見出し画像

【中日】高橋宏斗投手と阪神・高橋遥人投手による「高橋」対決を分けたポイントとは ~9/3~

◇9月3日 阪神4-1中日(甲子園)

中日・高橋宏斗投手と阪神・高橋遥人投手の「高橋」対決は、阪神・高橋遥投手に軍配が上がりました。

試合を決めたのは、阪神が2点リードして迎えた7回裏。近本光司選手の適時打で3点差となり、中日は勝利の可能性が遠のきました。

ハイレベルな「高橋」対決に白黒ついたポイントは、7回表にありました。


試合の分岐点

中日は2番・福永裕基選手から始まる好打順。高橋遥投手を打ち崩すには、ラストチャンスでした。

その福永選手が7球粘った末に左安で出塁し、この試合2度目となる先頭打者の出塁。このイニングの重要性が高まりました。

カリステ選手が三振に倒れた後、細川成也選手が中安。続く石川昂弥選手の遊ゴの間に走者が進み、2死二、三塁の大チャンス。

打席には村松開人選手。この試合の分岐点がやって来ました。

直球がポイント

村松選手はこの日、第1打席で外角への直球に振り遅れて空三振。

第2打席は、カウント2-0から直球でカウントを整えられ、最後はツーシームを二ゴ。やや高橋遥投手の直球に手こずっていました。

チャンスで巡ってきた打席のポイントは直球。ファールで逃げて変化球を捉えるのか、直球を待つのか。

阪神・梅野隆太郎捕手のリードにも注目が集まる中、初球からカットボール、スライダー、ツーシームと直球は1球もなし。

村松選手はカウント1-2と追い込まれ、様々なパターンをケアしなければいけない状態に。

そして勝負の4球目、高橋遥投手は外角に146キロの直球を投じ、村松選手のバットは空を切りました。

素晴らしい投手戦

チャンスを活かせなかった中日は、その裏に決定的な3点目を奪われて試合を決められました。

試合前から注目された「高橋」対決。高橋宏投手も7イニング3失点と好投しましたが、重い先制点に7回の失点。阪神に上手く攻められました。

今後、何度も見たい「高橋」対決。中日にとって厳しい敗戦となりましたが、両投手に拍手を送りたくなる素晴らしい投手戦。

そんな中、白黒ついたポイントは7回表にありました。

【参考サイト】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?