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中日ドラゴンズ 記事まとめ

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中日・高橋宏斗投手の他に登板したドラフト1位投手 投球練習から光ったヤクルト右腕の姿とは ~9/10~

◇9月10日 中日3-1ヤクルト(バンテリン) 中日・高橋宏斗投手が8回1失点と好投し、12勝目(3敗)を挙げた試合。 2020年のドラフト1位右腕は、竜だけでなく、セ・リーグ、さらには日本のエースになるための階段を順調に駆け上がっています。 そんな中、この試合でもう1人、ドラフト1位右腕がマウンドに立ちました。 ヤクルト・原樹理投手です。 昨季は1軍登板なし 小笠原慎之介投手(中日)やオコエ瑠偉選手(巨人)、大学生では今永昇太投手(カブス)や高山俊選手(オイシッ

【中日】小笠原慎之介投手VS並木秀尊選手が分岐点? スクイズ前に漂っていた気配とは ~9/11~

◇9月11日 ヤクルト8-1中日(バンテリン) 0-1で迎えた3回表、1死二、三塁。ヤクルト・並木秀尊選手にスクイズを決められ、追加点を奪われました。 続くサンタナ選手に適時打も生まれ、流れは完全にヤクルトペースに。結果、大敗を喫しました。 試合の分岐点の1つとなったスクイズ。その気配は、初回から漂っていました。 並木秀尊選手の第1打席 中日の先発は小笠原慎之介投手。初回、先頭の長岡秀樹選手を1球で三邪に打ち取り、続く打者は並木選手。 1球目は外角に直球が決まり、

立浪竜は完全終戦しました…鬼門甲子園で今シーズン0勝10敗1分に終わる…そしてついに今シーズンワースト借金15で3年連続最下位まっしぐら…この3年間は一体何だったのか…誰か助けて…

9/3 中1-4神 ● 9/4 中4-9神 ● 9/5 中1-2神 ● ~試合結果~ 9/3 中1-4神 ●先発は高橋宏斗投手。無双する竜の怪物でしたが、やはり疲労のせいか立ち上がりから大荒れ。2回裏にヒットと四球で無死満塁の大ピンチを作ってしまうと、続く満塁打率.500という虎の満塁男木浪聖也選手に痛恨のタイムリーを浴び、先制を許してしまいました… それでも以降は圧巻のピッチングで阪神打線を捩じ伏せていきましたが、そんな孤軍奮闘する高橋宏斗投手の思惑とは裏腹に、打線につい

9月4日(水)阪神vs中日戦の感想(阪神甲子園球場)

両軍のスタメン中日スタメン 1(中)岡林 勇希 .242 2(三)福永 裕基 .277 3(左)カリステ .280 4(右)細川 成也 .296 5(捕)宇佐見 真吾 .292 6(一)石川 昂弥 .267 7(二)板山 祐太郎 .234 8(遊)村松 開人 .264 9(投)小笠原 慎之介 .097 P:小笠原 慎之介 防2.54 阪神スタメン 1(中)近本 光司 .286 2(二)中野 拓夢 .227 3(右)森下 翔太 .262 4(一)大山 悠輔 .250 5

【中日】ブライト健太選手がみせた価値あるファールとは 未来へ繋がる布陣に一筋の光 ~9/5~

◇9月5日 阪神2-1中日(甲子園) 1打席で結果を残し、未来への種まきも進めました。 中日・ブライト健太選手は1-2で迎えた6回表、1死二塁のチャンスで代打として出場。 阪神左腕・桐敷拓馬投手との7球に及んだ対決に、明るい光が詰まっていました。 右安を生んだファール 直球2球であっさりと追い込まれた後、ブライト選手の価値を上げるプレーがありました。 フォークに食らいつき、外角直球を見逃した後の5球目。内角に投じられた148キロの直球を、見事にファールで凌ぎました

立浪ドラゴンズを考える

ダラダラ分析するのも大変面倒なので、始めにここで立浪ドラゴンズの野球が如何なるものか私見を述べる。それは、「過度な最低限主義」である。 2024年9月5日、中日ドラゴンズは今シーズン最多である借金15を喫した。 そんな節目の試合で、立浪ドラゴンズの3年間を象徴する、集大成とも言える場面があったため、振り返りながら、所感をダラダラ書き連ねていく。 問題のシーン このシーンを見て欲しい。 ツーアウトランナー2,3塁、打者は山本泰寛。阪神桐敷が制球を乱し、カウントはノー

9月5日(木)阪神vs中日戦の感想(阪神甲子園球場)

両軍のスタメン中日スタメン 1(中)岡林 勇希 .244 2(二)山本 泰寛 .252 3(一)福永 裕基 .275 4(右)細川 成也 .297 5(左)カリステ .277 6(三)高橋 周平 .265 7(捕)木下 拓哉 .209 8(遊)村松 開人 .261 9(投)大野 雄大 .111 P:大野 雄大 防5.09 阪神スタメン 1(中)近本 光司 .288 2(二)中野 拓夢 .229 3(右)森下 翔太 .264 4(一)大山 悠輔 .253 5(三)佐藤

【中日】ロドリゲス選手昇格の意図がみえない? 公示から伝わるチームの迷い ~9/6~

◇9月6日 中日3-0広島(マツダ) 厳しすぎる残暑が続く中、秋らしい風が吹きました。 中日は6日、大島洋平選手と高橋周平選手を抹消し、若竜の鵜飼航丞選手とロドリゲス選手を登録しました。 試合前時点で残り20試合、4位・DeNAとは9ゲーム差。来季に向け、若竜を試す策に不自然な点はありませんが、迷いも感じます。 二遊間の入れ替え それは、ロドリゲス選手の昇格です。 5日、田中幹也選手が足首を捻挫したことが判明。代わりにドラフト3位ルーキー・辻本倫太郎選手が昇格しま

【中日】高橋宏斗投手と阪神・高橋遥人投手による「高橋」対決を分けたポイントとは ~9/3~

◇9月3日 阪神4-1中日(甲子園) 中日・高橋宏斗投手と阪神・高橋遥人投手の「高橋」対決は、阪神・高橋遥投手に軍配が上がりました。 試合を決めたのは、阪神が2点リードして迎えた7回裏。近本光司選手の適時打で3点差となり、中日は勝利の可能性が遠のきました。 ハイレベルな「高橋」対決に白黒ついたポイントは、7回表にありました。 試合の分岐点 中日は2番・福永裕基選手から始まる好打順。高橋遥投手を打ち崩すには、ラストチャンスでした。 その福永選手が7球粘った末に左安で

9月3日(火)阪神vs中日戦の感想(阪神甲子園球場)

両軍のスタメン中日スタメン 1(中)岡林 勇希 .241 2(三)福永 裕基 .273 3(左)カリステ .284 4(右)細川 成也 .296 5(一)石川 昂弥 .273 6(遊)村松 開人 .267 7(二)田中 幹也 .221 8(捕)加藤 匠馬 .189 9(投)髙橋 宏斗 .094 P:髙橋 宏斗 防0.98 阪神スタメン 1(中)近本 光司 .285 2(二)中野 拓夢 .229 3(右)森下 翔太 .265 4(一)大山 悠輔 .250 5(三)佐藤

【中日】関大・金丸夢斗投手を密着マーク報道 強竜再建へ正しい1歩を踏み出したといえる理由 ~9/2~

中日が関大の最速154キロ左腕・金丸夢斗投手をマークすると報道がありました。 来季、誰が指揮を執っているのか分からず、指名を公表したわけでもありませんが、強竜再建に向けて正しい1歩を踏み出しました。 先発陣の整備が急務 中日は今年のドラフト1位で、投手を指名するべきだと考えています。 今季は開幕前の想定より、先発陣が苦しみました。柳裕也投手、メヒア投手が不調に陥り、涌井秀章投手が故障。期待された梅津晃大投手や根尾昂投手が思うような成績を残すことができず、厳しい夏となり

【中日】福永裕基選手の良さが詰まった2打席と足 先制点をアシストしたプレーとは ~8/29~

◇8月29日 中日5-1広島(バンテリン) 中日・福永裕基選手の良さが活き、スタメンに欠かせない選手と証明する試合でした。 この日、福永選手は23日の巨人戦以来のスタメンとなる「2番・三塁」で出場。 結果は4打数1安打、2三振でしたが、福永選手の活躍が試合の流れを引き寄せました。 福永選手の足 宇佐見真吾捕手の本塁打で先制した4回裏。 先頭打者だった福永選手はカウント0-2からフルカウントまで持ち込み、7球目を左安。両チーム通じて、この試合初めての先頭打者出塁とな

岡野スカウトの第一歩を見届けた気がした│中日ドラゴンズ

8月の終わり、それはそれは嬉しいことがありました。 青学大・西川史礁、高校侍に示した貫禄V打 3月に侍ジャパン選出、プロ注目のスラッガー 中日スカウト「今後も追いかけたい」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース スカウト岡野さんのコメントが初めて記事に載りました。いつかこんな日が来るんだろう…と思いながら、他のスカウトの方々が出されるコメントを拝読していました。 岡野さんが視察されたU‐18日本代表の壮行試合。今朝丸くんが立つマウンドからバッターボックスに向かっ

【中日】カリステ選手の復帰戦は一塁手 石川昂弥選手、福永裕基選手の今後は ~8/27~

◇8月27日 中日2-1広島(バンテリン) 中日・カリステ選手が1軍に復帰し、即一塁でスタメン出場しました。 離脱前は主に左翼を守り、25日の2軍戦では三塁を守っていただけに、この起用法の裏に潜んだ意図が気になります。 カリステ選手を活かす策 現在の外野陣は、岡林勇希選手、細川成也選手と外せない主力に加え、この日4番を任された川越誠司選手が躍動中。 カリステ選手といえど、すんなりとポジションを奪える状況ではありませんでした。 故障からの復帰過程で要した2軍の試合は