あとからヤングケアラーと気が付いた話
現状を受け止め、
自分の気持ちを殺さないで生きてほしいと思ってここに残します。
ヤングケアラーってご存知ですか?
厚生労働省によると
"「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと。
責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。"
とのことです。
ご存知でしたか?当てはまる方いませんか?
私は小学校高学年から24歳までヤングケアラーをしていました。
気が付いたのはもう本当につい最近です。
なぜ最近だったかというとそれが当たり前だったからです。
気が付いた時私に起こったことは、大量の涙でした、もう止まりませんでした。
大変だった、でも私がやらなきゃ誰がやるんだって奮い立たせていました。
なんなら責めていました。もっとできたらと。
でも、ヤングケアラーと知り、頑張ったねと言われたことによって自分が肯定されたと感じた瞬間だったんだと思います。
私のヤングケアラーの経歴は、
小学校高学年から高校にかけては、家事をメインにしていました。
祖母が亡くなり、その後は祖父のサポートを母としていました。
家事はもちろん、仕事の付き添いもしていました。
祖父が悪化してからは介護になり、最期は3時間睡眠で交代しながらみていました。
苦ばかりではないです、もちろん。
大好きな2人だったからこそ恩返しの気持ちでした。
でも、私の人生もある。
友達と遊びに行きたい、ゴロゴロしたい、ただただ寝ていたい、好きな大学に行きたい、場所に囚われずに動きたい、、、
何度殺したか分かりません。
遊んでいる時間ができても罪悪感がすごくてなんかいまいち楽しみきれなかったり、、、
祖父が亡くなったあと、
今の私は自分の声が聞こえなくなってしまいました。
何がしたいのかわからないのです。
軸が崩されたような気分でした。
だからこそ、ヤングケアラーの方には
自分を殺さずに生きて欲しい。
〇〇がしたいはわがままじゃないです、当たり前に持てる人権です。
福祉サービスも充実してきました。
大人に頼りましょう。どうしたらいいのか相談してみてください。
全て自分たちでやらなくたっていいんです。
それはサボりなんかではありません。冷たいわけではありません。選択肢です。
1人でも多くのヤングケアラーの負担が減りますように。
なにかあればぜひ声かけてください。
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