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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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#VC

IVS2024を終えて、日本の現在地

2024年7月4-7日と3日間に渡り開催されたIVSに参加してきました。初日の「スタートアップ業界のM&Aの現在地」というセッションにも登壇。満員御礼、立ち見も数多くでるセッションになりました。ありがとうございます。 15,000人参加という超大規模さ、政治家や官僚などが数多く参加していたことは、メディアで中心的に報道されていました。まさに、裾野の拡大、国家のコミットは参加していても強く感じる点であったことは間違いありません。テーマ的にも一時のSaaS一辺倒から、AI実装、

スタートアップ・エコシステムは今後どう発展すべきか

2024年6月24日に経済産業省から研究会の報告書が発表されました。今回はその内容に触れつつ、私なりに重要だと思う点について書いてみたいと思います。私も末席ではありますが、本スタートアップ・ファイナンス研究会の委員として議論や報告書の作成に関わらせて頂きました。エコシステムの全体像をデータも交えながら、整理し、そこから課題や突破口となるポイントを整理した資料です。まだ読んでない方、スタートアップのエコシステム発展の方向感が見えてくる資料なので是非ご覧ください。 経済産業省の

日韓スタートアップ比較から見る日本のスタートアップの「グローバル化」

皆さんこんにちは!Asu Capital Partners(ACP)の夏目です! 今回のnoteはざっくりと日本と韓国のスタートアップ市場を比較して、日本のスタートアップの「グローバル化」について探る記事となります。 普段は中国の情報をまとめることが多いのですが、実は2021年らへんから韓国のスタートアップ市場に注目をし始め、昨年6月の韓国出張でも20社前後の韓国VCと交流したり、ソウルでスタートアップイベントを開催したりしています。 その中で先日、ロッテベンチャーズ・

【VC卒業します】DCMで働くって、実際どうだった?!

私ごとですが、今月をもって4年半勤めたDCM Venturesを卒業することになりました!(卒業経緯は一番最後のエピローグにて。。。) 振り返ると、DCMって本当に唯一無二のとっても素敵なVCだったなぁと感じています。 私がDCMに入った2019年当時は、正直日本のVCに関してもDCMに関しても、そこまで詳細な情報が転がっていませんでした。 そこで今回の卒業を機に、”DCMに対する感想”的なものを残してみようと思い、最後の(そして2年ぶりの爆)noteを書いてみました!

GREEN SPOONとの大切な想い出たち

はじめにお久しぶりです、「Full Commit Partners/Partners Fund」山田です。 本日6月3日に節目を迎えたGREEN SPOONについて、魂を込めてフルコミットしてきた想い出と、今純粋に自分が想うことを書き記します。先に、内容はあまりないので、仲良い友人の方々に山田こんなこと考えていたんだと読んで頂けますと幸いです。 出会い田邊さんとの出会いは、2019年2月。 投資先の舘野さんから「世界中を回って旅をしていた、起業したい友人がいる」と紹介を受け

ピース社創業およびシードVCピースキャピタル設立のご報告

お世話になっております。鳥居です。 この度、ピース株式会社を創業し、ピースキャピタル投資事業有限責任組合を設立いたしました。世界平和へ貢献する事をミッションとし、5億円程のファンドを組成し「未来の人類社会の平和」「持続可能な地球環境の平和」に関連する幅広い分野へ、創業初期ラウンドの投資をして参ります。 <はじめまして> はじめまして鳥居佑輝と申します。株式投資型クラウドファンディングを行うユニバーサルバンク株式会社を創業し、第一種少額電子募集取扱業の登録後、志を共にする会

テクノロジー企業とテック強化型企業(tech enabled business)の小さくて大きな違い

2023年からMicrosoft, Meta (Facebook), Alphabet (Google)などが大きく業績を伸ばす中、WeWorkの破産や電動スクーターのBirdの破産のニュースが相次ぎました。一時期は時代を代表する"テック"スタートアップと言われ、ユニコーンとして注目されていた企業に何が起きたのか。現在業績を伸ばしているテック企業とは何が違ったのか、ここから学べることは何か、この記事で触れてみたいと思います。 1. テック主導型とテック強化型 現在もスタート

#39 Requests for Startups 2024 / 投資したい問い2024

*こちらのメルマガからの転載です。 毎年1月にその年にどういう投資領域が注目されるのだろうかということを書いているのだけれども、それもマンネリ化してきたなと思うと同時にふわっと領域っぽく書いても、あんまりおもしろくないなと思いました。 なので、今年は実験的に2024年はこういう領域の会社/こういう問いをもって取り組む会社に投資をしたいっていうテーマで書いてみます。 タイトルからわかるように、Ycomのオマージュです。本家は↓ なので、自分が投資をもうしているトレンドなど

8億円資金調達(シリーズA)の舞台裏:VC数社/VC1社のどちらが良いか

2021年10月、グロービス・キャピタル・パートナーズ社(以下GCP)を引受先とした第三者割当増資を実施し、8億円のシリーズAラウンドを完了しました。 一般的に、シリーズAでは3~5社程度のVCから調達します。特に8億円という規模でVC1社からの調達はとても珍しいディールで、GCP側が弊社を評価してくれたから実現したわけですが、今回の記事ではなぜこのようなスキームを選択したのか起業家目線で解説します。 ※GCP側にもインタビューしてるこちらの記事を併せて読んで頂くとよりわ

Sequoiaの変貌の必然:スタートアップは長期的な社会価値創造のインフラへ

TAKA(@Murakami_Japan)です。実はNewspicksの新サービス"Topics"の初代オーナーに任命されました。そしてこれが第一回の投稿です。これから時事ネタ、国内外のスタートアップ、大企業、M&Aや資金調達、IPOなど、雑食なテーマをファイナンスやガバナンス 、サステナビリティといった観点で切り取っていきたいと思います。是非、noteと合わせてフォロー宜しくお願いします。 記念すべき第一回のテーマは、Sequoia Capitalです。2021年10月末

【推しと私を繋ぐ"推しテック"】 BTSの推し活プラットフォーム"Weverse"がすごい!

こんにちは、DCM Venturesの猿丸です。今回はほぼ趣味についての記事ですが、韓国の「推しテック」について書きます。 コロナ禍でいわゆる推し活にもオンライン化の波が押し寄せ、個人的にも推し活×テックサービスの存在感が非常に増したと感じていたので、それらを「推しテック」と呼んでみたいと思います。 1) コロナ禍、推しと私を繋いだ"推しテック" 推しの「沼」。これは果てしない。ズブズブズブ.... 推しはどこまでも尊い。魂が浄化されるような、人生でこんなにも

PMFへの第一歩: バリュープロポジション (フォーカスと再現性)

先日Atama Plusが51億円のシリーズBラウンド、CADDiが80億円のシリーズBラウンドの調達を発表しました。どちらも2018年にDCMからシード投資を行った企業です。2つの企業は創業から順調に事業を伸ばしていますが、共通していることがあります。 2社に共通していることはプロダクトローンチ前のシードラウンドと数十億円後半を調達するラウンドで説明されている「バリュープロポジション(value proposition)」が同じということです。 (↓のCADDiの今回のピ

起業家気質: 不確実性と変化を楽しむスタートアップな人たち

Noteを書き始めて一番最初に「米国VCが好む起業家の7つの特徴」という文章を書きました。その記事では書かなかった起業家の「当たり前の」性格、そもそもこれがないと多分起業すらしないだろうという、"起業家気質"について今回は書いてみます。 これらの性格は起業家だけに共通するものではありません。スタートアップにいる人たちの多くが持つ性格です。最近大手企業などにいる方や様々な人がスタートアップへの転職に興味を持ってくれるようになりました。そういう方にも参考になればと思います。

クリエイターエコノミー。今アメリカではどうなってる?

はじめにスタートアップへの投資を行っているDCMベンチャーズの本田です。 これまでMediumで記事を書いてましたが、日本ではnoteで記事を書かれる方が圧倒的に多い&Twitterとの相性が最高なので意を決してプラットフォームを変えました。今後思い立ったら記事を書いていこうと思うのでTwitterと合わせてフォローいただけたら嬉しいです。 この記事では米国で急速に盛り上がりを見せているクリエイターエコノミーについて書いていこうと思います。クリエイターエコノミーという言葉