伊良コーラ IYOSHI COLA 創業者コーラ小林

株式会社GRAND GIFT代表取締役。世界初のクラフトコーラメーカー「伊良コーラ IYOSHI COLA」代表/クリエイティブディレクター 。世界でただ一人のコーラ職人。クラフトコーラ発祥人。

伊良コーラ IYOSHI COLA 創業者コーラ小林

株式会社GRAND GIFT代表取締役。世界初のクラフトコーラメーカー「伊良コーラ IYOSHI COLA」代表/クリエイティブディレクター 。世界でただ一人のコーラ職人。クラフトコーラ発祥人。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

クラフトコーラ誕生秘話 伊良コーラ物語 第1話 IYOSHI COLA STORY

2018年7月に青山ファーマーズマーケットに伊良コーラが初めて出店、誕生してから丸4年が経とうとしています(注:現在は2022年の4月)。 そろそろ記事にしておかないと、どんどん記憶が風化してしまう気がして、重い腰をやっと上げました。今までの伊良コーラの歴史についてはメディアに取り上げていただいたこともあるのですが、長すぎて伝えきれなかったこともあります。なので、自分自身の備忘録も兼ねて、精一杯、書いていこうかなと思っています(今後も含めて)。 本題です。 まず、伊良コ

    • コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」第12話。「高知・佐川町のカワラケツメイ」

      全ての旅には物語がある。 今回は高知県の佐川町へ。 もともと、毎年イヨシラムコーラフェスというイヨシコーラとラムのカクテルイベントを全国で行っているのだが、高知県の「Bar Bitter Fruit」さんが、イヨシコーラのラムカクテルを日本で一番販売されたことから御礼に高知に伺ったのだ。 そのタイミングで高知の薬草を調査していたところ、マメ科の植物の「カワラケツメイ」を佐川町のお茶農家の岡林製茶の岡林さんがカワラケツメイも育てていることがわかり、町役場経由で連絡を取らせ

      • コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」第11話。「福島・喜多方のカノコソウ」

        今回の旅もまた多くの洞察を得た旅だった。 場所は福島県・喜多方。 そして、今回のパートナーは漢方薬の製造販売、原料の製造を行う「清水薬草店」。 ことの発端は我々イヨシコーラが全国の銭湯と行っている「イヨシコーラの湯」。 「イヨシコーラの湯」とはクラフトコーラの製造過程で出る出し殻を使ったコーラの香りのするお風呂のことだ。 出し殻を乾燥させるのに全国の加工場をやりとりをしていたところ、たまたま清水薬草店さんと知り合い、漢方関係の事業をおこなっていることを知り、「日本を、飲

        • 【スタッフレポート】伊良コーラの「いよしゴト」Vol.1

          ※本投稿は、伊良コーラのスタッフが記載しています いつも伊良コーラ(いよしコーラ)を応援いただき、ありがとうございます。 -「そういえば、伊良コーラの未来について、自社メンバー以外を交えて語り合う場があったら素敵だな。」 -「自分たちだけではなかなか思いつかないアイデアや視点をいろんな方からもらえたら嬉しいよね。」 -「伊良コーラを普段から応援してくれている方とゆっくり交流できる場が欲しい!」 そんな様々な想いから、新しいイベントを立ち上げました。 名前は、「伊良コ

        • 固定された記事

        クラフトコーラ誕生秘話 伊良コーラ物語 第1話 IYOSHI COLA STORY

        マガジン

        • コーラ職人「日本を、飲む。」
          11本
        • 伊良コーラ物語 IYOSHI COLA STORY
          7本
        • コーラ小林が行く!
          8本

        記事

          コーラ小林の「日本を、飲む。」第10話。高尾山のドクダミ(十薬)

          導かれるようにその場にたどり着いた。 その山は都内にも程近いが、豊かな自然に恵まれ、多くの人が訪れる。 また、本拠地のある新宿と祖父の出身地である伊那を結ぶ甲州街道の途中に位置し、さらには医薬の仏、薬師如来を本尊とする薬王院が存在する。 伊良コーラとの親和性の高さから、何らかの取り組みを模索していた。 そう、高尾山だ。 山の麓にあるカフェ&バー、ゲストハウス「Mt.TAKAO BASE CAMP」では以前から伊良コーラを取り扱って頂いていたものの、もっとより濃い取り組みが

          コーラ小林の「日本を、飲む。」第10話。高尾山のドクダミ(十薬)

          コーラ小林の「日本を、飲む。」北海道上川町のクマザサ

          今までの「日本を、飲む。」で最も命懸けだった。 その理由はヒグマ。 日本に生息する陸棲哺乳類で最大の種で、国内では北海道のみに生息する。 そして、今回のキー素材である「クマザサ」。それは山奥に多く繁茂するのだが、まさにそこはヒグマの縄張りに他ならない。 部外者である人間が、彼らの日常生活の中に踏み込んでいくわけなので細心の注意を払う必要がある。 迎えた採取の当日、上川町でクマザサの採取・加工事業を手がけるサンアース大雪株式会社に集合し、採取地へと向かう。 そこにはヒグ

          コーラ小林の「日本を、飲む。」北海道上川町のクマザサ

          3人のクラフツマンと大きな収穫

          ここまで大きな学びと刺激がもらえるとは思っていなかった。 今回の取り組みのきっかけは2022年9月に行われたICCサミット京都。 ICCとはスタートアップ企業を中心に各産業から多くの企業が参加するカンファレンスだ。 そこで「クラフトサケ」のメーカーである、稲とアガベの岡住さん、haccobaの佐藤さんと出会った。 そしてICCの会期が終わり、10月。 すぐに福島・小高にあるhaccobaさんの蔵へ向かった。 そこで伊良コーラとhaccobaだけではなく、伊良コーラと稲

          3人のクラフツマンと大きな収穫

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」2023年5月「富士吉田の新ヨモギ」

          今回の記事はとても短め。 理由は後ほど。 2023年5月、コーラ小林は富士吉田でヨモギを摘んでいた。隣には伊良コーラのメンバーと、HERBSTANDの平野優太氏。 そもそもの出会いは三軒茶屋のファーマーズマーケットだった。 平野氏が富士山麓で野草を採取したり、ハーブを育てていらっしゃることを知り、早速、日本を、飲む。で一緒に取り組みを行おう、という約束をした。 そして迎えた当日。ハーブスタンドさんの本拠地の見学、山の散策を経て、野生のヨモギの生える原野へ。 この時期、

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」2023年5月「富士吉田の新ヨモギ」

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」2023年4月「千葉・大多喜の花と蒸留粕」

          2023年3月、コーラ小林は千葉・大多喜にあるクラフトジンの蒸留所「mitosaya」にいた。 以前から親交のある「mitosaya」の蒸留家・江口さんを訪ね、構内の植物、特に花を使ってクラフトコーラシロップを作ろうと思っていた。 コブシやウグイスカズラを摘む。 十分な量の花を摘み終わり、江口さんに蒸留所を見学させていただく。 すると、その際に、様々な植物の蒸留粕が存在することが判明。 併せてこの蒸留粕をコーラの原料とすることで、面白い味を引き出せるのではないかと話が盛

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」2023年4月「千葉・大多喜の花と蒸留粕」

          伊良コーラ物語

          馬鹿にされた夢がある。気づかずに涙が溢れていた夜がある。 これは、一人の日本人が、世界的なコーラメーカーを作るまでの物語。 Dream in the Can.1. 「始まりは唐突に」 物語のスタートは2022年4月2日。 「バカサミット」というイベントの会場へと向かうタクシーの中に伊良コーラ(いよしコーラ)代表の小林とメンバーの藤原はいた。 イベントの登壇に加えて、物販用の大量の商品を運搬する必要があったので、珍しくタクシーを使っていた。 そして、会場へと向かうその

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」「千葉・山武の煎り落花生」

          2023年1月。 コーラ小林は新しいコーラ缶の開発でてんてこまいだった。 昨月(2021年12月)の日本を飲むは欠番となり、1月は「日本を、飲む。」の新たな挑戦をしたいと思っていたが、なかなか時間をあけられなかった。 そうこうする間に、ピーナッツバター工場に行く日が近づいてきた。 ピーナッツバター工場? 実は、コーラ小林のサラリーマン時代の先輩の「中野さん」は「ハッピーナッツデイ」というピーナッツバターのブランドを立ち上げており、その新工場が千葉県の山武に新しくできた

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」「千葉・山武の煎り落花生」

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」「山形・高畠の洋梨。百年の古木。」

          洋梨の話をいただいた時、実は最初はそこまで興味が湧いていなかった。 話をいただいた経緯としては以下の通り。 「DEAN & DELUCA」さん(「伊良コーラ」を取り扱っていただいているお店)に、「日本を、飲む。」の話をさせていた際、「DEAN & DELUCA」さんオリジナルのジャムに使っている洋梨の生産者さん「三鷹洋梨園さん」をご紹介いただいた、というものだ。 ※「DEAN & DELUCA」さんの記事はこちら。 なぜ興味が湧かなかったのか。 それは、「丁寧にこだわ

          コーラ職人コーラ小林の「日本を、飲む。」「山形・高畠の洋梨。百年の古木。」

          コーラ小林がいく!「カヤバ珈琲」

          ////// 伊良コーラはクラフトコーラ専門メーカーとして、全国の飲食店さんや小売店さんに取り扱いをいただいております。 伊良コーラのテーマでもある「伊良コーラに出会った人が少しだけハッピーになる」。 そしてこのテーマは我々の代わりに、全国の方々に伊良コーラを届けていただく様々なお取引店さんあってこそだと思っています。 全国のお取引店さんのご紹介や、そこに至った様々な出会いやストーリーをお伝えすることを目的としたシリーズ「コーラ小林が行く!」第8弾となります。  今

          コーラ小林がいく!「カヤバ珈琲」

          コーラ小林の「日本を、飲む。」 季節外れの桜

          サクラケムシを知っているだろうか?正式名称「モンクロシャチホコ」。 桜の葉っぱのみを選択的に摂食することから、その虫のフンは桜の香りがする。 昆虫食会ではサクラケムシのフンをお茶にして桜の香りを楽しむ、というのが定番になりつつあるそうで、今から3年前の2019年に昆虫食の第一人者ANTCICADAの篠原さんに教えていただいた。 ずっとサクラケムシのコーラを作りたいと思っていたが、サクラケムシにはシーズンがある。というのも彼らは8−9月に出現し、秋口には蛹になってしまうため

          コーラ小林の「日本を、飲む。」 季節外れの桜

          伊良コーラ(いよしコーラ)の大きな挑戦の第0章

          ついに明日10/11から伊良コーラ(いよしコーラ)の大きな挑戦の第0章となる「首都圏のナチュラルローソンさんで伊良コーラの取り扱い」が始まります。 「第1章ではなくて、第0章とはどういうこと?」と思われるかもしれません。 その訳を説明させていただきたく、 1年半前まで時を遡らせてください。 ※少々長文となってしまうのですがお許しください。 2021年4月、伊良コーラは路面店2店舗目となる渋谷店をオープンしました。 オープン準備中には取引先の商社が倒産し、売掛金の1

          伊良コーラ(いよしコーラ)の大きな挑戦の第0章

          前言撤回して、会社のVISIONとMISSIONを改めて設定した話。(伊良コーラ(いよしコーラ))

          今回書く記事は、伊良コーラの会社的な話です。 ちょうど、1年ちょっと前、wantedlyという採用のサイトのブログ記事で、「伊良コーラとMISSIONについて。」という記事を書きました。 その記事では、 「MISSIONも大事だけど、日々の仕事を楽しんで、その先にMISSIONが達成されていればいいよね」 という趣旨のことを記載しました。 ですが、「すみません!大きく考えが変わりました!」と宣言して、 改めて「VISIONとMISSION」は超大事!と思って実は「VIS

          前言撤回して、会社のVISIONとMISSIONを改めて設定した話。(伊良コーラ(いよしコーラ))