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岸の見えない暗い海を泳ぐ【悩みの深みにはまる】(フリーター編#10)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。
多浪受験前のフリーター時代のエピソードを書いています。

前回の話はこちら。


将来への強烈な不安に苛まれる

Web系の会社でアルバイトを始め1年が経過しました。高校卒業後2年半になろうとしています。

アルバイト先を転々とし、ようやく私の居場所になる今の会社にたどり着きました。

仕事に自信を持ち、裁量をもってオンライン・オフライン店舗を回すまでになりました。

しかし、大型衣料品店でのアルバイト時代、大学生アルバイトと比較し、感じていた劣等感が再び襲来します。

そのきっかけは、以前と同じく中学時代の友人や、大型衣料品店アルバイト時代の友人との交流でした。

どんなアルバイトで仕事し、自信を身につけても、劣等感・コンプレックスはぬぐいきれなかったのです。

まさに自分自身が勝手に生み出した呪縛でした。

悩みの深みにはまり抜けなくなる

「今の会社で働いていた先、自分はどうなるのだろうか…。」

当時の私には将来のイメージが全くつきませんでした。

今考えれば、
・アルバイトしていた会社で正社員を目指す
・スキルを身につけ別の会社でアルバイトに潜り込む

…等々、幅を広げる手段はあります。
しかし、世間知らずだった私にはそのような発想はありませんでした。

ただただ友人と比べ、コンプレックスのあまり卑屈になっていたのです。

就職合同説明会、企業体験、企業訪問…名だたる企業にスーツで向かう友人たち。
私はうらやましくて仕方ありませんでした。

彼らが手の届かない、雲の上のような存在に思えました。

一方、私は将来どうしていいか分からず一人で悩み、まるで暗い闇の中で岸のない海を泳ぎ続けている感覚がありました。

イラストはイメージです。

悩みの原因を探った先で、過去を後悔をする

「自分の悩みの根本には何があるのか‥‥」

それは自分と大学生と比較することで生じた悩み、
つまり「大学コンプレックス」です。

「大学に行けば、彼らのようになれるかもしれない…」

安直な考えが頭をよぎりました。

高校3年生の頃、やる気のないのないまま惰性で大学を受験し失敗しました。

「あの頃もっとまじめに勉強していれば…。」

大学に真剣に挑み、大学に行かなかった過去を後悔しました。

しかし、高校を卒業して2年半が経過。

後悔するにはあまりに遅すぎたのです。

続く。

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