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#編集 #ライター 記事まとめ

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編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
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2022年3月の記事一覧

スタートアップに必要なインハウスエディター(社内編集者)の可能性について考える

どうも、ころくです。今回のnoteは、編集者のキャリアについて書いてみます。 僕は2016年末にナンバーナインという漫画の会社を友人と共同創業しました。今は取締役CXOとして社内外のコミュニケーション全般を引き受けているわけですが、自分のキャリアの源泉をたどると編集者です。 僕が編集者としてのキャリアをスタートさせたのは2011年で、「エンジニアtype」というWebメディアの編集者をしていました。まだオウンドメディアという言葉がなかったころに誕生した媒体で、エンジニアや

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【対談】20年書き続けるには何をすべき?——これからのライターの「生き残る力」

『書く仕事がしたい』(CCCメディアハウス)の発売を記念して、「書く仕事」にまつわるテーマについて、さまざまな方と対談させていただいています。今回のお相手は、編集者で、コンテンツ・メーカー、ノオト代表の宮脇淳さん。全国各地で「#ライター交流会」やライター向けの講座を開催したり、コワーキングスペースの運営を行ったりと、「全国規模でライターとつながりのある編集者」とも言える宮脇さんとお話しをさせていただきました。原稿を書いてくれたのはライター仲間の塚田智恵美さんです。 相手は人

「編集者」になるのに10年かかった話

「風、あったかくなってきたなー!」 この風、めっちゃいいな。 サブスクにして売ってくれたら月額980円くらい払うんだけどな。 なんて春の風を楽しみながら駅まで歩き、改札を抜け、すぐに来た電車に乗って、つり革をつかんで。 ふと目の前に座ってる人のスマホを見たら、その人。 私が書いたnoteを読んでいた。 「ぴょ!?」って思った。 変な声出そうになった。 読んでいたのはロングヘアの若い女性だった。 背中を丸めて、スマホをのぞき込んで、 左手の親指でスクロールして私のno

マッチ箱の記憶。「書く」を仕事にした私が、そこにいた。

今、とにかく人生初ぐらいの大掃除をやって おりまして。 春の暖かいうちにちゃっちゃっと済ませておけ という声が、どこからともなく聞こえてきた。 聞こえた束の間、計画が早くも挫折しそうなん ですが。 集中できないんですよ、 あれやこれやでてくるさかいに。 ベッドの下からやな、まずと思ってごそごそ 引き出すものを引き出してみました。 床との隙間の所に、昔書いた出版物とかを 箱に入れてしまってあるんですが。 箱に入れておく癖のあるわたしは、茶色い誰かに もらったハガキ

「書き出し」は、15の型で書き分ける 【文章術020】

僕のnoteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。 今回は、記事の冒頭部分——いわゆる「書き出し」で使える15の型について紹介したい。 書き出しは重要記事の書き出しは、重要な役割を持っている。もし、記事の「タイトル」を「店の看板」と例えるならば、「冒頭文/書き出し」は「店の内装」や「店員の雰囲気」といったものに相当すると思えばよい。 例えば、「スペシャルカレー」と

【担当者が語る!】周南市市民ライター始動の裏側、全部話します。

2022年2月、年代も職業も趣味も文体もバラバラの12人が一斉にスタートラインに立ちました。任命書を握りしめ、いよいよ山口県周南市市民ライターとしての活動が始動します。 「大好きな昆虫を通して、この山口県周南市にある自然の魅力や、周南市に生きる生物の命の尊さを、子育てと両立しながら伝えていきたいです。」 そう話すのは、今回、周南市市民ライター1期生(AKB48みたいですね)に任命された市民ライターのひとり、塩田紗希さん。蝶の柄で彩られた素敵なマスクと、明るく笑顔で自分の気持

自分の作品や言葉に無力感を感じ、誰にも伝わらない気がしている人、待ってくれ

初めまして。作家のエージェント、遠山怜です。今回のテーマは「立ちすくむ私たち」。世の中の情報量は爆発的に増え、社会システムや構造が変わり、これまでのやり方では通用しなくなってきました。 私は現在、出版関連の業界に身を置き、その前は広告系の仕事をしていました。どちらもとても光栄なことに「オワコン」と呼ばれて久しい業界です。とは言ってもIT業界を除いて日本の事業の大半は「オワコン」と化しつつあり、似たような状態にある業界も多いと思う。この漫画は出版の世界を描いているけれども、決