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「SusHi Tech Tokyo 2024」SCPへ参加しきた所感とその今後。😊

今回は、東京都が2050年の東京をコンセプトに開催する「SusHi Tech Tokyo 2024」のショーケースプログラムへ参加してきた所感と今後の展望を記録します!

所感

特に印象に残った展示物や取り組みを説明していきます。

「パーソナライズライフ」

まず、有明アリーナの「パーソナライズライフ」です。

今回、展示されていたものは「パーソナライズドメニュー」や「パーソナライズフレグランス」、「Active Sleep」などです。
「パーソナライズドメニュー」とは、からだや遺伝子、体調をもとにその時点の個人最適な食事メニューを提供するというものです。株式会社タニタ、株式会社KEAN HEALTHが共同開発しています。

このサービスの画期的な点は、その手軽さにあります。食事メニューに至るまでの具体的な手順は4つです。まず、計測器で志望燃焼度をチェックします。計測器の専用容器に息を吹き入れるだけです。次に、モニターに手を合わせると手ひらの皮膚の表面から体組成(筋肉や脂肪、骨、水分など、体を構成する組成分)と遺伝子をスキャンすることができます。そして、身長と体重を設定し、最後にレコメンドされる食事メニューを確認するだけです。

現段階では、手ひらの皮膚の表面から体組成と遺伝子をスキャンする技術は実用化されておらず、まだ研究段階です。しかし、2050年に実用化されていることは想像できます。

株式会社KEAN HEALTHが提供するサービスには、39の遺伝子解析と性格特性アンケートから性格特性Big5を明らかにするものもあります。

以下は、他社のサービスですがパーソナライズされた最適な食事をお届けするフードテックサービスです。

「パーソナライズドフレグランス」は、体温とその時の天気によって個人最適なフレグランスを選択するというものです。今回、ここで使用されるフレグランスはすでに調合されたものでしたが、2050年にはその場で調合する技術も確立しているかもしれません。

「Active Sleep」

「Active Sleep」は、すでに商業化されたパーソナライズドな次世代電動ベッドです。

この商品は、入眠角度を自分好みに設定し、入眠を感知すると自動運転でフラットな姿勢に戻ります。さらに、起床時間になると自動的に角度をつくり覚醒を促します。また、空気で膨らんでおり、6部位に別れているため、6部位のすべてを好みの硬さに設定できます。空気圧で成り立つものですが、必ずしもクッション性を損ねたものではありませんでした。

このような自動機能は、横になるだけでバイタルを測れることが実現しています。胸の下の計測器で、心拍や呼吸、体動を分析し睡眠パフォーマンスを測定することもできます。

詳しくは、公式HPを参照してください。

「空飛ぶタクシー(Air Taxi)」

次に、日本科学未来館の「空飛ぶタクシー」です。

こちらの機体は実寸大のものが展示されており非常にかっこよかったです。なんといっても、あのゆでたまごみたいなつるっとした質感がいいです。

ドローン、空⾶ぶクルマ分野における電波の利⽤と課題|第三回デジタルビジネス拡⼤に向けた電波政策懇談会|ANAホールディングス未来創造室モビリティ事業創造部によると、

このモデル「Joby S-4」は、eVTOL(電動 垂直離着陸機)による、東京圏/⼤阪圏を対象にしたエアタクシーサービスの提供を⽬指すものです。マルチモーダルな移動を実現し、将来的には全国で数百機規模の可能性もあります。また、最大航行距離240キロ超、最高時速約320キロで、パイロット1人を含む5人乗りの仕様となっています。

ドローン、空⾶ぶクルマ分野における電波の利⽤と課題|第三回デジタルビジネス拡⼤に向けた電波政策懇談会|ANAホールディングス未来創造室モビリティ事業創造部

革命的なのは、その圧倒的な静けさであり、離着陸時または飛行時の騒音レベルはヘリコプターの約100分の1程度です。

エアモビリティにおける電波の課題などは以下を参照してください。

ドローン、空⾶ぶクルマ分野における電波の利⽤と課題|第三回デジタルビジネス拡⼤に向けた電波政策懇談会|ANAホールディングス未来創造室モビリティ事業創造部
https://www.soumu.go.jp/main_content/000919451.pdf

また、ANAと野村不動産その他は、2023年10月に、東京都の「東京ベイeSGプロジェクト 令和5年度先行プロジェクト」に、次世代モビリティ(空飛ぶクルマ用浮体式ポート・陸海空のマルチモーダルMaaS)の提案が採択されたと発表しています。多様な次世代モビリティの社会実装を念頭に陸・海・
空でのMaaS実現に向けたシステムの構築や運行実証をするとのことです。

「おばけレストラン」

同場所の「おばけレストラン」では、3Dホログラム(レーザーを使い、特殊なフィルムを通して投影する立体映像技術)のおばけが非常に綺麗に投影され、滑らかな動きをしていました。お皿の上に映された料理がいずれも真上からのものではありましたが、映像や色彩は綺麗でした。

まとめ(今後の展望)

  • パーソナライズされた生活や仕組みを構築する技術の発展

今回、展示されていたものでは「パーソナライズドメニュー」や「パーソナライズフレグランス」、「Active Sleep」などの個人最適をサービスとして提供するビジネスが拡大していくと感じました。

  • 「空飛ぶタクシー」を始めとした、次世代モビリティの発展

ANAの「空飛ぶタクシー」を始め、次世代モビリティを前提としたインフラの再構築や効率的な物流へのソリューションが提供されていくと感じたました。

  • ホログラムのような新たな映像技術の確立

「おばけレストラン」のおばけの3Dホログラムの投影のように、より身近な形で「Web」と「リアル」を融合させたサービスが提供されていくと感じました。

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