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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2023年3月の記事一覧

伊良コーラ物語

馬鹿にされた夢がある。気づかずに涙が溢れていた夜がある。 これは、一人の日本人が、世界的なコーラメーカーを作るまでの物語。 Dream in the Can.1. 「始まりは唐突に」 物語のスタートは2022年4月2日。 「バカサミット」というイベントの会場へと向かうタクシーの中に伊良コーラ(いよしコーラ)代表の小林とメンバーの藤原はいた。 イベントの登壇に加えて、物販用の大量の商品を運搬する必要があったので、珍しくタクシーを使っていた。 そして、会場へと向かうその

#234 「嫌いな仕事やってはいけない」は「好きな仕事をやる」ではない

 フリースケジュールとともに注目いただくのが「嫌いな仕事やってはいけない」ですが、私としては人間を理解するうえでこのルールが一番本質的で面白いなと思っています。  ただ内容を勘違いされることが多いルールでもあります。  『嫌いをやらない』を『好きを仕事に』へ変換して考えてしまう方が多いのです。この2つは似て非なるものであり、どちらかといえば私は『好きを仕事に』という言葉の圧力にちょっと疲れてしまうタイプです。  ということで今回は『嫌いな仕事やってはいけない』が『好きを

生産者とフェアな関係を続けていくためには?

先日登壇させてもらたったイベントで「生産者とフェアな関係をつづけていくには何が必要ですか?」という問いをもらいました。情報の非対称性がなくなっていく21世紀において、ブランドや店舗には真にフェアな姿勢が求められる事は必然となってきました。今回は問いについて考えてみたいと思います。 生産者とフェアな関係とは?急成長している中国発のアパレルブランドのSHEINが成り立つのは、スウェットショップ(“搾取”工場)を使っていることで、働く人は1日18時間労働しているなど大きな問題とし

食器洗いは、お手入れだ。

ごはんを食べた後の食器洗い。 どうしてますか? うちは食洗機がないので、スポンジと洗剤を使って手洗いしてるんですけど。 山積みになった食器を順番を考えつつ洗っていって。最後にはシンクがスッキリ綺麗になる。そんな食器洗い、僕はわりと嫌いじゃないんです。 さてその上で、僕はずっと思っていたことがありました。 それは、食器洗いのための道具のこと。 世の中にある道具って、派手な色だったりキラキラしてたり香りがついてたり。 自分には似合わないそういう道具を使っていると、食器洗

Twitterが開く道具の可能性 「低反射シート」が開発者の想像もつかないところで使われ始めた話

「それはスキャナの方がいいんじゃないですか?」 自分の商品をすすめるのではなく、そんな言葉を発してしまったのにはわけがある。 スマホを使ってレシートをスキャンするために作ったうちのオリジナル商品「レシートスキャンボード」。 それを使って「チェキ」をデジタル化できないか……とご来店いただいたお客様に尋ねられたからだ。 確定申告の時期も終わりに近づき、レシートスキャンボード用に交換部品として販売している「低反射シート」のことについてつぶやいたのがお客様のご来店のきっかけだった

#233 障がいを持っている人と働くということ

 パプアニューギニア海産は社員3名、パート従業員22名の小さな会社です。現在障がいを持っている人が数人働いています。また、ひきこもっていた経験があったり、これまで働いた経験がなかったり、発達障がいを持っている人も働いています。  これまでメディア取材では障がい者雇用に関してあまり多くを語ってきませんでした。何だかそれを宣伝材料にしてエビを売ろうとしているように見られるのが嫌だという気持ちが強かったからです。  しかし最近少し考えが変わってきました。

クリエイティブに関わるあなたに来てほしい。「LifestannceEXPO~つくる。買う。選ぶ。の未来~」

2023年3月24日(金)~26日(日)の3日間で、 「LifestannceEXPO(ライフスタンスエキスポ)~つくる。買う。選ぶ。の未来~」を開催いたします。 https://theparade.jp/expo2023/ つくる。買う。選ぶ。の未来という副題をつけているように、モノを作る人たち、販売する人たち、買う人たちに伝えていきたいライフスタンス。 このnoteにはたくさんのクリエイターさんたちがいて、伝え手がいる。そうおもってぜひ皆様に来ていただきたいとタイト

らっきょう屋、この春、あんこ始めました

「とまりのつけもの」の岸田です。 らっきょう専門店「とまりのつけもの」という名で表しているように、私たちは漬物屋です。昭和49年の創業以来、ずーっと漬けものとともに歩んできました。 そんな私たちが、この春、あんこ製造をスタートさせました。 「????」と、なりますよね。私だっていきなり聞かされたら頭の中は疑問でいっぱいになります。どうして漬物屋があんこ製造を始めることになったのか。今日はちょっとその話をさせてください。 地元のあんこ供給元がなくなってしまう 私たちが商

【続】QUARTO 6年目の決断 [リニューアルの上で営業継続することを改めて決断しました]

「現店舗でのQUARTOの営業を2023年3月で終了する」ということを 2022年12月22日の記事にて発表いたしましたが、営業終了するのではなく、リニューアルをするという方向に改めて決断いたしました。 ”営業終了”という発表でお騒がせしておきながら、結局撤回する形となり申し訳ございません。でも、最初の決断があったからこそできた新たな決断です。どうかこの記事を読んでご理解を頂けますと幸いです。 ▼2022年12月22日の記事 なぜ、営業継続することにしたのか 一度は営業

日常的においしいコーヒーとは

こんにちは、川野優馬です。 コーヒーは嗜好品であり農作物で、いろんな楽しみ方や、コーヒー屋の伝え方があって面白いのですが、僕はその中でも特に「日常的においしいコーヒー」に意味を感じて伝えています。 今日はそんな僕が思う、「日常的なおいしさ」について改めて考えてみたいと思います。 どんな味?「おいしいコーヒーを日常に」とか、「みんなの生活においしいコーヒーを根付かせたい」といったワードは、コーヒー業界の中ではよく目や耳にすることがあると思います。それはそのはずで、コーヒー

#232 3月11日を受け止めたい

私は東日本大震災で被災しました。 家族は無事でしたが知人や大切な人たちが亡くなりました。 会社も流されてしまいました。 福島原発が爆発し私は移住を決意しました。 あの時一人一人が悩みながら どのように生きていくかを選択したと思います。 毎年3月11日が近づくと何だか落ち着きません。 何をするわけでもないのに落ち着きません。 ただ今年何となく思ったのは 何をするわけでもないからこそ落ち着かないのかもしれません。 しかし、何かをしようという気にもなかなかなれません。 例年

選択より洗濯だ (VEIL デザインのひみつ)

花粉、ウイルス、排気ガス。 服や体は洗うのに、カバンを洗わないのは何でだろう? 気軽に洗える、新発想のリュックを作りました。 洗濯できる軽やかな アウターに 整理しやすく丈夫な インナーを入れて 清潔をしょって 出かけよう VEIL(ヴェール) ということで今回は、プロジェクト開始から二年の歳月を経てついに完成した新作 VEIL(ヴェール)について。 メーカーである株式会社BATONの渡利(ワタリ)さんと一緒に、開発当時のことをお話したいと思います。

すごいモノを作るコツ

今日はTENT秘伝の「すごいモノを作るコツ」を書いちゃいます。 ドドン!  誰でも思いつきそうなしょーもないものを、サクッと試作する  その試作を使ってみる、人と話す 自動的に頭と身体が動き出して、いくつも試作してる  気づいたらすごいものに到達してる 実は1がとても大切なんだけど、見過ごされがちなんです。 僕たちTENTの最初の試作なんかも、本当にしょーもないもんですよ。 とにかく、まずは「外に出す」。 そしてそれを「客観的に見る」。 こうして初めて「考える

#231 フリースケジュールはコロナ禍をどう乗り切ったのか

  好きな日に連絡無しで働くフリースケジュールは2013年7月にスタートしました。ということは7年実施したあたりでコロナ騒ぎが始まったことになります。  2020年3月のミーティング動画を観てみると、その頃はまだマスクをするかどうか微妙な時期だったようで、最初はマスクをしているのに「咳が出たらつけます」と言って外してます。笑  そして小学校などの一斉休校があった時期のようで、この動画一つだけでもいろいろあったなと思い出します。  ということで今回はフリースケジュールはコ