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東京ヤクルトスワローズ 記事まとめ

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2021年2月の記事一覧

「ここに居ていい」今、私が神宮でできること

私の神宮球場日参物語神宮球場へ通い始めて、今年で33年目のシーズンを迎える。徹夜で並んだ日もあれば、一度も足を運べなかった年もある。 親の同伴なしに都内まで出られるようになったのは、高校生になってから。おこづかいの範囲内で、部活終わりに思い立って電車を乗り継ぐ。緑のビニール傘は、学校に「置き傘」していた。最寄り駅まで徒歩30分かかる高校を出発し、信濃町駅に到着するまで、1時間半はかかった。 当日券は、内野自由席のみ。平日の、万年Bクラスの球場で、チケットが完売していたことは

どこまでも真面目な男たち~Swallows DREAM GAME

安田猛さんが亡くなった。 私がヤクルトファンになった時、安田さんは引退していた。現役時代に投げる姿は、たまたま出くわしたテレビのアーカイブを見て知った。 私はつい、「安田スカウト」と言ってしまう。コーチ時代もちゃんと見ているはずだが、編成部長まで務めた安田さんのイメージは、背広組だ。 ずっとヤクルトの中の人だった安田さんが退団し、母校・小倉高校の指導に当たるというニュースに、「遠いなぁ」と思ったことを思い出す。しかしその直後、胃がんが見つかったという事実は、そこそこ後にな

オールスワローズで戦おう

7時半には家を出なければならなかった私は、いつもの土曜の朝のように寝過ごすわけにはいかなかった。 だから、東京ヤクルトスワローズ・内川聖一のインタビュー記事(スポーツニッポン)に目を覚まさせられ、助かった。眠かった。内川に感謝しなければならない。 移籍してきた、ベテランと呼ばれる歳の選手は、決意を持ってスワローズの一員になろうとしていた。 そんな内川の心に残ったのは、臨時コーチとしてキャンプ前半帯同した、古田敦也の言葉だった。 「スワローズをつくってくださった歴代の先輩も

ヤクルトスワローズの新・韋駄天 並木秀尊の前に広がる青写真

こんにちは、シュバルベです( ^ω^ ) キャンプも終盤戦に突入し、活き活きした選手が動く様を観て楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。今回のnoteでは、ヤクルトスワローズの一軍キャンプで躍動するルーキー並木秀尊選手について書いていきたいと思います。 1.並木秀尊選手のサクセスストーリー並木秀尊(ナミキ ヒデタカ)選手は、1999年3月23日生まれ。現在170cm・71kg。埼玉県出身で、元巨人の大エース斉藤雅樹氏の母校である市立川口高校から同じく埼玉県内の獨協大学

【ヤクルト】2021年のファンクラブ特典が届いたので開封してみた

こんばんは。でぃーだです。 筆が遅いでお馴染み(?)の私が二日連続でnoteを更新するなんて、もしかして明日は雪が降るのでは…?と思いましたが、昨日各地で雪が降っていたことをすぐに思い出しました。なんか色々とごめんなさい。 さて、そんな訳で昨日のnoteはこちら。結構真面目ぶって書いてます。 ということで今日は少し緩めに。 タイトルにもありますが、私は東京ヤクルトスワローズ公式ファンクラブであるSwallows CREWに球団へのお布施がてら毎年加入しております。 1

【ヤクルト】バンデンハーク獲得がもたらすものとは?【正式契約!】

(画像はバンデンハークInstagramよりお借り致しました) <2/24 追記> NPBから支配下選手登録の公示がありました!ようこそスワローズへ! ※契約は年俸75万ドル(約7900万円)プラス出来高の1年契約とのこと。 ソース:https://hochi.news/articles/20210224-OHT1T50152.html (以下は獲得報道翌日の2/17に公開した内容となります) -------------------------------------

僕は今、西浦直亨の言葉に惹かれている

1月某日、SNSのタイムラインをダラダラと眺めていたら、このようなニュースが流れてきた。 普段は「応援される」側の指揮官やプレーヤーたちが、ファンを「応援する」言葉をタオルに記す。なるほど、「逆応援タオル」とは良いアイデアだ。 ニュースを読んでいるうちに、誰がどんな言葉を書いているのかが気になってしまった。ただ、見本の画像が掲載されているとはいえ、スマホだと小さくて読み難い。一旦、オンラインストアに立ち寄ってみるか。 ※注:既に販売は終了しています どれどれ。じっくり確

人を遺した人 野村克也

野村克也さんが亡くなって、今日で1年が経つ。 もし私の人生の中に「ヤクルト黄金期」がなかったら、私の人生はどうなっていたのだろう。 どう転んでも、一庶民の取るに足らない人生であることは変わりなくても、勝ったときの喜びを知り、その裏側にある負けたときの悔しさに気づき、その悔しさを放っておかず歯を食いしばるって立ち向かう野球選手に、私は人生を学んだと思っている。 何より、選手と勝利を分かち合う経験した。ヤクルトの選手は、誰も私のことを知らない。それでも、「勝ったぞ!」とスタン

人生の最後の弱さを、「強さの証」と呼びたい

「人間は年齢を重ねたから老いるのではない。  理想をなくしたときに老いるのである」 あるアメリカの実業家の詩らしい。 現代は人生100年時代と言われ、 これから、健康寿命は伸びる一方だ。 企業の定年制も見直される動きが加速して、 就業できる年齢も伸びていく。 老年期と呼ばれる時期を、 「どう生きるか」というのは 今後多くの人にとって大きなテーマに なっていくのだろう。 冒頭の詩は私にとって、 すごく勇気づけられる詩である。 人はいつまで理想を追いかけ、 情熱的に

おかえり!僕のスーパースター

いつかは絶対にやってくるものやけど、その日がもう現実に間近にやってくることが今日決定してしまいました。野球なんて、観たいテレビ番組を邪魔するだけの存在でしかなかった小学生の僕に、プロ野球のおもしろさを教えてくれたのは…… これは、2007年9月19日、僕がmixiに書いた「さよなら僕のスーパースター」という日記の一節です。 小学生の僕に、プロ野球のおもしろさを教えてくれた……古田敦也(あえて呼び捨て!)が14年ぶりに古巣・東京ヤクルトスワローズに帰ってきてくれました!

【ヤクルト】私なりに考えた2021年シーズンキーマン

本日!なんと!ついに!球春が!! 到来しまーーーーす!!!! こういうnoteはきっと早いうちに書いた方がカッコいいんだろうなと思ったので(邪な気持ち)この時期に頑張って投稿しております。 激動だったヤクルト2020年オフの振り返りはこちらから。 <総集編> <育成方針編> この2年「ぴえん(※えんは燕)」な順位に沈んだ東京ヤクルトスワローズ。2021年のスローガンに(高津監督の決め球からガッツリパクって) 「真価・進化・心火」を掲げ、燕Joy!なシーズンを目指し