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#スポーツ観戦記 まとめ

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お題「#スポーツ観戦記」に寄せられた素敵な記事をまとめていきます。 様々なことが行った2020年のスポーツ界。みなさんがスタジアムやリモートで観戦して感じたことや、応援している選…
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#ラグビー

緊急事態宣言下のスポーツ観戦

 1月8日に再発出された緊急事態宣言。そこで示された基本的対処方針の中で、イベントは、「最大5000人かつ収容率50%以下」とするとされました。  タイミング的に、Jリーグは既に2020年度の全日程を終了しており、現段階では短期的には影響はありません。大きな影響を受けることになったのは、1月11日に大学選手権決勝、16日にトップリーグ開幕が予定され、既にチケットが発売されているラグビーです。 有観客で実施するラグビー ファンも固唾をのんで見守る中、既発売分のチケットは有効

26点差は付いたが・・・・:ラグビー大学選手権準決勝 明治対天理<1>

1月2日のラグビー大学選手権準決勝第2試合、明治大学対天理大学。自分自身を含め、関東のラグビーファンは関西のラグビーにあまり詳しくないこともあり、明治が優勢だろう、と漠然と思っていたし、一般的な戦前の評価だったと思う。しかし結果は41-15という大差での天理の勝利だった。 ボールを素早く動かす天理に対して、明治は後手を踏んだ。看板のスクラムでも劣勢に立たされた。先制を許し、一度は追いついたもののそれから立て続けにトライを奪われ、最後の攻勢も実らず気づけば26点差。明治から見

第57回大学選手権決勝 早稲田vs天理 徹底予想

こんにちは!現役ラグビー選手でありながら実況&解説をしている岸岡智樹です! 今回はタイトルを見てお分かりだと思いますが、1月11日に行われる『第57回ラグビー全国大学選手権大会』の決勝を事前に徹底予想していきます!! 2020-21の決勝まで駒を進めた2チームは「早稲田大学」と「天理大学」です。 まずは、なぜこんな記事を書いているのかを紹介します。 このような想いで過去、同様の記事を2つ書いてきました。 第97回ラグビー早慶戦 徹底予想記事 ⇨ こちら 第96回ラグ

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目を逸らさない

 もう、書かずにはいられなかった。  1月11日。寒さが一段と増す中、新国立競技場で行われたラグビー大学選手権決勝。55-28で早稲田大学を下した天理大学の初優勝で幕を閉じた。関西勢の優勝は、実に36季ぶりだった。  優勝インタビューで周囲への感謝を述べた松岡主将は、中高の1つ下の後輩。当時から本当にラグビーが大好きで、プレーに貪欲で、あの熱さも雄叫びも全く変わらない。  2年前の大学選手権決勝。22-17で天理を下した明治は、22年ぶりの優勝を果たした。ピッチ上で抱き

明治がスクラムで勝てないとき:最速マッチレビュー ラグビー大学選手権準決勝 明治対天理

第2試合、明治対天理。こちらも銀杏並木のベンチから最速マッチレビュー。 結果は41-15で天理の勝利。番狂わせ、というのは天理に失礼だろう。実際、勝つ可能性は十分にあると思ってた。けれど、これ程点差がつくというのは完全に予想外だった。 スクラムで劣勢に立たされた明治ポイントは、明治が41点取られたということと、15点しか取れなかったということ。共通する点は、スクラムにおいて明治が決定的に劣勢に立たされたことだ。 明治はフォワードが看板のチームだから、早稲田と異なり、学生

スポーツデータを楽しむ(ラグビーワールドカップ歴代大会別 総得点推移)

こんにちは。Jackalistです。 それでは本日もスポーツデータで楽しみましょう。 そろそろラグビー以外のネタを投稿したいなと思い、Kaggleで探してたら、またまたラグビーワールドカップの過去大会のデータに辿り着きました。折角なので確認してみたいと思います。 データの確認と下処理いつも通り元データとデータタイプ、欠損値などを確認します。 import pandas as pdRWC = pd.read_csv("/content/drive/MyDrive/Col

Pythonでスポーツデータを楽しむ(ラグビー編 キックオフからゲーム展開を考えてみる①)

こんにちは。Jackalistです。 それでは本日もスポーツデータで楽しみましょう。 まず初めに、今回のテーマについて どんなスポーツでも、試合開始直後は重要です。 立ち上がりが良ければ、そのまま自分たちのペースで試合を運ぶことが出来ます。 ラグビーでも前々から、 キックオフでの一連の流れ(キックを蹴り込む位置、相手のキャッチ成功率、プレーが途切れるまでの出来事)が、試合結果とまではいかなくとも、前半の結果・又は他の現象と何か関連性があれば面白いな と思っていました。

スポーツデータで楽しむ(ラグビー編キックオフからゲーム展開を考えてみる③)

こんにちは。Jackalistです。 それでは本日もスポーツデータで楽しみましょう。 前回までの振り返り元データを自分で取得して、キックオフの蹴り込む位置を、ヒートマップで描画してみました。 今回は、他に取得したデータを確認していこうと思います。 データの確認早速データを確認してみます。 kickoff = pd.read_excel("/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/row_data/大学対抗戦_キックオフエリア.xl

Python×スポーツデータ(ラグビー編 キックオフからゲーム展開を考えてみる②)

こんにちは。Jackalistです。 それでは本日もスポーツデータで楽しみましょう。 前回の続きです前回記事にした通り、今年のラグビー大学対抗戦全27試合から、キックオフの一連の流れとゲーム展開について考察したいと思います。 取得したデータをヒートマップで描画してみる前回書いた通り、ラグビーのこんな細かいデータが落ちているはずもないので、自分で取得したデータを使います。 座標位置を力技で数字に置き換えることも出来そうですが、自分が今まで学習した範囲で考えて、シンプルにリ

スポーツ観戦がなぜ面白いのかを考えてみる

#スポーツ観戦記 「スポーツ観戦は面白い。」 この感覚は、ほとんどの人が持っていると思う。 ただ、スポーツ観戦がなぜ面白いのか、という問いに対して明確に答えられる人は少ないように思う。 今回は、心理学的な観点から人がスポーツ観戦を面白いと思うメカニズムを自分なりに解き明かしてみようと思う。 心理学とスポーツ観戦の関係性を解き明かした論文はあまり発見できなかったのだが、戸梶の感動喚起モデルという人間が感動するまでのメカニズムを解き明かしたモデルを発見した。 論文では映

最速マッチレビュー 早稲田対慶応(大学選手権準々決勝)

今日は柏でのレイソル戦と迷ったが秩父宮に。幸い抽選に当たって切符取れたし。というわけで最速マッチレビュー。 第一試合は早慶の再戦。11月23日はロースコアのしのぎ合いになったが、「最後の10メートル」の決定力の差で早稲田が勝利。 今日もやはり決定力の差が出た。29-14で早稲田の勝利。 似て非なる早稲田の攻撃パターンただし、早稲田の攻撃パターンは11月とは違った。ダブルラインのバックドアで崩すというより、フロントドアのクラッシュを中心に攻撃。ディフェンダーを正面に集めて

アップセットの条件:明治対日大(大学選手権準々決勝)

第2試合は明治対日大。 明治も日大もフォワードが看板。ただし、過去の大学選手権での対戦では、日大のフォワードといえど明治のスクラム優位を崩せたことはない。 ただ、今回は、地力で言えば明治の優位は明らかだが、リーグ戦の法政戦を見た印象で言えば、スクラムで日大が互角に持ち込めれば面白いかもと思っていた。 結果的には34-7で明治の完勝。しかし、後半20分までは19-7だったから、最終スコアほど明治が楽に戦えていたわけではない。まあ、地力で勝る方が最後の20分で引き離すという

ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場に行こう(行き方・座席など)!!

東京都港区青山、そんな一等地にあるのが「秩父宮ラグビー場」です。ラグビーワールドカップ2019tm日本大会でラグビーを好きになって、ラグビー日本代表選手が見たい!!みたいと思ったら、東日本・関東地区チームが多く試合をする秩父宮ラグビー場がお薦めです。 秩父宮ラグビー場とは(公式ページ) https://www.jpnsport.go.jp/chichibunomiya/ 第2次世界大戦後間もない昭和22(1947)年11月、女子学習院跡地に「東京ラグビー場」が完成。として

キックの攻防 テリトリー獲得とアンストラクチャーからの攻撃:11月23日ラグビー早慶戦<1>

11月23日の早慶戦。速報レビューに続き、試合を掘り下げる本格レビューを。 試合前の私の注目ポイントは3つあった。 (1) 序盤の慶応のタックルラインの位置 (2) テリトリーキック後のアンストラクチャーからの早稲田の攻撃 (3) 早稲田のダブルライン攻撃 キック戦術の練度が高い慶応 それらを見ていく前に、慶明戦同様、まずはテリトリーキックについて見ていきたい。まずは慶応だ。  再確保:0  プレーエリア前進:5  後退:2(1回はペナルティ)  リターンキック:2  フ