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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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2022年10月の記事一覧

なんでも知っている職場の Oracle は何でも知ってるわけではなかった話

私は大手のクラウドプロバイダーで開発者をしているが、職場に 同僚からOracle (なんでも知ってる人) と言われる Bala という人がいる。実際に、彼に質問をすると、会社のシステムの細かいふるまいについても答えてくれる。いつも、ほんまに知ってるだけでも凄いけど、どうやって記憶しているのやろうとも思っていた。  質問に備えて自分でコードポインターとかの情報や、Spec を整理しているのだろうか? Bala の実態が判明した日私はリモートワークよりも出勤好きなので、毎日会社

読者の行動データを用いたnote記事レコメンドをリファクタリングした話

noteのMLチームで主にMLOps関係の開発をしている、むっそです。 先日「読者の行動データを用いたnote記事レコメンドのMLパイプラインツアー」という題材でMLパイプラインについてご紹介いたしました。 今回はnoteの読者の行動データを用いたnote記事レコメンドをリファクタリングした話をしたいと思います。 ※前回の記事をまだ読んでいなくても、この記事は読めます! AWS環境にてnoteユーザーの行動データを用いたnote記事レコメンド機能を提供しております。

クラシコムデータ基盤安定化を目指して

こんにちは。クラシコムデータ分析チームの高尾です。 11月15日(火)19時から、「北欧、暮らしの道具店」のデータ活用についてのオンライン開催が決まりました。 そこで、今日はデータ基盤を安定化させるための取り組みについてご紹介したく、またエンジニアのnoteにお邪魔しています。 この記事は、クラシコムが抱えていた課題と、それをどう解決しようとしているかを記録するために書きました。想定読者はデータ基盤、データ分析チームをマネジメントしている人や、データ基盤を安定運用するた

【ウェビナー】スタッフの感性をデータで裏付け!健全な成長を支える「北欧、暮らしの道具店」のデータ分析 トークイベントを開催します。11/15(火)19時〜

こんにちは、クラシコムの馬居です。この度、クラシコムデータ分析についてのトークイベントを11月15日(火)19時からオンライン開催することになりました。(お申し込みはこちら) 本イベント開催のきっかけとして、先日クラシコムのデータ分析チームについてまとめたリリースを配信いたしました。 さらに、データ分析チーム責任者の高尾と、エンジニアリングを担当する面白法人カヤック・池田氏の対談が公開されました。 これらの発信に対して、想像以上の多くの反響をいただいたことや、私たちも、

技術的負債の語源とその解釈について

エンジニアとして仕事をしているとTechnical debtという言葉によく出会います。 エンジニアと一緒に仕事をしている方も耳にすることもあると思います。 負債という言葉から「良くないもの」「なかった状態にすることが望ましいもの」「放っておく期間が長くなるほど困る」というイメージを想像させます。 私自身もエンジニアではないチームメンバーにお伝えするときにこれらのイメージでお伝えすることが多いのですが、そもそもなぜ「負債」という言葉が選ばれたのか、技術的負債という言葉が生ま

Stable DiffusionのモデルをU-Netの深さに応じて比率を変えてマージする

概要Stable Diffusionでは、複数のモデルの重みをマージすると中間的な出力が得られることが知られています。 以下の比較結果が大変参考になります。 またマージ用のスクリプトは以下で公開されています。 また(ざっくりとした私の理解では)Stable Diffusionは大きくText Encoder (CLIP)、Denoising Auto Encoder (U-Net)、Auto Encoderからなります。このうち、U-Netが画像をノイズから画像を生成す

AIで着ぐるみをイラストにしてStable Diffusionの使い方を学ぼう!

響音カゲです。 今回はStable Diffusion(ye18)の使い方講座です。 あなたの手元に着ぐるみ写真、いっぱいありますよね? 今回は写真を使います。 今回はこちらにふれぽんさんにかわいく撮っていただいた写真を用意しました。 この写真をイラストにしてみます。 Stable Diffusionのモデルにはye18を使います。ye18については以下の記事が詳しいです。私はWebuiで使ってます。 今回使用したプロンプトはおおまかにはこんな感じで、場合に応じて色