちなってしまいます。


✅ 本のポイント(まとめ)

 上記以外にもこの本には、見極める技術、捨てる技術、仕組み化の技術などが書かれています。
 私が読んでみて感じたポイントは以下の4点でした。

1. 選択する
2. 見極める
3. 捨てる
4. 習慣化

常に本質を見据えて、自分で選択をする。そして今に集中する。

これこそがエッセンシャル思考であるための条件なのだと感じました。


◯ リハビリ職でも同じ

 現在病棟で働いていますが、これと同じことが言えるかもしれません。
 リハスタッフの人数も飽和状態になってきている中で、自分たちの専門性はどこにあるのか。
 どこまではリハビリの仕事で、自分たちは何をしたいのか。
そういったことをそろそろ本格的に議論しなければ、他の職種との線引きが不透明になり、重要な部分に集中できないことが懸念されます。
 断ることは怖さもつきまといますが、勇気を持って自分の価値を感じることに集中したいものです。


それでは!!

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