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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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2024年3月の記事一覧

ポストSaaSとしてのONCEモデル

ONCEモデルとは今年3月に海外のSaaS業界で、あるニュースが話題になりました。 Railsの作者で37signals社のCTOでもあるDHHは、SaaSとして提供していたチャットシステムを、今後新たな機能開発はしないという前提で、買い切りのソフトウェアとて提供し、1週間足らずで25万ドルを売り上げたとブログで報告しました。 SaaSに対置されるこの販売モデルを、37signalsではONCEモデルと呼び、さらに取り扱うシステムを増やしていく計画を発表しています。ユー

クレディセゾンでDXを進めてきた5年間を振り返る

はじめにクレディセゾンに来てちょうど5年が経ったので、これまでの取り組みをまとめてみようかと思う。書き進めていくうちにとても長くなってしまったので、1年につき3トピックに絞ってあとはカットした。それでも5年分なこともありかなり長くなったので、目次から各トピックに飛んでもらえればと思う。社内の関係者も読むかもしれず、「自分のやったことが載ってない!」と思うこともあるかもしれないが、内製開発案件だけでも53案件あり全部載せるととんでもない量になるので許してほしい。それから、振り返

地方エンジニアの採用事情

ここ数年、地方支社を増やすIT企業が増えている中で実際、地方でのエンジニア採用事情はどうなのか?を記事に書きました! はじめに・カヤックの記事 ・freeeインタビュー記事 私のプロフィールは下記を読んで頂ければと思います。 結論①コロナ禍を機に地方の採用市場は大きく変化した。 コロナ禍で東京企業の全国採用が加速する中で地方でのエンジニア採用は難易度が上がっている。地方でも給与水準が上がってきており、やりがいを重視するエンジニアが増えていると考えられます。また、エンジ

とあるITエンジニアの転職事情

 この度、2回目の転職活動を終えて、3社目への移転を控えた、まもなく社会人6年目のITエンジニアです。執筆時点2社目に勤めていますが、1年という短い期間で再度の転職を行うに至った経緯と、転職中に感じたことを書き記すために筆を執りました。  転職活動の話はこれから活動予定の方の助けにもなるかなと思うので、そこだけ見たい方は、"転職経緯"と"1回目の転職"、"2回目の転職"、"転職活動で感じたこと"をご覧ください。参考になれば嬉しいです。 転職経緯 結論から述べると、業務内容の

エンジニアのモチベーションが上がる目標設定・評価

はじめにSkillnoteVPoEの安藤です。 今回はEMであれば誰しもが悩み、苦労(工夫)している目標設定・評価について書きたいと思います。 きっかけは#1の頃から参加している「EMゆるミートアップ」で、3月1日開催の#6のテーマがそのものズバリの「目標設定・評価」だったことです。 EMゆるミートアップそもそもエンジニアリングマネージャーという職務は最近になって出てきたもので、ITという比較的新しい業界の中でもさらに新しい役割、と言えるかと思います。(オライリーの書籍も

私が想うCTOのやりがい、そしてなぜそこに至ったのか。

はいどうもー。クドウマサヤ(@masaya_dev)です。 先日「After YAPC::Hiroshima 2024 LT Night」というイベントにて「CTOの楽しさ」についてただひたすら語るLTをやらせていただきました。 改めて自分が想うCTOのやりがいを言語化してみて、自分の中で新しい発見というか、キャリアの点が線に繋がっていたんだなという気付きがありました。当日聞いていただいた方からも「CTOという役割の解像度が上がった」という嬉しいコメントもいただきまして、

優秀なエンジニアと働いてわかった成長するための立ち回り

私は決して世界レベルで優秀なエンジニアではない。ただ、幸いなことにグローバルに活躍するエンジニアの方々と一緒に仕事をする機会には恵まれてきた。 エンジニアとしてだけでなくビジネスマンとしても、彼らからたくさんのことを学ばせてもらってた。 今日は彼らから学んだ成長するための立ち回りについて紹介しようと思う。 質問力が高い彼らと働いていて驚かされたことがある。 それは「これほど優秀な人がこんな基本的なことを質問するのか?」という場面に何度も出くわしたことだ。 知らないこ

大規模言語モデルをフルスクラッチする練習 (環境構築ー前処理ー事前学習ーファインチューニングー評価まで)

はじめに以下のオープンなプロジェクトの一環で、大規模言語モデルをフルスクラッチで作る練習をします。24年3月現在、協力者も募集中です。 リポジトリ当該プロジェクトの標準コードが公開※されたので、それを走らせてみます。 ※24/3/5時点で、まだレポジトリ内に、工事中の箇所が多々、あります。 このリポ上では、事前学習ー事後学習ー評価まで、一気通貫(?)したパイプラインが提供されています※。 ※3/8追記 個々のパイプが繋がってませんでした。 きちんと繋がったパイプラインを

生成AIによってプログラマがやばい、とはどういうことか?

生成AIの登場によってプログラマおよびIT業界がやばい、という内容の記事を読んだ。 詳しいことは上記記事を読んでいただいたほうがいいが、乱暴に要約すると以下のようになる。 「プログラミング」とは「人間の言葉がわからないコンピュータに、人間の仕事を整理して翻訳してあげる作業」だが、これからは簡単な自然言語で指示が可能になる プログラマの仕事が大きく変わる 現行のIT企業は、大企業(プラットフォーマー)がローンチするサービスに淘汰される 高速であらゆる処理を行うプログラ