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ナマでやること

そんなに我慢できないことなのでしょうか。
そんなに理性のタガが外れるほどコーフンできると言うのは、一種の才能だと考えます。
僕はそれが羨ましい。
そんなに猿のように夢中にコトに及べることなんてないからです。
あっ、お猿さんには申し訳ない。
僕はいつもどこか冷めています。
それは常に状況を客観的に見ているから、集中が常に散漫であり、快楽というただ一点に耽ることが出来ない、それに集中し切れていないのだろうと思います。
そんな散漫な気の状態ですから、お相手の少しの変化にも敏感です。
例えばあちらの香り、お腹の少しのたるみ、そういったものを目の前にしてしまうと、途端に気持ちが現実に引き戻されてしまうのです。
それはそこに生身の人間の現実を見てしまったからであって、つまり僕はあまりに幻想にまみれているのかもしれません。
そりゃ人間ですから臭いもたるみも何だってあるでしょう。
しかし真に興奮できる人はそれを凌駕する快楽、もしくはそんな現実などとうに受け入れて、一心不乱にことに及んでいるのかもしれません。

とにかく私はそんな無我夢中になれる精神を羨ましく思います。
私も一度でいいから猿のように正直に夢中になってみたい。
それは獣人間の解放であります。

さて、ナマでやった後に女性の妊娠が発覚した場合、途端に逃げ腰になる男がおります。
私はそういう人間が大嫌いでございます。
一時の快楽に負けて勢いでやったくせに、いざとなったら逃げ口上。
これはとんでもなく卑怯で許し難いことでございます。
全く、女性と命を何だと思っているのか。

先日に出産を迎えた母子が命を亡くしたというニュースを見ました。
出産はそれだけ危険だということです。
正直、私の中にそこまでの危険の想像はありません。
人は普通に産めるものだと、何の根拠もないのに楽観視している頭があります。
しかしそのニュースを聞いて、改めて性の営みについて考えました。
「今日はピルを飲んでいるから大丈夫。」。
もちろん女性はご自身の体ですから、そのお気持ちや対処もわかります。
しかし一方でそれは、人間が作り出した快楽に耽る為の言い訳でもあると考えますが、私はそこに少しの生命への冒涜を感じることがあります。
生命を人間がコントロールすること。
セックスは気持ちがいい。
快楽にも溺れたい。
でもふと、それが頭をよぎることがあるのです。
本当は一心不乱に性に溺れたいくせに。

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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。