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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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2022年9月の記事一覧

データ基盤にSnowflakeを導入して分析を爆速にした話

初めて技術記事を書きます。noteでデータエンジニアをやっています、久保田です。 noteにはデータ基盤が存在しており、記事の閲覧やユーザーの行動など、さまざまなデータをログとして保存しています。 そんなデータ基盤に2022年4月、Snowflakeを導入しました。 Snowflake:データウェアハウジングやデータレイク、データエンジニアリング、データサイエンス、データアプリケーションの開発などを行うことができるフルマネージド型のサービス 今回はなぜSnowflak

システム障害に強いチームにするため、障害対応訓練を継続している話

こんにちは。シニアエンジニアの佐々木です。 育休が明けて半年ほど経ち、子供も生後8ヶ月になりました。最近はハイハイで家中を駆け巡っており、いろんな意味で目が離せません。 さて、今日はシステム障害に強いチームにするため社内で実施している障害対応訓練について紹介したいと思います。 訓練をする背景訓練の内容を紹介する前に、訓練を実施する背景についてまずは触れておきたいと思います。 Web開発をしてるエンジニアにとって、システム障害は必ず向き合わないといけないものの一つです。

安全安心にソフトウェア開発を行うためのDesign Doc導入ガイド

みなさん、コードを書く前に設計書を書きますか? 書くか書かないかは人それぞれだと思いますが、「設計」というプロセス自体は意識的であれ無意識的であれエンジニアであれば全員やっていることだと思います。 今回は設計プロセスの改善という文脈で私たちがDesign Docという仕組みを導入したことについて共有しようと思います。もし同じような状況を経験している人がいたら参考になれば幸いです。 導入の背景まずは導入するに至った状況からお話します。 私たちのサービスは、利用していただ

イーサリアムの開発エネルギーの凄さと他分野での再現性

LayerXの中村 (@nrryuya_jp) です。(見出し画像はEthereumの公式サイトより。) パブリックブロックチェーンであるイーサリアム(以下Ethereum)のProof-of-Stake (PoS) 移行がついに成功したそうです。PoS移行の中身の話は省略しますが、要は時価総額数十兆円のシステムの「お引っ越し」であり、非常に困難かつ壮大なプロジェクトです。私も一時期EthereumのPoSの研究開発に携わっていたため、とても感慨深いです。 (みんな思い思

アメリカに住んでると誰もDXやってない感じがする話

 私はアメリカのシアトルエリアに住んでいるのですが、SNSを通じて日本語の情報を見ていると、政府含めてものすごく一生懸命 DX (Digital Transformation) に取り組んでいかないといけない!という気合を感じるのだけど、実際のところ私の観察範囲ではそんな雰囲気を全く感じません。なんでだろう?と思っていたのですが、ふと思い当たることがあったのでシェアしてみたくなりました。 観察範囲での日米の違いアメリカに住んでいると、ソフトウェアを普通使うのはとても普通であ

Astroに入門してみる

こんにちは noteのフロントエンドエンジニアのiemongです。 最近はメンバーシップの開発等をやっています。 同僚の天才から、なんか技術記事書いて🙏とお願いされたので、最近気になってるAstroってフレームワークについて書こうと思います。 実際に触ってみて、簡単にページを作るところまでやってみました。 Astroとはとあるように、オールインワンなWebフレームワークです。公式によると、Javascriptで開発できる MPAフレームワークという位置付けらしいですが、

機械学習でハタラクをバクラクにするために LayerX に入社しました #LayerX

こんにちは、2022年9月1日に LayerX にフルタイムの機械学習エンジニアとして入社した松村 優也(@yu__ya4)と申します。バクラク事業部の AI-OCRチームに所属しています。チーム名の通り、請求書や領収書といった帳票の画像データを読み取り、人間が手入力せずとも必要な項目を自動で抽出してデータ化する OCR 機能の開発をメインのミッションに持つチームです。 この note では、私がなぜ LayerX に機械学習エンジニアとして入社したのかを、転職のご報告に代

レビューの成功は、レビュー前に決まっている

レビューは仕事のコミュニケーションの原点にして頂点。工夫できることがたくさんです。 そんな中、前回の記事では「レビュイー(レビューされる人)が工夫できること」をお伝えしました。 しかし、レビュイーだけでできることには限りがあります。レビュアーがテンプレートを用意し、どれだけお願いしても、レビュー依頼が上手にならないこともあります。 今回は立場を変えて、「レビューの前にレビュアーができること」について私がやっていることを書いてみます。 レビューの成功はレビュー前に決まっ

WebAssembly触ってみた。 Ruby3.2 Preview1

※RubyKaigi2022 noteのエンジニアとして参加します。興味あるかたお話しましょう! Ruby3.2.0 Preview1 がリリースされました。 注目はWASIベースのWebAssemblyサポートではないでしょうか? 当記事では簡単なツールを作って、WebAssemblyがどのように活用できるか考えてみました。ツールに関してはソースを含めて動く状態のものをgithubにて公開しています。 WebAssemblyとは簡潔にいうとサーバーサイド言語をブラウザ

【海外就活】Amazonでインターンした学び・体験・感想

こんにちはお茶会と申します(@techkai_)。 北米の大学で情報科学を専攻している者です。 2022年の夏、カナダのバンクーバーのAmazonにて12週間、ソフトウェアエンジニア(SDE)としてインターンをし、無事フルタイムのオファーをもらうことができました。私は今まで、 日本のスタートアップ 日本の上場企業 カナダのゲーム開発会社 大学の研究室 シリコンバレーのスタートアップ でインターンしてきました。その中でも特に、Amazonでのインターンは短期間に

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techに薦めている書籍

お久しぶりです。CADDiの河合、もとい@vaaaaanquishです。 数ヶ月前、CADDi社内で「オススメ書籍」というものを書きました。 私は前職の上司の影響でビジネス書を多く読むようになったのですが、ゴリゴリの技術書でない書籍というのはどうしてもエンジニアにとって読みにくい物も多いなと思っています(悪いと言っている訳ではなく飲み込みのために行動や知識を求められるよねという意です)。 また、エンジニア向けの書籍でも、少し概念的に古く、現代に適応しにくいものもあったり