日記「今から変われ！！！」

・今日からバイト！
ちょうど1年前の同じ日に入って、4か月前まで働いていたところで働く。
なので緊張はない。
不安があるとすれば、このような日記で何千文字も書くのが億劫に感じてしまわないだろうか、という点だ。
パンダも丸い手を毎日5時間以上人の手の形をとらなければならないとしたら、余暇の時間で人を癒すことなどできまい（は？）。

・最近朝起きた時に喉が痛い
風邪っぽさはない。どうも口で呼吸をしてしまっているらしい。
寝ている時の呼吸の仕方をコントロールすることなどできない。かといってマスクをして寝るということも出来ない。寝が浅くなるからだ。睡眠の質は精神のためになんとしても死守しなければならない。
パンダがその白黒模様を丹念に毎日保っているように（は？）。

・トロピカル～ジュ！プリキュアが面白い。
明るい！面白い！楽しい！爽やか！朝に見るのにちょうど良い！
わたしは長年プリキュアを楽しもうと努力しているが、真の意味で最後まで楽しめたのはこのトロピカル～ジュ！プリキュアだけだ。

敵が爆散するときに虹の洪水が出るのも良い。キャラクターの表情がコロコロ変わるのも良いし、「ギャグシーンですよ～そのように受け取って下さいね～」というギャグではなく、大真面目な展開が面白くなって（しまって）いる。これが好き！
敵もモブも合わせてみんながOPで踊るanimationが面白くないはずがない。
ここにパンダが居合わせればなんと詠むだろうか？

「泡沫の　友情写す　シャボンかな」

あくまでわたしはパンダではないが、代わりに詠ませてもらった。
斯様にこの世界は楽しいコンテンツに溢れており、そこに没入することも悪くないだろう。

・もう2月も終わるということが信じられない。
歳を取ったからだろうか。日常に刺激が無いからだろうか。
つい先程2月初旬で家族写真を撮っていたかと思えば、もう下旬で兄とわたしの誕生日が来ようとしている。
老いたパンダほどストラディバリウスの音色が聞き分けられると言うが、わたしは老いても熟成というものが見られない。
ただ無為に時間を過ごし、周りに負担をかけながら生きて、死にたいと考えたりそれでも生きたいと考えたりする。
いっそどちらかであればこの様に迷惑はかけていないと考えられるのに。

・わたしはいつまで人生の主役じゃないつもりなんだろうか。
わたしはわたしの人生の主人公でいたい。20代も半ばなのに、まだ主人公になれていない気分だ。兄か母の付属品のように思っている。誰かに対してのわたし、という様にしか自分を認識できていない。祖父母に対しての孫、母に対しての子供、兄に対しての引き立てサポート役。

早く主役になりたい。この気持ちを50代まで引き摺っていたら地獄だ。
おじさんがやっているwebラジオで、「この歳になったらもう自分は人生の主役じゃない。子供が主役だ。この主役を降りる感じがまた楽しいんだよね」と話していた。
そういう年齢になってもまだ「自分の人生を早く生きたいんですけど！まだですか！？」なんて気分でいたら、もう。

この間歳が20以上離れたいとこ達が来て、その子達が中心に全てが回る時間を過ごしていたら、このサポート役の感じ自分に合っているという感覚がした。この齢にしてそこに自分の立ち位置を見出しているのってどうなんだ。
そこに立ち位置を見出すことに100で喜びを得ているならいいが、わたしは主役になりたいとも感じているので、もう。

この歳ですら人によっては自分の人生の主役から降り始めている。つまりそれまでにもう主役を張っている感覚を味わっているのだ。その適齢期が終わりかけているか終わってしかるべしなのだ。
パンダはどうだ？パンダの一生は回路のはんだ付けの弟子から始まり、笹を食らい動物園で愛される最盛期を経て、仲間内でTRPGのGMを回し、死期に至る。

わたしはもう年齢的にも動物園で愛される時期が終わりかけているのにも関わらず、まだ意識がはんだ付けの弟子の気分でいる。これは悲惨だ。
これが今のわたしなのだった。いつまでも守られていたがばかりに、傷つき道を拓く用意ができてない状態で、既に傷つき道を拓いていて当然の年齢になっている。
胸騒ぎの腰つきだぜ。