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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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2022年1月の記事一覧

Growth チームの構成と存在価値、 PMF 前後の役割について

こんにちは @kossmori です。以前、スタートアップの爆速成長のカギを握る Growth (グロース)の本質という投稿で、Growth は従来のマーケティングでも「ハック」でも無いということを書きました。 15年前の「グロース・ハッキング」は次第に「グロース・マーケティング」に変わり、今では従来のマーケティングツール上での実験と最適化を軸としたマーケティング手法はもはや当たりまえ (広告、ソーシャルメディア、Email など。) グロース・マーケティングは単なる「

MetaMask:クリプト・ヒーローの偉業とその未来

今回もテックメディア「The Generalist」からクリプトウォレットの最大手Metamaskについての記事をお届けします。 今回取り上げるのはMetamaskです。おそらくクリプトに関心がある方はほとんどの人が知っていると思います。 しかしその一方でその歴史や、彼らが現在どのような状況にあり、今後どのようになっていくか、ということについて詳しく知っている方はあまりいないと思います。 今回の記事はそんなMetamaskのこれまであまり触れてこられなかった側面を著者本人

メルカリにおける「プロダクト開発に繋げる」分析プロセスの紹介〜登録フロー改善の取り組みを参考に〜

はじめに はじめまして。メルカリProduct Analyticsチームでアナリストをしているtakahideと申します。今回のブログでは、私が分析を担当しているOnboardingチームにおける「メルカリの登録フロー改善」の取り組みを通じて、アナリストとPdM(プロダクト・マネージャー)でどのように分析を進めているかをお伝えできたらと思います。なお、メルカリではPdMとアナリストはワンチームでサービス改善に取り組んでいます。 「分析の進め方」は下記のステップに沿ってお話

スタートアップの執行役員に求めるものと制度を作った背景を言語化してみた 〜Findy編〜

Findyでは1月に執行役員制度を始めました。創業から5年半が経っており、最近のスタートアップでは創業2〜3年くらいから役員制度を作っている企業も増えている中では遅い方ではないかと思っております。 執行役員制度を創業5年半で作った背景これは以下の3点が前提としてあります。 - 必要になったら作る、必要になるまでは作らない - 過去の経験ではなく自社で結果を出した人がなる - 執行役員はあくまでそのタイミングでのロールであり、執行役員になるならない、執行役員ではなくなったタイ

気軽にがん研究を応援できる取り組み、「推し研!」が始まります!

C(cancer)をdeleteしたい。 Cancerの頭文字のCを消す、すなわち、「がんを治せる病気にしたい​」。 そのシンプルで力強い想いから、誰もが参加できて、みんなでがんの治療研究を応援していける仕組みをつくり、2019年9月に団体「deleteC」を設立。それから約2年半──。deleteCが新たな挑戦を始めます。 その名も「推し研」。 誰かが誰かを「推す」ことには大きな力があると思っています。アイドルのファンが自分の「推し」を見つけて応援するように、研究者

貧困やDVの悲しい負の連鎖を、あたたかい支援の連鎖へ。 READYFOR継続寄付「オリーブの家 おやこ基金」が生む好循環

「継続寄付は、NPO法人の利用者と支援者をつなぎ、社会に良い循環を生み出す基盤になる」 そう語るのは、20年にわたり貧困やDV被害の悩みを抱える母子に向き合いつづけてきた、認定NPO法人オリーブの家の理事長、山本康世さん。 2021年11月、オリーブの家ではREADYFOR継続寄付を活用し、DV被害等に悩む貧困女性を支える「オリーブの家おやこ基金」を立ち上げました。 山本さんにとって、「オリーブの家おやこ基金」に寄付するマンスリーサポーターとはどのような存在なのでしょう

類似UIは競合優位性にならない

※このnoteは個人的な意見で企業を代表するものではありません.  また特定の企業やプロダクトを批判する意図はないことを了承ください. 2022年1月にau Payはアプリの大幅なリニューアルを発表しています。 上記のような大幅なUI変更をおこなっており、導線やナビゲーションについてもリニューアルされました。 一方で既視感のあるUIについてはSNSでコメントありますが、比較的好意的な意見が目立つように思います。(観測範囲での感想です) これに対して以下をツイートしたと

スタート半年で「月間で数千万円」のトレカが売買される「ミニッツ」立ち上げの裏側。ユーザーの熱狂を生む「ライブコマース」の成立条件が「オークション型」だった理由

トレカのライブコマースアプリ「ミニッツ」さんを取材しました。 「ミニッツ」について教えてください。山本: トレカのライブコマースアプリです。みんなで話しながらパックの開封配信を楽しめたり、配信でトレカを「オークション形式」で売買できます。 2021年6月からベータ版を開始して、2021年12月に正式リリースしました。サービス内のGMV(流通総額)は「月間で数千万円」になっています。 1会員あたりの購入額(ARPU)は数万円。購入者の翌月の購入率が45%と、何度も購入して

株式市場の調整がもたらすスタートアップへの影響

TAKA(@Murakami_Japan)です。米国の利上げによる長期金利動向を背景に、米国でハイテク株の株価調整が始まり、日本でも昨年11月以降新興企業の株価調整が一気に進みました。株式市場ですから、一定のボラティリティがあることは前提ですし、それ自体は長い目で見れば目新しいことではないでしょう。ただ、株式市場の動向がスタートアップへどのような影響をもたらすかはまた別問題です。単なるボラティリティに留まらない可能性があります。今日は2022年を占う意味でも、昨年末からの調整

とあるSaaSスタートアップCXOの3年間

CXO (Chief Experience Officer) ってどんな役割なんでしょうか。デザイン領域で語られることが多い役割なので、なんとなく「デザインマネージャー」や「プロダクト責任者」のようなイメージがありつつも、まだまだ曖昧な役割だと思います。 2019年から2021年まで約3年間、BtoB SaaSスタートアップにて、分からないなりにCXO業をやっていたので、「こんなことやってたよ」という記録を残してみます。無職になって2ヶ月近く立ち、記憶が薄れはじめている自分

内定辞退者ヒアリングのススメ ~ 採用活動に候補者視点を取り入れるヒント ~

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今日は、弊社で実施している内定辞退者ヒアリングはお勧めです!という趣旨の内容です。ここまででなんとなく想像できた方は以下の文章は読まなくてもいいと思います。記事の内容としては具体的にどんなことをしていて、どういうメリットがあるか、なぜ実施しているかみたいなところを書きます。 以下、詳細内容です。 辞退者ヒアリングとは?言葉通り、内定辞退・選考辞退をした方に対して個別でヒアリングするを指しています。内定辞退・マッチ

海外プロダクトリサーチにはファクトがある

こんにちは。ミニッツの山本圭樹です。 海外渡航が難しいコロナ禍において、英語も喋れない人間がどのように国内から海外プロダクト及びユーザーにアプローチしたかをまとめました。 (具体的なケースは書きづらかったので興味ある方は個別アポください🙋‍♂️) 海外プロダクトリサーチの重要性そもそも海外プロダクトのリサーチがどうして大切なのか。それはアイデアではなくファクトが存在するからです。自社のアイデアと似たファクトを知り、その差分からアイデアの確度を上げていくことは非常に重要です。

【ファミマ足立CMOに聞く】ベンチャーが上場後も成長を続ける上で大事な「マーケティング」と「組織づくり」の要諦

ベンチャーの本当の戦いは、上場後にあると言っても過言ではない。 上場後さらなる成長が期待される中、「ニッチ領域で一点突破して成長してきた中で、いかにより大きな市場を取りにいくか」「上場までの野武士たちの集まりのような状態から、組織として戦っていくフェーズにどのように移行するか」というマーケティングや組織に関する課題は多くの経営者が共有するところだろう。 今回の対談では、2020年12月より、グロース・キャピタル株式会社のグロースパートナーを務めるファミリーマートCMO 足

いきものの命を守り、ともに未来をつくっていく「仲間」をクラウドファンディングで集める

動物園で、動物たちがいきいきと健やかに過ごせるように。水族館で人もいきものも幸せな環境で触れ合えるように。野生動物や希少動物の命をつないでいけるように。 さまざまな想いを軸に、動物園・水族館、動物保護団体などが実行者となって、資金を集めるクラウドファンディングプロジェクトが立ち上がっています。READYFORのキュレーターも、いきものとともに生きる未来を守るために挑戦する実行者に伴走してきました。 READYFORでは、いきものたちとともに生きる未来を守っていくために、専