コンタクト恐怖症

俺はコンタクトを目に入れることができない。
想像するだけで怖い。
だってあんな異物を目に入れるんだぜ?
よくみんな入れられるなって思うよ。
目ん玉の中に物を入れるとか...あー!俺には耐えられない!
人は俺はおかしいと言う。
そして「そんなことより怖いことなんてもっといっぱいあるよ。」と言う。
なに?お化けの方がよっぽど怖い?
アホか。何を言ってやがるんだ。
本当に怖いのは人間に決まってるだろ。
お化けなんか怖くもなんともない。
本当の人間の姿が一番怖いに決まってんだろうが。
お化けなんて「うらめしや〜。」の不満を垂れ流すだけで何もしてこないだろうが。
大体「うらめしや〜。」と言われて俺はどうすりゃいいんだ。
「あぁ、そうですか。」でいいのか?
それとも「えーえー、そりゃ大変でございますねぇ。」とでも言って、悩みを聞いてやりゃいいのか?
全くお化けの奴もちょっとは考えろってんだ。
話が脱線したが...
コンタクト以外にも怖いものはあるぞ。
それは胃カメラだ。
なんだ胃カメラって。
口から入れて胃の中までホースが繋がってるって、どんな拷問なんだ。
意識がある状態でなんか到底受けられない。
だから俺は健康診断では必ず麻酔薬を打ってもらって、意識が無い状態でやってもらう。
でなきゃ俺は死ぬ。
パニックで死ぬ。
一回、途中で目が覚めたことがあるんだ。
既にカメラが胃の中にあって、先生が映像を見ている時に、急に目が覚めたんだ。
俺はパニックになったよ。
目が覚めた途端「おぇー!」。
そして次の瞬間、先生の腕をガシッと掴んだ。
鬼の形相で先生を見つめた。
正直、先生をブッ飛ばしてや...いや、何でもない。
先生だって一所懸命やってくれているんだ。
そんなこと言っちゃいけない。
麻酔の先生だって適量を見て危なくないように慎重にやってくれたんだ。
感謝をしなければいけないよな...
あのやろー。
でも次に気付いた時にはもう検査は終わっていて、他の5〜6人と一緒に寝かされていた。
周りを見たらみんなグーグー寝ていた。
寝息が聞こえていたからまだいいけど、あれで息してなかったらホラーだな。
目が覚めたら帰らなきゃいけないわけだけど、まだ麻酔が完全に抜けていないからフラフラする。
平衡感覚が微妙だ。
立ってグルグル回った後、頭がグルグルする感じに似ていた。
というわけで、そういうことだ。
とにかく俺は自分の中に異物を入れることに恐怖がある。
タバコを吸わないのもそこに通ずる。
肺の中に煙を入れるとか、何だか気持ち悪くて仕方がないのだ。
肺から煙が出ていけばまだいい。
でもそこに留まるのがわかっているから、気持ち悪くて入れられない。
普段、死ぬこと以外は怖くないなどと強がっているが、所詮俺はこんな小さな人間だ。
人間も小さけりゃタマも小さい。
まさに小さなタマだ。
本体も小さいし、ははっ、小さいづくめでナニよりだ。
ナニだけに。
今日は何だか調子が悪いな。

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