最速マッチレビュー 早稲田対慶応(大学選手権準々決勝)
今日は柏でのレイソル戦と迷ったが秩父宮に。幸い抽選に当たって切符取れたし。というわけで最速マッチレビュー。
第一試合は早慶の再戦。11月23日はロースコアのしのぎ合いになったが、「最後の10メートル」の決定力の差で早稲田が勝利。
今日もやはり決定力の差が出た。29-14で早稲田の勝利。
似て非なる早稲田の攻撃パターン
ただし、早稲田の攻撃パターンは11月とは違った。ダブルラインのバックドアで崩すというより、フロントドアのクラッシュを中心に攻撃。ディフェンダーを正面に集めて外への展開力で勝負した。5つ取ったトライの内3つはそうやって取ったものだ。(下の2枚の写真は似てますが違うトライです)
これは、早明戦の教訓を生かしたもののように感じる。早明戦では攻撃全体が外に流れ、明治ディフェンスがスライドして対処してきて外に追い込まれた。ところが今日はきちんと縦への動きがあるので、慶応ディフェンスがスライドできず、外のスペースを使うことが出来ていたからだ。
慶応の攻め手は変わらず
慶応はやはり22mラインに入ってからの攻め手が少ない。ラックからのサイド攻撃がメインで、早稲田としては的が絞れて守りやすかった感じ。これはおそらく今年はこれでやりきることに決めたということなのだろう。
ただ慶応はラインアウトの精度が低かった。22mラインに入ってからの失敗が4、5回。トライ取ったときもラインアウト自体は乱れていた。現代ラグビーではこれで勝つのは難しい。
高度なキックの駆け引き
今日の試合は、とにかくキックのお互いの駆け引きが見ごたえがあった。
風は神宮球場から伊藤忠方向にけっこうあったが、特に前半はお互いにキックを積極的に使った。相手もキックディフェンスを見ながら、直接的キャッチできないところに低い弾道で蹴る。あるいはその前に落とす。お互いにチェイサーとも連携が出来ていて、高度なキック戦術の応酬が見られた。両チームに拍手!!
しかし寒い。。。
第2試合は明治対日大。日大伝統の強力スクラムが明治と互角にやれたら面白いが。