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アルバイトに落ち続ける…。【フリーターのはじまり その②】(フリーター編#5)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。
多浪受験前のフリーター時代のエピソードです。

前回の話はこちら。

今回は、高校卒業半年後のフリーター初期の頃の話です。


アルバイト探しに苦戦し始める

夏の短期アルバイトを終えた9月。私は通年で働けるアルバイトを探し始めました。

「すぐに仕事は見つかるだろう」

アルバイトだからと、楽観的で甘く見ていました。

深夜のガソリンスタンド、PCのパーツショップ、ゲームのデバッグ、おもちゃ屋等々…
分野問わず、電話と面接を繰り返しました。

しかし、採用されることはありませんでした。

アルバイトに落ち続ける

「時間にも融通が利くのだから、どこかしら受かるはず」と、高をくくっていたところがありました。

しかし、自分が考えていた以上に世間は厳しいものでした。

受からなかった理由は、コミュニケーション能力がなかった、性格が暗かった、世間や常識知らずだったことです。

当時の私は今で言う「コミュ障」と言われてもおかしくないほど、コミュニケーションが苦手でした。

しかし、受からない理由を探ろうとも向き合おうともしませんでした。失敗を分析し対策を考える習慣もない、まさに無反省人間でした。

とある会社からは、

「ロク君の履歴書の書き方は間違っているから、気を付けた方がいいよ。こんな書き方じゃどこも受からないよ」

と言われたこともありました。

今考えれば、アドバイスいただけることはありがたかったのですが、
当時の私は、アドバイスを聞き入れるほど素直ではありませんでした。

イラストはイメージです。

採用後も、離職を繰り返す

その後、アルバイトの応募・面接のコツをつかみ始めたこともあり、アルバイトに採用されることもありました。

しかし、アルバイトは続きませんでした。

PCショップで働き始めたと思えば、1週間も立たず心は限界を迎え、辞めてしまいました。

夏の短期アルバイトのような、「人」に優しい環境でしか働けなかったのです。

私は働く先で上手くコミュニケーションが取れず、どこで働いても続かない未熟な人間だったのです。

派遣アルバイトの毎日

その後私は、定期アルバイトを諦め、日雇い派遣のアルバイトを始めることにしました。

当時は、ガラケー1つですぐに仕事を受けられる派遣アルバイトが話題になりました。

人材派遣会社のグッドウィルやフルキャストの全盛期です。

深夜の工場、引っ越し、段ボールの組み立て、100円ショップの応援などなど、色々やりました。

しかし、過酷な派遣先もありました。

仕事内容もきつかったのですが、
業務中に「名前」ではなく、事前に渡され着用した「バンダナの色」で呼ばれることもありました。

「おい!ピンク!こっちに来い!」

派遣アルバイトは「モノ」のようでした。

正規アルバイトからもきつく当たられることもあり、心身の負担が大きい割に賃金も低かったため、3ヵ月間ほどで派遣アルバイトは辞めてしまいました。

大型衣料販売店で働き始める

高校を卒業し、まもなく1年が経とうとしていた頃でした。

何をやっても続かない私でしたが、地元でオープンする大型衣料販売店のオープニングスタッフの募集が目に止まり、応募することにしました。

そして、アルバイトの選考会に参加・採用され、働くことになりました。

大手の会社のアルバイトということもあり、研修内容もしっかりしていて、「人」も非常に良く、私にしては珍しく続けられるアルバイトになりました。

ここでのアルバイト経験が私にとって一つの転機になります。

次の話に続く。

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