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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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2023年12月の記事一覧

結局のところ、エンジニアリングマネージャーとは何者なのか

はじめにこれはEngineering Manager Advent Calendar 2023 25日目の記事です。 毎日良質な記事がアップされて、完全に俺得な一ヶ月でした。ご参加いただいたみなさんありがとうございます。 最終日の記事では、EM Advent Calendarを俯瞰しながら執筆している私のEMキャリアをふりかえり、結局のところEMとは何なのか、ということを考えてみます。 Advent CalendarにおけるEMの多様性と共通点LLM時代におけるEMという

エンジニアは顧客の要望をちゃんと聞こう 〜「うちの店でカレーを出したい」と言われたら?〜

こんにちは。SALESCOREのCTOの成澤です。 今日は、Webサービス開発に携わる方向けに「要望を正しく聞くのは大事だよ」という話を、飲食店の例え話で紹介します。 「うちの店でカレーを出したい」と言われたら飲食店のオーナーから「うちの店のメニューにカレーを加えたい。カレーを作る体制を整備してほしい」と相談されたとします。 敏腕料理人のあなたは何を考えるでしょうか? 普通に考えたら「野菜と肉とルーを仕入れて、あとは鍋と包丁を用意して…」と考えるでしょう。 カレー作りに知

バイセルのテックカンパニーへの変遷、CTOとしての取り組みを振り返る

約3年ぶりの投稿になります、株式会社BuySell Technologies(以下バイセル)で取締役CTOをしている @kyunsです。 バイセルでのCTO歴も2年半が経ちましたので、この記事ではバイセルのテックカンパニーへの変遷に向けたこれまでの取り組みの紹介をしていきたいと思います。 本記事はバイセルテクノロジーズ Advent Calendar 2023の 25日目の記事となります。 バイセルについてバイセルはグループ各社がそれぞれの強みを活かして、買取から販売まで、

機械学習初心者がKaggleの「入門」を高速で終えるための、おすすめ資料などまとめ(2023年12月版)

こんにちわ、カレーちゃんです。Kaggle GrandMasterです。 Kaggleはデータサイエンスに入門するのにとても適しています。ですが、英語の問題などがあり、入門するのが難しい。そこで、Kaggleの「入門」をこうすれば高速に完了できるというnoteを書きます。 同じタイトルの記事を、2020年8月にも書いたのですが、それから2年以上がたちました。それから、おすすめできる資料が増え、また、私が思う入門のコースもやや変わりましたので、更新をしたいと思います。 1

AI受託開発 という起業が流行っている

流行っているAI受託開発起業  最近、AI受託開発で起業している会社をよく見る。ホームページを見るとどこもやっていることは似たり寄ったりではあるのだが、AI関連のプロダクト開発や業務改革プロジェクトを行っているクライアントに対して、コンサルティングや開発リソースの提供を行っている。  かくいう私も、生成AI開発向けのSaaSの提供で起業しつつAI受託開発で9割以上の売上を賄っており、初年度から1億円程度の売上の着地を見込んでい る。 なぜ流行ってる?シンプルに、需要があり、

エンジニアが無理なく発信を続けられる環境を目指して。Tech Blog 編集長と振り返る、2年間のあゆみ

2024年で、立ち上げから6年目となる「Kurashicom Tech Blog」。「北欧、暮らしの道具店」を支えるクラシコムのエンジニアを中心に、さまざまな発信を行うブログです。直近2年間は、運用体制を整えながら、月に2本程度の記事をお届けしてきました。この記事では、Tech Blogで継続的に発信を続けた結果、どんな変化が起きたか、2年間のあゆみと共に振り返ります。 話を聞いたのは、Tech Blogの編集長でエンジニアの冨田、テクノロジーグループマネージャーの村田、人

「オセロが解けた」を白黒ハッキリさせようじゃないか

山名琢翔(筑波大学) オセロが解かれた?! "Othello is Solved"というタイトルの論文がarXivに投稿されました$${^{☆1}}$$.オセロでは,初期局面から双方のプレイヤがミスをせずに打ち続ければ,終局結果は引き分けになると証明できたというのです.  オセロを「解く」とはどういうことなのか.どうやって解いたのか.また,解かれた後のオセロはどうなるのか.この記事ではオセロを解くということについて解説します.なお,このarXivに投稿された論文"Othe

「面倒なことはChatGPTにやらせよう」を講談社から出版します。

この度、「面倒なことはChatGPTにやらせよう」という本を、講談社より出版することとなりました。現在、最後の校正作業を進めており、2024年1月29日頃から書店に並び始める予定です。 Amazonでの予約も開始しておりますので、是非予約ください。 電子版も予定しておりますが、後日の公開となる予定です。 また、12月14日(木)に、著者と編集者で、X(Twitter)のスペースで、この本について話しますので、ぜひ聴きにいらしてください。 以下この本の容を紹介します。

Generative AI for Everyoneから、古のNLPエンジニアの心に刺さったこと8選

こんにちは、IVRyでAIエンジニアをやっているべいえりあです。今回はタイトルの通り、Andrew NgのGenerative AI for Everyoneを見て自分の心に刺さったこと、そしてそれらについての個人的なコメントを書いていこうと思います。 Generative AI for Everyoneについてこちらの講義は機械学習やAI教育についての第一人者と言っても過言ではない、Andrew Ng先生のLLMの応用についての講義になります。 タイトルにはGenera

スティッキーセッションをやめ可用性・弾力性を高める

こんにちは。エンジニアの佐々木です。 私たちが運営する「北欧、暮らしの道具店」のサーバーサイドで使用している言語はPHPで、フレームワークにはLaravelを採用しています。また、サーバー自体はECS on Fargateで稼働させています。 フロントエンドではJavaScriptのフレームワークにVue.js、CSSでSass(SCSS)を採用しており、これらを元にビルドした成果物はDocker(ECSタスク)内に格納していました。 先日、これらの成果物はDocker