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浦和レッズ 記事まとめ

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2021年12月の記事一覧

現実は小説より奇なり【天皇杯: 決勝】浦和レッズvs大分トリニータ

いよいよ天皇杯も決勝戦となり、優勝の可能性は浦和レッズと大分トリニータの2チームに絞られました。 レッズは準決勝でセレッソ大阪を2-0で完封勝利し天皇杯でここまで無失点と非常に守備が安定しているチームです。リカルド体制で初年度ながらタイトルまであと一歩というところまで来ています。2018年以来の天皇杯制覇と再びアジアの舞台で戦うために負けられない一戦です。 一方の大分は準決勝で新しい布陣でJ1王者の川崎フロンターレに粘り強く戦いPK戦の末勝利して、決勝戦まで勝ち上がってき

3年計画の集大成への期待と展望 リーダーとして期待する選手は? エルゴラ浦和担当、沖永雄一郎さんと今季の浦和を振り返る(後編)

<全3回中の3回> <前編はこちら> <中編はこちら> 後編では、3年計画の最終年となる来季への展望や期待を語っていきます。例年のホーム&アウェーではなくセントラル開催ですが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)へも3大会ぶりに参戦します。リーグ優勝を最大目標にしつつも、チームの底上げと成長を感じさせるシーズンにすることも大切。獲得すべき戦術的なバリエーションや、偉大なレジェンドの後を継ぐ存在についても意見を交わします。 沖永雄一郎(エル・ゴラッソ浦和担当) 山口県出身

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【雑談】中動態の世界から見た「浦和を背負う責任」

ピッチ上で見えたことについての2021年総括の文章は先日出しましたが、本当はそれと合わせて出したかったピッチ上に留まらない浦和レッズの大切なコンセプトである「浦和を背負う責任」について今思うことを書こうと思います。多分、抽象的な表現が続くと思いますし、サッカーそのものからは離れた内容になります。その点はご容赦頂きたいと思います。 まず今回の文章を書くにあたって紹介しておかなければいけないのはこちらの本です。 Jリーグを見ている人の中には聞き覚えのある人もいるかもしれない「

【INSIDE RKU】 第3回 宮本優太

2022年シーズンより、浦和レッドダイヤモンズへの加入が内定している『宮本優太』 流通経済大学体育局サッカー部公式noteでは、これまでのサッカー人生や浦和への加入が内定するまでの裏話や宮本が考える大学サッカーの課題をお届けします。 【プロフィール】 DF 宮本優太 ■生年月日 1999年12月15日 ■身長/体重 170cm /69kg ■出身 東京都 ■経歴 Forza'02→流通経済大学付属柏高校→流通経済大学 2022年シーズンより浦和レッドダイヤモンズ への加

チームを根本から変えた2人の選手は? 後半戦で復活したゴール前への課題 エルゴラ浦和担当、沖永雄一郎さんと今季の浦和を振り返る(中編)

<全3回中の2回> 前編から引き継いだ中編では、中断明けのシーズン後半戦について振り返ります。ハーフシーズンの時点では異例と言える大幅なメンバー構成の変更があったシーズンでしたが、単なる補強の枠にとどまらずにチームを変えたと言えるほどの選手もいました。そして、「ゼロトップ」とも呼ばれた前線の構成についても意見を交わします。 前編はこちら 沖永雄一郎(エル・ゴラッソ浦和担当) 山口県出身。2019年10月よりアイキャンフライしてフリーランスという名の無職となるが、気が付け

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期待と不安が押し寄せた沖縄キャンプから、成長を感じたシーズン前半戦 エルゴラ浦和担当、沖永雄一郎さんと今季の浦和を振り返る(前編)

<全3回中の1回> 浦和レッズの2021年シーズンが終わりました。19年末に3年計画を打ち出したクラブは、2年目となる今季にリカルド・ロドリゲス監督を招聘し、リーグ戦で6位、ルヴァン杯でベスト4、天皇杯で優勝という結果を残しました。そのシーズンを、沖縄県でのトレーニングキャンプから取材していたサッカー専門新聞エル・ゴラッソの浦和担当、沖永雄一郎さんと共に振り返っていきたいと思います。 まずは前編として、プレシーズンに行われた沖縄県でのトレーニングキャンプから、東京五輪で中

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激動の2021年。ファン・サポーターの熱量を上げるために書き綴ってきたこと

ファンベースという考え方がある。 ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高めるという考え方だ。 ここで言うファンとは、企業やブランドが大切にしている価値を支持してくれる存在。 その根底にあるのは、共感・愛着・信頼と言ったファンの感情だ。 ファンの感情を知ること。ファンの熱量を高め、広げていくこと。 まさに自分自身のライフワークとなっている。 人々の生活も大きく変わり、社会としての変動も大きかった2021年。 スポーツ業界にとっても、大きな節目

三年計画の定点観測(2021年総括)

◆2020年の課題まず2021年を振り返る前に、2020年の総括として書いた文章の思い出しから始めようと思います。 大槻さんは「主体性」「役割や優先順位」という言葉を何度も会見で使っていて、それは指導者が選手のアクションを具体的に決めるのではなく、「役割や優先順位」といった判断の材料を提示して、選手自身が「主体性」を持って状況に合わせて判断していくということを目指していたのだと思います。 勿論、全ての判断を選手に委ねていたわけではなくて、時期によって特にビルドアップ時のポ

新国立競技場の売店とスタジアムグルメのいまを記録しておく! 【2021.12.19 天皇杯決勝観戦記】

2021年12月19日。 天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会の決勝戦、浦和レッズ対大分トリニータ戦で、念願だった新国立競技場を訪れることができた。 本来、開催されるはずだった東京オリンピックのメイン会場であった新国立競技場。 初めての現地観戦ということで、アクセスや入場方法など事前にいろいろ調べたけれど、どうやっても情報が手に入らなかったものがある。 それが、スタジアムグルメ。 新国立競技場のスタジアムグルメに関しての、店舗名はわかるけど、その雰囲気やメニューに関し

三年計画の定点観測(2021年12月度月報)

◆前書き 昨年はリーグ戦の試合の直後にアンケートを取って、自分の評価と比較しつつ三年計画のプレーコンセプトが表現できていたのかをまとめていました。ですが、協力してくれた方もアンケートの項目が多くて面倒だったんじゃないかとか色々自分なりに考えて、今年は試合ごとの記事はその試合の内容によってピックアップする事象を変えた雑感として出しつつ、月の終わりに月報のような形で三年計画のプレーコンセプトについての定点観測をしようと思います。 ◆12月の戦績 12/4 (Sat) J1 第3

不用意なファウルの怖さ:天皇杯決勝 浦和レッズ対大分トリニータ(12月19日)

今日は天皇杯決勝、浦和レッズ対大分トリニータ戦へ。もともとフロンターレが出るつもりで取ったチケットだが、せっかくの決勝戦だし、秋のレッズとの2回の対戦でリカルド・ロドリゲス監督のサッカーの好感度が高かったので、迷わず見に行くことに。 それと、レッズサポーターのコレオを娘に見せたかったというのもある。 トリニータのコレオもお見事。 娘も「凄い!どうやってるの??」と感動。連れてきて良かった。 席は334ブロックの2列目。けっこう見やすい席だった。 中盤ダイアモンドのト

Go to ASIA 【天皇杯:準決勝】浦和レッズvsセレッソ大阪

スタメンレッズは宇賀神をスタメンで起用。柴戸と伊藤がコンビを組み、明本が左SHで起用され、ユンカーがトップに入りました。 セレッソは瀬古と西尾の代表コンビがCBを務め、若手の喜田が奥埜とダブルボランチを組み、為田、清武、坂元の2列目、そして今シーズンで引退する大久保が1トップに入りました。 マッチレポート公式マッチレポート 天皇杯 準決勝 vs C大阪「宇賀神、小泉がスーパーゴール!ファイナルへ!」 試合結果天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準決勝

天皇杯決勝 vs大分(N)

2021/12/19 14:00  IN国立競技場 準決勝では試合巧者ぶりを発揮し、圧倒的な雰囲気の中できちんと勝利したレッズ。 決勝では勢いのある大分トリニータとの対戦。 対戦成績を見ても、今季成績にしても決して良いとは言えない難しい相手。 準決勝では前回覇者の川崎を倒し強者を挫かせる力は非常に強いものがあると思っている。 両チーム一致団結している様子が伺えるが優勝してACL2番手の切符を掴むのがレッズだと願いたい。 ☆大分トリニータ戦への展望情報と印象 ・基本ベース

秋田生まれ・育ち人間が浦和サポになるまで

※内容は大変宗教(浦和レッズ)臭い内容です。予めご了承ください。 残業ありきの社畜生活から一時期的に解放されたので、天皇杯決勝記念(?)のためのnoteの方を書き進めて行きたいと思います。 自己紹介もかねて、初回は浦和レッズと自分がどのようにして関わりを持ったのかについて記事を書きたいと思います。   ■ 浦和レッズにハマったきっかけそもそも私自身サッカーそのものをやる事に関して興味を持てませんでした。 陸の孤島 秋田県で育った自分にとって、スポーツを見るなら 親の教