マガジンのカバー画像

#写真 記事まとめ

995
写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

#エッセイ

一つの場所の魅力をじっくり知る為にメインスポットを探していこう。という話

本拠地ってなんか活動感あって良いですね。あいりすです。 ぼくは普段、東京に住みながらも千葉で色々やっている身ですが、写真だけで言えばやっぱり東京も撮りたい。 ただ最近は、所謂最先端を目指し、イケイケだったりカッチリしていたりする都心の雰囲気の中で各地を撮り周るのは少し疲れる時もあります。 魅力が多くあると分かりつつも、転々と探し回るのは疲れる。そんな我儘を振りかざした結果、どこか1つのスポットをじっくり撮影するのも面白いのではと思い始めてきました。 むしろ、一つに絞ること

短い夏の時間旅行 NIKKO KANAYA HOTEL

暑中お見舞い申し上げます。 さて、今年も日光金谷ホテルにてランチをいただいてきました。 昨年の記事はこちら。 前回は、車移動でしたが、今回は電車利用です。 しかも、神奈川西部より日光日帰り。 一体、なんの電車に乗ればいいのやらと調べたら、東武特急、JR新幹線、JR特急と3つの方法があります。余計に迷ってしまいました。 そして今回は時間の制約があり、東武特急を選択しました。料金も一番安かったと思います。 東武特急乗り換えの北千住駅へ行くために、上野から途中初めての常磐線に乗

誰でも作れるから唯一無二に思う。二枚一組のハーフな世界。

 些細なものでもストーリー性が深まる気がしている。iris7f(@iris_7f)です。 ーまえがきー  今回は、ぼくなりのいわゆる組写真について書いていこうと思います。  突然ですが、最近ハーフサイズカメラからインスピレーションを受け、二枚の写真を一枚にした組写真に興味を持っています。  組写真と言うと、枚数に制限は無く、あくまで複数枚の写真で一つの作品とするものを指すイメージがありますが、ぼくは上述したようにハーフカメラの仕組みに則り二枚一組というルールを設けてみ

LUMIX G100とゆく│大切なひとの大切なときを撮る

 7月の空に、雲が流れる。  新幹線、窓際の席。見慣れた車窓に、シャッターを切っている。窓辺に置かれたカメラは、LUMIX G100。  Panasonic様からお借りしているミラーレス一眼カメラ、LUMIX G100。片手に収まるほど小型で、操作性も良く、気軽に持ち出せるのが特徴だ。  本日の行き先は、東京。  大切なひとに会いに行く。大切なひとを撮りに行く。  わたしは、流れる景色に思いを馳せた。イヤホンから、流行りの音楽が流れる。 ☽︎‪︎.*·̩͙  わたし

LUMIX G100とゆく|故郷を撮る。残したい今。

 子どもの頃に過ごした街を歩く。  手にはLUMIX G100。  懐かしさがこみあげ、シャッターを切った。  Panasonic様よりお借りしているミラーレス一眼カメラ、LUMIX G100。片手に収まるほど小型で、操作性も良く、気軽に持ち出せるのが特徴だ。  昨秋からお借りしているこのカメラとともに、わたしはこれまで様々な撮影に出かけた。撮れば撮るほど、手にフィットする。  LUMIX G100とゆく。  今回のテーマは、故郷のスナップである。 · · • • •

写真を撮る本当の理由【引き金 /トリガー】

だいぶ前に書いた文章。恐らく7年前くらい。今、Youtubeや映像をつくる人間として活動するとなりが「写真を撮る理由」を書いた文章。また、「一眼カメラを買った時の違和感」について書いた文章です。 本題に入るまでの導入が無駄に長いです。昔に書いた感じが出てますね。目次から飛んじゃってください。  −−− −−− −−− 3年前、カメラを買った。一眼レフカメラを購入した。普段、何気ないことから写真を撮ることが多く、「どうせ撮るのであれば、綺麗な状態のモノを残したい」と単純に

ブルーインパルスを撮った日

航空機マニアではなくても名前を知っているブルーインパルス。 今回はオリンピック開会に合わせて飛んでくれた。 7/21に予行、7/23に本番。 運よく両方撮影できたので写真を乗っけてく。 とはいえ、人混みは嫌だったので調布飛行場の公園からの撮影。周りのランドマークと絡めた"映える"写真にはならなかったのだが、まあ良しとした。 7/21 今回ブルーインパルスは全12機。スモークを出して飛ぶのが6機、予備として6機となっていた。 撮影場所で待っていると予備の6機が先に基地に

【みんフォト】イストラ半島、クロアチアの小さな港町の、路地裏で迷う。

2017年には、私たちはイタリア以外に残存するローマ時代の史跡を見て歩くという旅をしていた。その夏は、当時自宅のあったオランダのハーグからクロアチアのイストラ半島まで、車で旅をした。途中の町で、転々とキャンプをしながら。 プーラのコロッセオを訪ねる途中に立ち寄った、ロヴィニという海辺の港町が、望外に今も心に残っている。坂の多い町で、海の近くの高台にある聖堂に登ると、街と港が一望できる。この土地特有の赤瓦の町並みが、まるで映画のはじまりの景色のように眼前に広がった。 新

📸5年目の相棒。これからも、ずっと。

 ずっしりと重い機体は、私の心を躍らせた。  ボーナス一括で買った黒光りの相棒は、暑い日も寒い日も、嬉しい日も悲しい日も、たくさんの景色を映してくれる。ええい、と、購入ボタンを押した日のことは、今でも忘れない。  シャッター音もキレがよく、さっぱりとした色味。彩度を抜くと、これまた芸術的。シャッターを切るたびに、少しばかり本体が揺れるのも、何となく心地がいい。描写力も申し分なく、最高の相棒だ。  一時期、フルサイズ機に心を奪われたことがある。プロ機と呼ばれるものに、それ

+5

どこか懐かしく、どこか優しく

異国の光を見たくて、果ての対馬へ旅に出た

いま海外へ旅に出ることはできなくても、海外を「見に行く」旅はできるかもしれない……。 ふとしたそんな思いから、その対馬への旅は始まった。 海外へ旅に出ること。それは僕にとって、人生に彩りをくれるきっかけで、明日を生きる力をくれる魔法みたいなものだった。 だから海外へ行かれない日々は、ただただ寂しかった。この1年、また海外へ行ける日が来ることを、ずっと夢見ながら暮らしていた。 そんな日々も2年目を迎えたある日、日本地図を見ていて、気づいたことがある。 日本は海に囲まれ

けっしてモノクロなんかじゃなかった

一枚の白黒写真があった。 柔らかそうな革張りのソファで鉛筆片手に足を組み、何かを執筆している男性と、彼から少し離れてちょこんとソファの上でお座りするポメラニアン。 日常の何気なく愛しい瞬間が切り取られた、とても素敵な写真だ。 その写真が貼られたアルバムからふと顔を上げると、写真の中の男性がシワが増え、髪が薄くなり、カラーになった状態で、孫の私をにっこりと見つめている。 写真は1970年代に撮られたものだから、およそ50年前。 半世紀の年月を経て私の目に届いた祖父は、モ

好きなのは「写真」ではなくて

去年、数年ぶりに手にした「写ルンです」で想像以上の楽しい気持ちを味わえた。 初めてスマホ転送サービスを使ってみた。SMSで送られるURLにアクセスし、所定のパスワードを入れると画像のダウンロードページが表示される。失敗しているものもあるが(人と食べ物はダメだった)一覧でずらりと並ぶ様はなんだか可愛く、ぐっときた。 「写真」が好きな訳じゃない、これは大学生の時からなんとなく自分の中にあった気持ち。写真が好きなんじゃなくて、好きな被写体を写してるのが好きなんだなと思っている。

赤れんが庁舎の秘密?

札幌の人気スポットといえばいくつか名所が挙がる中で 「赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)」 も有名なのではないでしょうか? レンガ造りの美しい歴史的建造物である赤れんが庁舎は 札幌駅から徒歩約5分という都心部にありながら美しい庭園もあり 四季折々の植物を楽しむことができます。 しかし今回私がご紹介したいのは、この赤れんが庁舎の建物… ではありません。 それはこちら。ででん。 「標津」…しかも漢字の間に可愛い貝のようなものがあります。 え?となりました?そりゃそうですよ