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#映画 #ドラマ 記事まとめ

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テレビや動画配信サービスのドラマ・映画に関する記事をまとめていきます。
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2021年6月の記事一覧

【映画】アメリカン・ユートピア David Byrne's American Utopia/スパイク・リー

タイトル:アメリカン・ユートピア David Byrne's American Utopia 監督:スパイク・リー 「アメリカン・ユートピア」は身体性を強く感じさせられる映画だった。当然言葉の役割も大きく、デヴィッド・バーンが語りかけるTEDのプレゼンテーションさながらの言葉を観客に投げかけるし、歌の歌詞もBLMや政治など現代の問題提起として主題を持っている。ただそれと同時に体が表現するものの比重もかなり大きい。ダダイストのフーゴ・バルの詩を引用した「I Zimbra」

大河ドラマ「青天を衝け」主演・吉沢亮「大河でしか味わえない試練に感謝」――『ドラマ・ガイド 青天を衝け 後編』インタビュー

 大河ドラマ「青天を衝け」は、いよいよ渋沢栄一の大きな転機となったパリ行きが描かれ、新たな人物も続々と登場。その間、日本では大政奉還が行われ、明治政府が成立、戊辰戦争が勃発するなど、まさに時代の転換期が訪れます。  当記事では『NHK大河ドラマ・ガイド 青天を衝け 後編』より、主演を務める吉沢亮さんの単独インタビュー全文をお届け! 約1年演じ続けてもなお、新鮮で考えさせられるという渋沢栄一の人物像や役の捉え方、撮影現場での様子などたっぷり語っていただきました。 血洗島(ちあ

世界が「思い込み」でできていることに気づいてしまった日。〜「村田沙耶香」と「大豆田とわ子」と「東京女子図鑑」〜

どうしよう。さっきまで眠っていたのに、頭が熱くて起きてきてしまった。わたしは恐ろしいことに気づいてしまったのかもしれない。 仮想現実だと思い込んでいたのものが、未来が、もうすぐそこまで来ている。 そう考えたら、恐ろしくて眠れなくなってしまった。 トリガーは、「村田沙耶香」と「大豆田とわ子」と「東京女子図鑑」だ。 村田沙耶香さんは、私が2年前からハマっている作家さんで、2016年に芥川龍之介賞を受賞した『コンビニ人間』は30言語以上に翻訳され、大ベストセラーとなった。あ

大豆田とわ子の音楽は、わたしたちの未来を優しく照らす

あんなに怖かった30代が、楽しみになっている自分がいる。 数年前までは、出産から人生を逆算して、26歳で運命の相手と出会いたがっていた私だが、この夏29歳になろうとする今となっては、こんな気持ちでいっぱいになっていたことなんて、すっかり忘れていた。 それは、同世代の友人が30代になって、それぞれステータスがバラバラでもみんな充実している姿を見ているからかもしれないし、世の中が「結婚」と「出産」を全員参加のスタンプラリーのように押し付けてこなくなったからなのかもしれない。と