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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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#ビジネス

自然の中に潜むカタチから生まれる植田佳奈氏の陶芸作品【FREEPARK】

突然ですが、 河原や公園に転がっている石ころを 拾ってみたり、じっと眺めたり したことはありますか? 何気なく目を落とせば見かけるものですが、 ひとつひとつの質感や形を じっくりと観察することは あまりないように思います。 石に限らず、 自然界にある形を独自の視点から観察し 試行錯誤を繰り返しながら 作品を制作しているのが、 陶芸家の植田佳奈さんです。 植田さんの作品は「人工物」のようで どこか「自然物」のよう。 今回FREEPARKに届いた作品たちも、 自然の形や風景

5000人のZ世代コミュニティを武器に若者向けスキンケア市場を席巻する新興ブランド「Bubble」

ブランドのローンチからたった3年で全米9,000店舗に商品を卸し、急速に若者向けスキンケア市場の棚を塗り替えているブランドがある。 2020年に立ち上がったばかりのスキンケアブランド「Bubble(バブル)」だ。 詳細な売上高は公表していないものの、創業者のShai Eisenmanによれば、2年足らずで売上は1000万ドルを超え、2026年には1億ドルを突破する見込みだという。 Instagramのフォロワーも20万弱を誇り、3年足らずで急成長したブランドとしてアメリ

他店から学ぼう。「本屋B&B」で、店舗運営の“裏側”を覗いてきました。

先週、ついに正式オープンした透明書店。お陰様で連日大いに賑わっていますが、この連載では、もう少し準備の様子をお伝えしていきます。 今回は「他店に学ぼう!」ということで、人気独立系書店「本屋B&B」さんをみんなで訪ね、書店経営の裏側を覗いてきました。 以降はライターの中前結花さんに取材していただきました。 今日は場所を変えて、朝からとある書店の前で待ち合わせ。 東京世田谷区の下北沢と世田谷代田の間にある「本屋B&B」さん(以降、B&B)に来ています。 気になる新刊の他、個性

2023年のShopifyはどう変わる?今おさえておきたい「Checkout Extensibility」とは

今や大小さまざまな規模のEC事業者が利用しているShopify。その動向は国内外のEC事業者にとって常に注目の的だ。 昨年の大きな変化といえば、10月にメルボルンで開催された「Shopify UNITE」で詳細が発表された「Checkout Extensibility(チェックアウト・エクステンシビリティ)」だろう。 これまでShopifyはチェックアウト画面周りだけはcheckout.liquidというファイルを直接操作する形になり、制限も多いためほとんどカスタマイズで

米国D2Cの人気Shopifyアプリ6選

Shopifyの登場によって、自社ECを作成する際にアプリを追加してカスタマイズするという考え方が一般的になった。アプリの種類はアメリカではひとつのブランドが20以上のアプリを導入していることも珍しくない。 しかし種類が増えたことでどのアプリをいれるべきなのか、そしてそれらのアプリをどう連携させるとより効率的にEC運営ができるのかがわかりづらくなっている。 他のD2Cブランドはどんなアプリをどう活用しているのだろうか。アプリ同士の連携をスムーズにする自動化ツール「Allo

「とは」よりも「とか」を。(本が出ます!)

ビジネスにアイデアやデザインが必要だと言われることが当たり前になった現代では、「アイデアとは何か」「デザインとは何か」が重視されがちです。 でも「とは」に向き合っても分かったような気になるだけ。具体的な成果にはつながりません。 上手くいったプロジェクトを振り返れば、そこには人間関係や様々なトラブル、ドタバタな日々をなんとかする、うまく言葉にできないような「とか」がたくさんありました。 そしてそんな「とか」の部分にこそ、ヒット商品、ロングセラー商品を生み出すための解決の糸

サステナブルなオンラインショッピングを後押しするツール「EcoCart」

オンラインショッピングは利便性が高い一方、配送や梱包のために必要以上の環境負荷をかけている面もある。企業もなるべく包装を簡易化したり輸送回数を減らす努力をしているが、その努力はなかなか消費者に伝わらない。 こうしたジレンマを解消し、オンラインショッピングのエコシステム全体でサステナビリティを実現しようとしているのが、「カーボン・オフセット」のツールを提供する「EcoCart(エコカート)」だ。 EcoCartは2019年に生まれた新しいサービスだが、すでに1万以上の企業が

SNS投稿をマネタイズするプラットフォーム「Swaypay」は、インフルエンサーマーケティングをどう変えていくのか

購入品をTikTokに投稿するだけで、フォロワー数に関わらずキャッシュバックが得られる。 そんな新しい仕組みを提供しているのが「Swaypay」だ。 これまでフォロワー数の多いトップインフルエンサーにギフティングやPR投稿の依頼をすることで成り立ってきたインフルエンサーマーケティングだが、Swaypayをはじめとするマイクロインフルエンサーを活用するサービスの登場によって、次のフェーズへと突入しつつある。 TikTokへ投稿すれば誰もがキャッシュバックを得られる「Swa

D2Cの販売戦略を激変させる?他社製品を自社ECで販売できるコマースプラットフォーム「Canal」とは

Shopifyを利用している、数え切れないほどのD2Cブランドたち。彼らが自社のECで他のブランドの商品も紹介し、クロスセルを生み出すことで手数料まで得ることができるとしたら──。 これまで「直販」のイメージが強かったD2Cブランドだが、GlossierのようなD2Cを代表するブランドたちは、すでにECを通した直販のみならず実店舗や卸売をはじめている。しかし卸をはじめるとなると各リテーラーとの交渉・契約が必要になるため、スタートアップにはハードルが高い面もあった。 そんな

素人がピクルスを作って加工品専門学校を開いた話。

1.はじめに初めまして。合同会社JINRI代表の椋木章雄(むくのきあきお)と申します。 私は2012年に個人事業として起業し、地元の山口県萩市の農家から野菜を仕入れ「萩野菜ブランド」を確立すべく地元スーパーに直売コーナーを設け販売をするという事業をスタートさせました。 きっかけは地元の農業をどうにか盛り上げたいとの思いから、新しい切り口で萩の野菜を売り出す事は出来ないかと考え、一軒一軒飛び込みで農家をあたり野菜を提供してもらえるようお願いしてまわった所から始まります。 今

「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。

1年前、とあるお店にこんなパワポ資料を送った。 そして今日、お店がオープンした。 その特異な経緯を、ここに記しておく。 ■待ちではなく、攻めのテナントをそもそも、なぜ自宅の1階をお店にしようと考えたかは以前に書いたが、 こうしたテナント募集は、不動産屋に依頼するのが一般的だ。 募集して、待つ。 申し込みがあったら、どんなお店かを聞いて、入居の判断をする。 この行程が、僕には非効率に思えた。 自分が入ってほしいお店に、自ら出向いた方が早いんじゃないか。効率的じゃ

136. 感謝の言葉は必要か

 独自路線で働きやすい争いのない職場を模索するパプアニューギニア海産。従業員から感謝の言葉をもらうことが、たまーにあります。  そんな時は『感謝の言葉は必要ない』ことをやんわりと話します。もちろん嫌な気持ちがしているわけではありませんが、ちょっと気になることがあるのです。

135. 顔と名前が覚えらえない

 食品工場は常に帽子とマスクをつけ、防水の前掛けで体全体を覆います。人を見分けるのがとても難しい職種です。  現在パートさん23名、社員3名。このくらいの人数になってくると、新人さん、目を見て話すのが苦手な人、一ヵ月に数日くらい出勤のパートさんなどは顔と名前を覚えるのに苦労します。  工場など連携して作業する職場の場合、名前がパッと出てこないのは人間関係にも大きく関わってきます。

のぞいてみよう鉄フライパン工場

ジュウーッ!と焼いて、 いただきまーす! 美味しい料理を作る鉄のフライパン。 いったいどうやってつくっているのだろう。 フライパンジュウを製造する 大阪の藤田金属の様子を、 カラー写真と、読み仮名付きのやさしい文章で 絵本のようにまとめました。 A5サイズ、24ページ 全ページカラー印刷の小冊子です。 全ての漢字には読み仮名がふってあるので 小学校一年生から大人まで楽しめます。 未来のために楽しさを伝える「工場見学に来られた方に渡す、簡単なチラシを作って欲しい」