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父も母もASDでADHDだったのかも知れないという話

自分の父はカメラアイ(ババ抜きとかで場の山に捨てられたカード全部覚えてるとか)や感覚過敏(子どもの頃口の中にお米が何粒あるか数えてたらしい)とか、ASDっぽいエピソードの印象が強かったから、勝手に自分のASDは父由来と思ってたけど、そう言えばADHDっぽい出来事もいろいろあったかも知れない。

視界に酒があれば飲んでしまう、手の届くところにお金があれば自分のでなくても使ってしまう、女がいれば実子であろうとお構いなし。全てのADHD者がこうだとは言いませんが、おそらく父は衝動性に問題があった。仕事も失い、警察のお世話にもなり、戻って来たけど家出もした。

消費者金融には借金がなかったのは幸いだった。親戚からは借りていたと後で周囲から聞いた。裁判沙汰になりそうになって母が自分の退職金を前借りし、足りない分を頼ったらしい。母は私に心配や迷惑を掛けたくなかったんだろうけど、私には一切こういった話を昔も今もしない。でも親戚や母の知人などから時々伝え聞く。

母は本当にいつも私に本心を言わない。ほんの時たまごく稀にぼやいたりする位。たぶん私自身が育てにくい子で、外見や内面、凸凹の特性まで父に結構似ていたからかも知れない。不登校になって腫れ物に触れる様な態度になった様な気もするし、今思うと自分はちょっと癇癪持ちだったのかも知れない。

たぶん母は私とあまり話したくなかったんだろうと思う。聞いたことないから分からないけど、モラでろくでなしの父と一緒にいるのも嫌だし、産まれた子は育てにくくて可愛いと思えない、そんな感じだったんだろうか。フルタイムで働いていたから家以外に居場所があった事が幸いだったのかも知れない。

母は母で私の知らない、たぶん職場の人と付き合っていたみたいですが。10代の頃たまたま母の携帯のメールを見て知ってしまった。驚いたけどむしろほっとした記憶が。父(家出中でいませんでしたが)にも祖母にも私の夫にも、誰にも話していない。

母は父と違い普通に友達も多く、親戚付き合いもあるので家族には恵まれなかったけど孤独という事はなさそうなのが、私にとっては幸いだったのかも。お互いに距離を取っていられる。多分この方がいい。

父にASDだけでなくADHD特性もあったという話と、母もADHDの他にASD要素もあったと書きたかったのですが違う話になってしまいました。要は自分は立派な発達凸凹ハイブリッドと言いたかっただけでした。

ついでに言うと父方の親戚にはおそらく高IQが多い。父も多分そうだったんだろうと思う。自分の2Eは父の遺伝だと思っていたのですが、最近ちょっと母もそうなのではという気がして来ている。私と同じく分かりづらい同時処理優位で、昔の社会規範もあり無意識のうちに高度な擬態スキルを身に着けていたのかも知れない。根拠はまだないですが、何となくそんな気がしています。

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