【中日】ロドリゲス選手昇格の意図がみえない? 公示から伝わるチームの迷い ~9/6~
◇9月6日 中日3-0広島(マツダ)
厳しすぎる残暑が続く中、秋らしい風が吹きました。
中日は6日、大島洋平選手と高橋周平選手を抹消し、若竜の鵜飼航丞選手とロドリゲス選手を登録しました。
試合前時点で残り20試合、4位・DeNAとは9ゲーム差。来季に向け、若竜を試す策に不自然な点はありませんが、迷いも感じます。
二遊間の入れ替え
それは、ロドリゲス選手の昇格です。
5日、田中幹也選手が足首を捻挫したことが判明。代わりにドラフト3位ルーキー・辻本倫太郎選手が昇格しました。
前日(4日)には、二塁を守れる板山祐太郎選手が昇格。即「7番・二塁」でスタメン出場し、期待の高さが伝わってきました。
田中選手のアクシデントがあったとはいえ、ロドリゲス選手が昇格したことで、3日連続二遊間を守れる選手に声がかかる状況。
来季を見据えた戦いが求められる中、まだ構想が固まっていないことが伝わってきます。
土台を活かすか壊すか
今季、田中選手と村松開人選手による二遊間コンビが確立し、来季に向けて楽しみな土台ができました。
そこに山本泰寛選手が加わり、短期間のアクシデントであれば乗り越えられる布陣となりました。
今回、田中選手が離脱したことで二塁が空席となった中、1・2軍ともに遊撃しか守っていないロドリゲス選手が昇格。
新しいポジションを守らせるのか、それとも遊撃で起用するのか。
村松選手が阪神3連戦(3日~5日)で9打数0安打、6三振と苦しんだとはいえ、土台を活かすのか壊すのか分からない昇格となりました。
チームの方向性はみえる
この日は板山選手、村松選手の二遊間で挑み、ロドリゲス選手の出番はありませんでした。
残り試合をどのように活かすのか。若竜を起用するには絶好の機会だけに、中途半端な起用や迷いは避けなければいけません。
2軍には龍空選手も控えており、まだまだ選手層を厚くする余地は残されています。
今回の昇格は、明らかに来季を見据えたもの。
チームの方向性はみえるだけに、ロドリゲス選手の昇格意図を明確にし、若竜をどのように育てるのか注目です。
【参考サイト】
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