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多浪のハンデを抱えて挑む就活。エントリーから始まる苦戦の予感(多浪の就職活動編#6)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。

実質6浪で大学に入学し、大学3年生から就職活動を開始。当時26歳。
人より6年遅れた就職活動でした。

年齢のハンデを埋めるため、3年生の夏に1dayインターンにも複数参加。
数万円の受講料を支払い就職支援団体が主催する就活セミナーにも2ヵ月間参加しました。

夏も過ぎた3年生の10月。就職サイトで企業への本エントリーの受付が開始されました。

前回までの話はこちら。

就職サイトで本エントリーの受付開始

私が志望するのはIT業界一択です。元々情報ネットワーク関連の仕事に興味があったこと、インターネットの掲示板で「IT業界は年増就活生に優しい」という書き込みを見つけたためです。

私が使っていた就職サイトは「リクナビ」でした。

当時2010年の話になりますが、10月から企業への本エントリーが開始されたものの、エントリー受付開始時期は企業によって異なりました。

メーカー、食品、インフラ、通信…等の人気の業界の大手企業は12月~2月にかけてエントリー可能になります。

幸いなことに、私が志望するIT企業はエントリー可能時期が比較的早く、10月頃にはほとんどのIT企業のエントリー受付が開始されていました。

当時、IT業界の仕事は学生たちに知られていなかったために今ほど人気がありませんでした。IT企業は他の業界に先んじて学生たちを囲い込みたかった狙いがあったのだと思います。

IT企業に片っ端からエントリー

IT企業の早期エントリー開始は、私にとっては渡りに船でした。
夏に複数社の1dayインターンに参加したことで、夏のうちにIT業界・企業の業界・企業研究も一通り終わっていました。

そこそこ高額な費用という代償も払いましたが…就職支援団体主催の就活セミナーに2ヵ月間参加したこともあって、自己PRもある程度出来上がっていました。

志望動機自己PRのベースが出来上がっていたこともあり、志望する企業を矢継ぎ早にエントリーしました。

業界の中で私が特に志望していたのは、大手企業のIT系の子会社です。

IT業界の中で「ユーザー系SIer」と呼ばれている会社でした。

なぜこれらの会社を志望していたのかには理由があります。

これらの会社は、主に親会社のシステムを請け負っているため、業績も安定しており比較的ホワイトだと言われていたためです。

これはIT企業に内定が決まっている大学の先輩から聞いた情報でした。

3年生の夏、大手生命保険のユーザー系SIerの1dayインターンに参加した際、会社や社員の雰囲気の良さを肌で感じ、この情報は間違っていないと思っていました。

ユーザー系SIer」を中心に、企業に合わせてエントリシートを作り込み提出し続けました。

適性検査や筆記試験を受ける日々

エントリーシートの提出後、企業からは適性検査や筆記試験の案内がきました。

この時点で通過している企業はなく、エントリーシートと適性検査・筆記試験の結果をもって一次面接に進めるとを理解しました。

この「適性検査・筆記試験」は、言葉の通り会社への適性や基礎学力を測るものです。

私は元々「筆記試験」という類のものは苦手意識があったのですが、実質4浪目~6浪目にかけて2年半近く中学~高校までの勉強をやり直した経験が思わぬところで活きました。

人より長く受験勉強に時間をかけたこと、一時ではありますが情報ネットワーク系の大学を目指し数学の勉強をしていた経験が役に立ちました。

テストセンターSPIといった適正検査の本を買って事前に勉強をした甲斐もあって、各企業の適性検査・筆記試験も確かな手ごたえを感じました。

企業からの合否の結果を待つ

優先順位の高い「ユーザー系SIer」を中心に、金融、メーカー、保険、通信、インフラ等々様々な業界の大手企業のIT子会社にひたすらエントリーしていました。

私は、10~11月の時点で30~40社は応募したと思います。

私の大学の友人たちがエントリーしたのは多くても3~4社でした。彼らはまずは様子見だったということと、彼らが志望する人気業界の大手企業は12~1月あたりからエントリーが本格化するためです。

私はスタートから独自路線をひた走っていました。

不思議なことに…私はエントリーしただけで企業から内定をもらったような感覚に陥っていました。

かつての多浪時代、願書を提出しただけで大学に合格した気になった錯覚に似ていました。

翌月、企業から続々と合否の結果が出てきますが、
期待に反した厳しい現実が待ち受けていました。

続く。

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