奥多摩に家を買いたいと思ったことがある

つい去年までの話だから、まだ結構新鮮な話ではある。
俺は奥多摩が好きだ。
夏にはキャニオニングやラフティング 、パックラフトを楽しんだ。
キャニオニングって知ってるかい?
滝の岩肌をウォータースライダーの如く滑り降りたり、10m以上はあろうかという高さから下の滝壺に飛び込んだり。
そんな大自然と戯れるスポーツのことだ。
ちなみに俺は高所恐怖症だ。
滝壺に飛び降りる時は死ぬかと思ったぜ。
夏の奥多摩は素晴らしいんだ。
景色もそうだし、あぁ、そういえばバーベキューも最高だった。
外で食べる肉は断然うまい。
奥多摩へは車でも行ったが電車でも行った。
電車は風情があっていい。
立川から青梅を越えて、石神前、二俣尾あたりの駅になってくると、電車の南側にこんもりとした山が見えてくるんだ。
それはまるでブロッコリーの如くもっこりとした山々で、濃い木々の緑が何とも目に映える。
それを見ると俺はワクワクする。
童心に帰る。
そしてその圧倒的な山の大きさに感心する。
その先に軍畑駅があって、駅の南側の改札を出ると急坂がある。
ここを下って行くと、その先に御岳渓谷に続く多摩川に出るんだ。
ここの川沿いがまた風情があっていい。
夏に行くとまさに夏という感じなんだ。
田舎の夏休みという感じ。
そういえばそんな名前のゲームがあったな、ぼくの夏休みだっけ?
川沿いをてくてくと歩いて御嶽駅方面に向かう。
多摩川は雄大だ。
特に上流のダムが放流された後なんかは、その水流は凄いことになる。
ゴォー!と音を立てて、自然の水の圧倒的雄大さを痛感することになる。
その水の音といったら何とも心地よい。
圧倒的に厚みのある水流音。
大きくて大きくて母なる大自然に包まれる気持ちだ。
水は美しい。
そして俺は海パンに履き替えて多摩川に浸かった。
飛び込むと危ないから、川の端っこで、まるで銭湯に浸かるかの如くそっと腰を下ろした。
近くでは若者たちがはしゃいでいた。
俺はポツンと隅で冷水に体を浸していた。
水風呂か。
ちなみに海パンに履き替えた時には、下半身はすっぽんぽんだ。
もちろん周囲は確認した。 
さっきの若者たちにもバレないように。
それにしても夏の野外で下半身すっぽんぽんは何とも気持ちがいい。
本来、隠している方が間違っているのかもしれないと思えるほど、清々しい気分になれる。
俺はいずれ奥多摩に居を構えて大自然の中を駆け回りたいと思っている。
自然の中で「うあぁー!」と叫んで笑顔で走り回りたい衝動に駆られることはないかい?
俺にはあるんだ。
こっちでそんなことやったらニュースになるが、奥多摩なら何ら問題はない。
木々の間を走り抜け、思いっきり笑顔で笑いたい。
真夏の暑い盛りに、汗をだらだら流して生きている実感を得たいんだ。
俺は苦しむのが好きだ。
山の中を走るトレイルランニングをしたこともある。
苦しいと生きているって実感するんだ。
だからそれを心置きなくやれる奥多摩に、俺は移住したい。
と、そう思っていたのがつい去年。
しかし今はこうして布団の上でスマホをぴこぴこいじっては文字を打っている。
うん、こっちの方が快適だな。
すぐ寝っ転がれるし、ジュースも飲めるし。
山になんか自販機ないしな。
やっぱ家サイコー。
俺、飽きっぽいんだ。

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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。